前回47話では、まさかの楓との遭遇に動揺を隠せないみちの様子が描かれた。
華にも見透かされるほど落ち込み、不倫には向いていない性格だと再認識したようである。
幸いにも新名と3人で会うことにはならなかったが、みちの心は罪悪感でいっぱいになっていた。
一方の陽一は思い詰めた様子で帰ってきたみちにやさしく話しかける。
みちは自分のしてしまった不倫への罪は消えないこと、そんな事実を知ればきっと嫌いになられると自己嫌悪に陥るのである。
自分のことが嫌いというみちに対し、
”俺は好きだよ・・・どんなみちでも”
みちへの愛を再確認した陽一のやさしい言葉でみちは救われるのか?
『あなたがしてくれなくても』48話のネタバレありの感想とあらすじをお送りする。
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目次
『あなたがしてくれなくても』48話の感想・あらすじ(ネタバレ)
みちの笑顔の裏側に気づかない陽一
扉ごしに話していたみちと陽一。
陽一が心配するといけないと思ったのか、みちは一旦脱衣所から顔を出す。
ごめんね心配かけて 今日仕事でミスしちゃって…
と仕事のミスで落ち込んでいたと弁明するみちにホッと安心した様子の陽一だった。
一生懸命明るく振る舞ってもどこか悲しい笑顔なのだが、とりあえず落ち込んでいた原因を聞けた陽一は納得してキッチンに戻るのである。
昔と比べるとここまでみちに気を使えるようになった陽一はすごいことだが、本心ではないことに騙されているようではまだまだと思ってしまうのは私だけだろうか…。
いや、だからこそみちの不倫にも気が付かなかったわけだが。
読者的にはみちの不倫は終わり、陽一はみちへの愛を再確認したところなので、そろそろ2人がうまくいってほしいと思ってしまうのである。
陽一がキッチンへ戻ったのを確認したみち。
勢いのまま 言うところだった
と不意にやさしさを見せられて暴露寸前だったのだ。
やはり罪の意識が重いのか、陽一がやさしくすればするほど辛くなるのであろう。
しかし同時に、
バカなこと言わないでよかった
とも思っているので、このまま何も言わずに過ごす選択をしたようである。
読者的にも体の関係がなく、もう終わったことなのだから掘り返してゴタゴタしてほしくない、そう心から願ってしまう。
見せかけの幸せ
お風呂を済ませたみちは陽一の待つリビングへ。
既に陽一はご飯の準備を済ませていた。
何回も言うが今の陽一はみちへの愛でいっぱいなのだ。
そんな陽一が作ったあたたかいご飯を2人で食べる光景は、傍から見れば幸せそのものなのである。
テーブルを囲みながらみちは、
悟られないように 明るくしなきゃ
と他愛のない会話をしながら内心無理に笑っているのだが、そんな様子に陽一は気づいていない。
陽ちゃんに絶対気付かれちゃいけない
そんな使命感をもったみちと、みちへの愛がとまらない陽一は仲良く食事を共にしたのである。
陽一に嫌われたくないみち、みちへの愛を再確認した陽一。
お互いが相手のことを想いあっているので普通に考えたらうまくいきそうな夫婦である。
みちの自己嫌悪はとまらない
そしていよいよ夜の時間。
陽一は先にベッドでゲームをしていたところにみちがやってきた。
寝ようとするみちに、
その服反対じゃね?
ゲームをしながらも服を反対に着ていることに気が付く陽一はさすがである。
本当だ…!
といいながら、どこかに着替えに行こうとするみちを陽一は呼び止める。
なんで?いつも俺の前で着替えてんじゃん
確かに今までなら何も気にせず前で着替えていたかもしれない。
だが、今日会社でいろいろあったみちは堂々と陽一の前で着替えづらいのか。
でもやっぱり向こうで着替えてこようかな…
と言うのである。
忘れようとしているのに、みちは今日、楓と会ってしまったことが脳裏によぎる。
まだまだ自己嫌悪はとまらないのである。
みちは体の関係はないにせよ、不倫した罪悪感に見舞われているが、陽一だって三島と一度関係を持っているのだから…と教えてあげたくなるのは私だけだろうか。
陽一とみち、ついにレス解消か!?
そのとき、みちの洋服にスッと陽一の手が伸びる。
みちは一瞬びっくりするも、
手ぇ挙げて
陽一に言われるがままみちは両手を挙げて脱がしてもらう体勢に。
着替えさせてもらうのか…と思った次の瞬間、陽一はみちにキスをしたのだった。
突然のキスに固まるみち。
陽一はそのまま、みちの服の中に手を滑らせていき…
みちは内心、自分の不倫のことで自己嫌悪になっているときにこんなムードになるなんて…と動揺するも、陽一のキスに少し赤らむのである。
このままレス解消なるか…?
いいムードで陽一の手がみちのショーツの中に伸びたそのとき、
やっ…やめて!!
まさかのみちが拒絶したのである。
つい最近までレス解消のために頑張ってきたみちから拒絶されるなんて思いもしなかったのか驚きを隠せない陽一は、そのままタバコを買いに家を出る。
一緒にいることが気まずいのであろう。
みちは今まで自分が拒まれることに傷ついて悩んできたのに同じことを陽一にしてしまってショックを受けていた。
一方の陽一もまさか拒否されると思っていなかったのか、タバコを買ったコンビニの前で一服しながら考え込んでいた。
目の前を通るカップルを横目に、まさかみちが男のことで悩んでいるのでは…と考え始める陽一。
あ゛あ゛っ!!
とその考えを払うように声をだす。
今まで自分のことしか想っていなかったであろうみちが、他の男のことで悩んでいるなんて陽一は考えたくもないのである。
みちだけは すっと俺と一緒にいてくれたんだから…
という想いがあるからだ。
昔2人が出会ったときの光景を思い出しながらみちだけは絶対にそんなことはない!と思い直す陽一であった。
改めて自分の不倫の罪悪感に悩むみち。
みちは陽一に今までのことを暴露するのか?
陽一が思い起こすみちとの出会いも気になるところである。
では次回49話もお楽しみに!
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