あなたにとって、忘れられない一冊は何ですか?
両親からプレゼントされたあの本、恋人に勧められて読んだあの小説、好きだったあの映画の原作本など…。思い出すだけでわくわくする本との出会いが、誰しもあったはずです。
今回は、読書好きのライターさん10名にアンケートを取り、「人生を変えた一冊」というテーマでまとめてみました。(一部、運営さんにも手伝って頂きました…。)どの本も粒ぞろいの名作ばかりです。
まだ運命的な本との出会いがないという方は必見です。新しい本と出会うチャンスですよ。
目次
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上下巻)』J.K.ローリング
小学4年生になるまで、何度も途中で放り出していたシリーズでした。しかし、海外文学好きな女の子を振り向かせる為に、張り切って上下巻セットを購入。色んな意味でドキドキしながら読みきり、初めて読友ができました。その嬉しさは、今の「読書会魂」に繋がっています。
『県庁おもてなし課』有川浩
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下巻)』村上春樹
『嫌われる勇気』古賀史健・岸見一郎
『デュラララ!!』成田良悟
『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル
中2の一時期、学校に行く意味がわからなくなった私に伯母が文庫で全巻プレゼントしてくれた。
正直、通しで読んだのはそれから数年後だけど、プレゼントされなければ今も読んでなかったかも。
お嬢様で、プライドが高くて、女性としての魅力を最大限賢く利用できるタイプの主人公が、戦火で全てを失った時に、家族や使用人たちを生かすために泥にまみれて立ち上がる姿に、強さとか賢さ、人間として大切なものを教えてもらった。
『夜と霧』フランクル
究極の幸せは夢を持つこと。
大事な人は戦争で奪われることもあるけど、生きている限り夢は持ち続けられる。幸せの軸を、他人ではなく自分に置こうと、どんな環境でも、自分で「選べる」ことはあると、人生観をつくった一冊。
ReaJoyデビューで、自分のことばで本の魅力を発信できると、勝手にふるえてる今日この頃♪
とはいえ、欲張りなので、リア充な文化系女子を目指すけどね!
『夢水清志郎事件ノート』はやみねかおる
私が本を読むきっかけになった本です。作者のはやみねかおるさんは小学校の先生をしていて、子ども達が夢中になれる本を探しているうちに自分で書くようになったそうです。私も小学生の頃に偶然学校の図書室で見つけて、このシリーズを読むうちに他の本も読むようになって、本が好きになりました。
ーなかもと
『夏美のホタル』森沢明夫
人間関係を上手く築けなくて伊豆大島を一人旅したときに携えていた本。眩しい夏が繊細に描かれていて、夏が大好きになった。
海辺の片田舎で生まれ育った僕は、離島の不便さと大自然を、そしてこの小説を、大好きな故郷と重ねる。
自分も人も嫌だったはずなのに、大自然の素晴らしさを味わったら、誰かに伝えたくなった。結局、僕は人が好きなんだ。
“季節ごとに大きくなるように”
帰り道、両親がそんな願いを込めた大季という名前も少しだけ誇らしく思った。
『陽だまりの彼女』越谷オサム
私が読んだ初めてのファンタジー小説で、とても衝撃を受けました。特に、女の子の体調がどんどん悪くなる場面で、普通は病気にかかったのかと疑うけれど、実は病気でなく動物の生まれ変わりだったところです。動物ってすごくずるいオチだと今は思います(笑)でも、なぜかすごく惹きつけられて、これまでの伏線の見事な回収に感動しました。「実は動物の生まれ変わり」というのは空想でしかありませんが、上手くいかないことも想像を膨らませることで良いことと変換できる、そういうメルヘンに物事を考えると楽になれることを知りました。人生を変えた一冊です。
まとめ
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
皆さんの心に響く本はありましたか?
友人同士での集まりや読書会で、お互いに影響を受けた本について話してみたり、本を交換してみるのも面白いかもしれませんね。
ぜひこれを機会に、読みたい本を選ぶきっかけにしてみてください。(私も読んでみたい本が増えました。)
※最後に、アンケートに参加してくださった10名の皆様。お忙しい中答えていただき、本当にありがとうございました。
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