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小説家、結城充考「音楽」を語る【好きなアーティストはミオヤマザキ、FLOWER FLOWER】

小説家、結城充考「音楽」を語る【好きなアーティストはミオヤマザキ、FLOWER FLOWER】

読書好きには音楽の、音楽好きには読書の魅力を伝えるクロスカルチャー・インタビュー企画第8弾。

今回のゲストは、バトルヒロイン警察小説『捜査一課殺人班イルマ』シリーズの著者、結城充考

ご自身の作品紹介、執筆で意識していることなども含め、「好きな音楽」について存分に語ってもらった。

結城充考

結城充考(ゆうき みつたか)
1970年、香川県生まれ。2004年『奇蹟の表現』で第十一回電撃小説大賞銀賞を受賞。08年『プラ・バロック』で第十二回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。

『捜査一課殺人班イルマ』シリーズの第4弾

ーー最新作『捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ』はどのような作品か教えてください。

大型自動二輪車を駆り犯人を追いつめる「狼のような」女刑事、入間祐希(イルマ・ユウキ)が主人公の拙作、『捜査一課殺人班イルマ』シリーズの第4弾です。

今回イルマは宿敵である異形の殺し屋「蜘蛛」により、24時間後に死に至るという毒薬を打ち込まれ、警視庁まで敵に回す孤独な戦いを強いられることになります。

ミオヤマザキの疾走感とFLOWER FLOWERのスケールの大きさが魅力的

ーー普段聴いている音楽、好きなアーティストやジャンルなどを教えてください。

近年のお気に入りは「ミオヤマザキ」「FLOWER FLOWER」などでしょうか。

今は幅広く聴いていますが、20代は「平沢進」だけを聴いていた気がします。

それ以前は小比類巻かほる、Guns&Rosesなどに嵌まっていました。

ジャンル的にはばらばらですが、アップテンポの曲ばかり聴く、という共通点はあります。

その辺りは中学生の頃から変わっていません……

ーーアーティストや曲の好きな所、エピソード等について教えてください。

「ミオヤマザキ」についていえば疾走感と、独特の崖っぷち感が好きです。

他者をディスっていても、結局その刃先は自分自身にも突きつけられる、という真剣味が。

「FLOWER FLOWER」は映画音楽的なスケールの大きさが気に入っています。

出不精なのですが、どうしても「ミオヤマザキ」の生「うっせーなバーカ」(そういう歌詞があるのです)が聴きたくなり、数年前に柏のライブハウスまで足を運んだことがあります。

覆面ミュージシャンなので、まのあたりにするまでどんなルックスなのか分からなかったのですが、実際に見て普通に美人さんなのだな、と感心(?)した覚えがあります。

「小説」は鎮痛剤、「音楽」は興奮剤

ーー音楽によるご執筆への影響やエピソード等について教えてください。

これまで僕の人生の中で「小説」は鎮静剤として、「音楽」は興奮剤として完全に機能してきました。

両者に何度助けられたか分かりません。

個人的には「No Story、No Music、No Life」と言い切っていいと思います。

また、音楽を聴く時は執筆の最中だけ、と決めています。

曲が聴きたければ、嫌でも仕事を始めなければいけませんから。

「説明ではなく描写」を心がけています

ーー普段のご執筆で意識していることを教えてください

たとえば、文章から「水分」を抜くことです。

できる限りシリアスな言葉を選び、少し珍しい組み合わせを考え、「説明ではなく描写」を心がけています。

けっこう徹底的に。

そのためか、「乾いた」あるいは「読み難い」文体とよくいわれます……

キラ・ニューマン『ドラキュラ紀元ー八八八』に合うのは『The Beast』

ーーおすすめの本と音楽の組み合わせを1つ教えてください。

映画のサントラも好きでよく購入するのですが、最近入手した『ボーダーライン(Sicrio)』の「The Beast」という曲は低い旋律が不気味で、サイコサスペンスやホラー小説によく合いそうです。

1冊だけ選ぶとしたら……今なら復刊されたキラ・ニューマンの『ドラキュラ紀元ー八八八』などはいかがでしょう。

ヘルシング教授がドラキュラに破れた世界、という二重のフィクションが格調高く描かれています。

『プラ・バロック』に鳴らす音楽は?

ーーご自身の作品に鳴らすならどの曲かを教えてください。

本と音楽が出会うマッチングサービス「Book Ground Music」さんのサイトにたくさん載せています!

……が、まず1つ選ぶなら、雨音から始まる『I Will Catch U(NOKKO)』を『プラ・バロック』に。

昔から好きな曲です。

小説の方は集団自殺から始まる「悪意」を女性刑事クロハが追う警察小説で、同時にクロハと甥のアイの疑似母子の物語でもあります。

クロハがアイを受け止める(catch)イメージで執筆していたのですが、のちに、おさなごから少し成長したアイがクロハのことを「泣いてるの?あなたは。もしも落ちてくなら I will catch you」と想う場面もあるのかな、と考えるようになりました。

読者のイメージと合っているかどうかは分かりませんが……

(あなたの好きな音楽こそがベストBGMです、と申し添えておきます)

おわりに

ーー今後の活動についての意気込みをお願いします。

現在は新潮社(電子書籍)文芸誌「yom yom」にてSF『アブソルート・コールド』を連載中です。

死者の記憶を探る鑑識課微細走査官の「来未(クルミ)」と高層ビル屋上を住み処にする孤児の「コチ」。

青年と少女の近未来物語……夏ごろに単行本化予定ですので、よろしくお願いいたします!

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