突然ですが、あなたの好きな作家さんは誰ですか?
この世界には本当にたくさんの本があって、ということはそれを書いている作家さんも数多くいるということ。
「お気に入りの作家さんを見つけたい!」「新しい作家さんの小説も読んでみたい!」
そのような方向けに、読書好き27人に聞いた「好きなおすすめの作家さん」と「中でもお気に入り1冊」をまとめてご紹介します。
目次
- 『サブマリン』伊坂幸太郎
- 『砂漠』伊坂幸太郎
- 『ジャイロスコープ』伊坂幸太郎
- 『旅のラゴス』筒井康隆
- 『日本以外全部沈没』筒井康隆
- 『強運の持ち主』瀬尾まいこ
- 『やがて海へと届く』彩瀬まる
- 『バック・ステージ』芦沢央
- 『ソロモンの偽証』宮部みゆき
- 『チョコレートコスモス』恩田陸
- 『ムゲンのi』知念実希人
- 『氷点』三浦綾子
- 『バッテリー』あさのあつこ
- 『桜風堂ものがたり』村山早紀
- 『楽園のカンヴァス』原田マハ
- 『雪沼とその周辺』堀江敏幸
- 『大事なことほど小声でささやく』森沢明夫
- 『よるのばけもの』住野よる
- 『コンビニ人間』村田沙耶香
- 『WILL』本多孝好
- 『しゃばけ』畠中恵
- 『君たちに明日はない』垣根涼介
- 『食堂かたつむり』小川糸
- 『清兵衛と瓢箪/網走まで』志賀直哉
- 『いつか、眠りにつく日』いぬじゅん
- 『know』野崎まど
- 『荒野のおおかみ』ヘルマン・ヘッセ
- 『ディフェンス』ウラジーミル ナボコフ
- おわりに
『サブマリン』伊坂幸太郎
ロナ*THANXジッタ愛だろ愛(ღ˘⌣˘ღ)
担当は武藤だが俺にも関係があるからと付いてくる。
最初は口を閉ざしていますが当時の友達から”漫画家のサイン会”で騒ぎを起こした事を聞いた陣内は。
未来に繋がる結末と陣内が小学生相手に「人の大事な物を蔑ろにするな」は刺さりました。
『砂漠』伊坂幸太郎
ジョゼ★本の虫☆
麻雀にパンクロック、伊坂節が炸裂で最高の爽快感です!
かけがえのない友達と共に過ごした青春を思い出させてくれました。
『ジャイロスコープ』伊坂幸太郎
Miwa
長編でも短編でも散りばめられた伏線がまるっと回収されていく、その気持ちよさがたまりません。
中でも「if」はお気に入り。
短編でさくっと読めて爽快感間違いなしなので、読書初心者にもぜひおすすめしたい1冊です。
『旅のラゴス』筒井康隆
ポッケ
人生の中で出会いや別れは誰でもあると思いますが、心の中でずっと忘れられない人に出会い、また会いたいと思えることは稀かもしれません。
読み終わった後、「生きるとは旅をすることだ!」と思い、色々なことにチャレンジしてみたくなりました。
『日本以外全部沈没』筒井康隆
地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。各国の大物政治家はあの手この手で領土をねだり、邦画出演を狙うハリウッドスターは必死で日本語を学ぶ。生き残りをかけた世界のセレブに媚びを売られ、すっかり舞い上がってしまった日本と日本人だが…。痛烈なアイロニーが我々の国家観を吹き飛ばす笑撃の表題作(登場人物解説付)ほか、新発掘短篇「黄金の家」も収録。(Amazon商品説明より)
ヨシダケイ
本家とは逆で地殻変動により「日本以外」が沈没。
そのため各国の大物が日本に殺到。
彼らはあの手この手で生き延びようと模索する。
一方の日本人は外国人セレブをこき使い我が世の春を謳歌。
そんな中、田所博士なる人物が現れ…
『強運の持ち主』瀬尾まいこ
元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。
(Amazon商品説明より)
あっきー
私の好きな作家の1人瀨尾まいこさん。
瀨尾まいこさんの作品を読み終えると必ず温かい心にしてくれる。
その中でも特におすすめしたい作品が『強運の持ち主』だ。
主人公の占い師ルイーズ吉田のところにやってくるのはちょっと変わった人たち。
占いにやってきた人たちは最後必ず笑顔になって帰っていく。
この本を読んだ私たちも読み終えた後、必ず笑顔になっていること間違いなしの作品です。
『やがて海へと届く』彩瀬まる
一人旅の途中ですみれが消息を絶ったあの震災から三年。今もなお親友の不在を受け入れられない真奈は、すみれのかつての恋人、遠野敦が切り出す「形見分けをしたい」という申し出に反感を覚える。親友を亡き人として扱う彼を許せず、どれだけ時が経っても自分だけは彼女と繋がっていたいと悼み続けるがー。(Amazon商品説明より)
佐藤 桃子
最初のほんの数ページを読んだだけで、未来の自分に語りかけられているような不思議な心地よさを覚えました。
文体や情景描写も瑞々しく、胸がきゅっと締め付けられる理由はきっと考えるものでは無いのかもしれません。
『バック・ステージ』芦沢央
パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。2人は紆余曲折の末、自社がプロモーションする開演直前の舞台に辿り着く。劇場周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーや役者に届いた脅迫状など、4つの事件が起きていた。それぞれ全く無関係のはずなのに、康子たちの行動で少しずつ繋がって…!?バラバラのピースが予測不能のラストに導く、驚嘆の痛快ミステリ。(Amazon商品説明より)
サナ
それぞれの話が全く違う色を出していながら、どこかで繋がっているという構成がとても面白い。
また、作中に登場する「康子さん」のどこか癖のあるキャラクターも見所の1つだと思う。
いろんな世代の人に読んで欲しい1冊。
『ソロモンの偽証』宮部みゆき
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まったー。一つの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、死の真相を求める生徒達を描く、現代ミステリーの最高峰。(Amazon商品説明より)
夢想 愛
そんな彼らが、同級生の突然の死の真相を暴く為、擬似法廷を作り出し、裁判を行うという、とても衝撃的な内容の物語です。 映画化もされて、話題にもなったと思います。
長編ですが、この物語は、大人顔負けの行動力と勇気で、自分たちの道を切り開いた少年少女たちの記録でもあります。
子どもたちの強さを感じられる1冊です。
『チョコレートコスモス』恩田陸
中野谷つばめ
演劇のオーディションをモチーフにして描かれています。
演技している時の究極の心理が、最終オーディションで表現されています。
演劇は、日常の隣にある別世界です。
だから憧れるのです。
『ムゲンのi』知念実希人
若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む―。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。(Amazon商品説明より)
チョレギサラダ
『氷点』三浦綾子
辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけたー。愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー。(Amazon商品説明より)
おとは@読書垢
愛する我が子を殺した犯人の子供を育てる事は出来るのか?
自分の中に流れる罪に気づいてしまった時、人間はどうするか?
キリスト教を背景にしているが、いつの時代も変わらない問題だと感じる。
『バッテリー』あさのあつこ
「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。-関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るがー。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。(Amazon商品説明より)
toridori
自分を信じ、相手を信じることの難しさ。
自分の知らなかった世界や考え方をお互いに知っていくことで、少年だから抱く不安や葛藤が繊細に描かれている。
真っ直ぐに放たれたボールが心に波紋をつくるだろう。
『桜風堂ものがたり』村山早紀
月ヶ瀬 林河→本と人生を歩みたい
月原一整と、1冊の本を巡るものがたり。
ある事件をきっかけに勤めていた書店を去ることになった一整が、売ろうとしていた本が繋ぐ数々の奇跡のものがたり。
続編の『星をつなぐ手 桜風堂ものがたり』も出ていて暖かい世界観になってます。
また、村山先生の他の作品と違い、ファンタジーではないので一味違った先生が見れます。
『楽園のカンヴァス』原田マハ
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとはー。山本周五郎賞受賞作。(Amazon商品説明より)
yurika
また真贋のヒントである2人が読んだ日記には、ルソーやピカソ等の実在の人物や、彼らが住んでいた頃のパリが描かれていますが、まるで私たちの日常生活と変わらない印象を受けました。
現在では芸術家、ましてや名画家と言われる人が、地球上に存在した1人の人間だと思えたのは、『楽園のカンヴァス』が初めてでした。
一見すると、この作品はミステリーのようですが、最後に心暖まる終わりかたをしているのは、原田マハさんらしいなと感じます。
『雪沼とその周辺』堀江敏幸
小さなレコード店や製函工場で、時代の波に取り残されてなお、使い慣れた旧式の道具たちと血を通わすようにして生きる雪沼の人々。廃業の日、無人のボウリング場にひょっこり現れたカップルに、最後のゲームをプレゼントしようと思い立つ店主を描く佳品「スタンス・ドット」をはじめ、山あいの寂びた町の日々の移ろいのなかに、それぞれの人生の甘苦を映しだす川端賞・谷崎賞受賞の傑作連作小説。(Amazon商品説明より)
クマキ ウソツキ/山陰インTHEサン
『雪沼とその周辺』は堀江さんならではの間の抜けた長文、字余りを感じます。
それが妙に心地よく、内容と混じり、時にはコミカル、時にはシリアスな残り香になります。
フラットな文体の途中、不意に出てきて、惑わされ、癖になる。
色んな名曲がある中、一小節だけ、自分にとってかけがえのない曲はありませんか?
そんな作品です。
『大事なことほど小声でささやく』森沢明夫
駅前の寂れた通りの地下にある「スナックひばり」。そのママは身長2メートルを超えるマッチョなオカマ・通称ゴンママ。彼(彼女?)の周りに集まるのは、一癖も二癖もある「変わり者」ばかり。エロジジイ社長、金髪モヒカンの歯科医師、シャイで生意気な男子高生、謎のセクシー美女、うだつの上がらない中年サラリーマン…。いつもは愉快な彼らも、それぞれ人知れず心に傷を抱えていて―。心の垢を洗い流す感涙小説。(Amazon商品説明より)
あゆ
笑いあり涙あり、読み終わるとなんだかすっきりした気持ちになります。
『よるのばけもの』住野よる
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいてー。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の著者が描く、本当の自分をめぐる物語。(Amazon商品説明より)
れいな
ですが、人間の本質について触れている作品だと思います。
何が本当の自分なのか、考えさせられる作品です。
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