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【古典など難しいものも読める人】おすすめビジネス書ベスト8
1位:『道は開ける』デール・カーネギー
悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示して、こころの闇に光を与える不朽の名著。
(Amazon商品説明より)
CEO照沼
カーネギーの本はいくつかおススメがありますが、本書もとてもオススメできるものです。
1つ1つが小さな短編になっており、とても読みやすく、気になるところから読むのがおススメの読み方です。
またこの本をオススメする最大の理由ですが、本書では具体例が「想像の一歩上」をいくからです。
「そんな状況に比べたら自分の状況って大したことないな」と考えられ、前向きに行動できるようになります。
てぃーけ
本書は、悩み解決本の最高傑作です。
誰のどんな悩みでも解決できる、普遍的なテクニックやマインドセットを紹介してます。
著者は『人を動かす』『話し方入門』などのベストセラーでも有名なデール・カーネギー。
ページ数 | 442ページ |
2位:『ビジョナリー・カンパニー』ジム・コリンズ
本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。
(Amazon商品説明より)
Cartus
1995年に書かれたもはや”古典”だが、長く成功した企業に共通するものは今も変わっていない。
変化しないとそもそも成長は起きないが、全てを変化させるのではなく、理念以外を変化させることが大事だという。
また、新しい価値を創造するには既存の問題を乗り越えるジレンマが伴うが、そこでありがちな二者択一ではなく、「両方正解を追い求める姿勢が大事」というのは目を見張らされる考え方だ。
そして、従業員にその理念を徹底させる。
ビジネスを新たに興したい人、ビジネスに従事する人はもちろん、投資を始めたい人も得られるものがあるだろう。
3位:『論語と算盤』渋沢栄一
ビジネスを成功させる秘訣は論語にある。日本実業界の父が語る必読の名著。
(Amazon商品説明より)
Cartus
1916年に書かれた本書で渋沢が明かした経営方針は「道徳と経営は合一すべきである」というシンプルなもの。
「算盤」は文字通り、利益を追求する資本主義経済を示す一方、儒家・孔子の「論語」は利益に偏りすぎない道徳を表す。
その証拠に渋沢は約500の会社の設立に関わるだけでなく、約600もの社会福祉事業にも携わっていた。
哲学者ガブリエルの”倫理資本主義”の思想を100年前に先んじ、実践していたのだ。
利益追求に溺れるあまり、非人道的な差別や不祥事にまみれ、腐敗した日本企業の精神を正すための必読書だ。
4位:『人を動かす』デール・カーネギー
社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著。
(Amazon商品説明より)
省吾
古典から普遍的なコミュニケーションメソッドを学びましょう。
この本に倣い、苦手な上司にあえて「小さな頼みごと」をしました。
知恵を頼ったことで有用感をプレゼントできたようで、「待ってました!」とばかりに話してくれたものです。
私はただ聞いていただけなのに、なぜか「有能なヤツ」だと評価してもらえたオマケつき。
ただしこれを小手先のテクニックとして使っては意味を失います。
我々は人間としての在り方を問われているのです。
ページ数 | 346ページ |
5位:『21世紀の資本』トマ・ピケティ
≪資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す≫
(Amazon商品説明より)
Cartus
それにしても、格差社会はいつ始まったのだろうか?
この本では、フランスの歴史経済学者ピケティが過去に遡って徹底的な資料調査を行い、歴史的事実を鮮やかに導き出している。
その事実とは…「r>g」。このシンプルな不等式が意味するところは、人類は生まれてこの方、所有資産の方が獲得資産よりも”つねに”大きかったということ。
20世紀の世界大戦でその格差は一時的に縮まったものの、21世紀に入って再び差が開いてきたというのが著者の見方である。
民主主義的価値観に反しかねないこの発見はセンセーションを巻き起こした。
6位:『イノベーションのジレンマ』クレイトン・クリステンセン
「偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する」
業界トップ企業が、顧客の意見に耳を傾け、新技術に投資しても、なお技術や市場構造の破壊的変化に直面した際、市場のリーダーシップを失ってしまう現象に対し、初めて明確な解を与えたのが本書である。
(Amazon商品説明より)
Cartus
では、なぜイノベーションはなかなか起きないのだろうか?
そして、イノベーションが起きるにはどのような条件が必要なのだろう?
また、大企業よりベンチャー企業のほうがイノベーションを起こしやすいのはなぜなのだろう?
こうした疑問にシンプルに答え、GAFAの台頭をも予見したのが1997年に刊行されたこの名著。
保守的な大企業にとって、目ぼしいアイディアの種は過小評価されるだけでなく、既存事業の脅威に映ることさえあり、そのジレンマを解決しなければならないと著者は主張する。
あらゆる分野に応用可能であり、日本経済がなぜ停滞したままなのか、理由がよくわかるだろう。
7位:『ホモ・デウス』ユヴァル・ノア・ハラリ
我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。『サピエンス全史』の著者が描く衝撃の未来。(Amazon商品説明より)
ayano
プロに触れる、抽象化の最高峰であるこの本を読んでマクロ的な視点を入手する。
ページ数 | 272ページ |
8位:『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット
本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。(Amazon商品説明より)
Cartus
日本企業の牽制のために和訳が禁止されていたことからうかがえる通り、内容の本質さはほとんど”教科書”であり、あまりに王道でスタンダードな手法が書かれている。
専門用語も飛び出すが、要は効率性を上げるには”ボトルネック(”詰まっている箇所”)の手当てが肝心だという話。
工場以外のビジネス構造でも応用が効く理論で、今となってはもはや足枷になっている部分でもあるが、いずれにしても必読だ。
小説仕立てで、ガチガチのビジネス書が苦手な方にもとっつきやすいのもまた魅力となっている。
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