村田沙耶香 おすすめ小説ランキング【読書好き18人に聞いた!】

【最新】村田沙耶香の新作3作品

『丸の内魔法少女ミラクリーナ』

理不尽な世界で戦うすべての人に贈る!

こんな人におすすめ!

  • 村田沙耶香初心者
  • 実はちょっと妄想癖がある人
  • 「ジェンダー」「セックスレス」「暴力と正義」このキーワードに興味を惹かれる人

36歳OLの茅ヶ崎リナは、職場で襲い掛かってくる様々な困難に対し、魔法のコンパクトで魔法少女ミラクリーナに変身して立ち向かう。

ある日、ひょんなことから親友の彼氏(モラハラ男)と魔法少女ごっこをすることになってしまい、、、

「丸の内魔法少女ミラクリーナ」「秘密の花園」「無償教室」「変容」の4つの魅力的な短編集からなる物語で、4作品とも現実と少しずれた世界との向き合い方を描いています。

狂人的な作風に定評のある村田沙耶香の作品としては非情にマイルドに楽しめる作品です。

その一方で、この物語の世界観は一見ぶっ飛んでいるようで誰しもが心の奥底に潜めている妄想の世界を体現しており、どこかで納得、共感しながら読み進められるのが魅力となっています。

『変半身』

人間って、何?

こんな人におすすめ!

  • 『授乳』『殺人出産』が好きな人
  • ラストで衝撃の大逆転!的なストーリー展開がお好みの人
  • 怖い話を楽しめる人

太平洋に浮かぶ離島・千久世島。この島では4年に一度、「モドリ」と呼ばれる秘祭が行われる。

14歳、初のモドリ参加となる私と親友の少女は、今年のモドリで生贄にされるのが同級生の高城くんだということを知る。

生贄として激しく甚振られ瀕死の高城君を目撃した私は、彼を連れて島の脱出を試みるのだが、、、

冒頭から、おどろおどろしさ、不気味さ、気持ち悪さが満載。

そのままドロドロ進むのかと思いきや、途中で目を疑うような方向へ二転三転する展開にはもはやついて行くのがやっと、といった印象です。

ラストは一般人なら考えることはないであろうトンデモ展開を迎えます。

人間って一体何者なのか、そもそも我々は本当に人間なのか。

原点に立ち返って考えるきっかけになる一冊です。

『生命式』

死をも取り込んで、人は生きる

こんな人におすすめ!

  • 長編小説よりも短編を好む人
  • さらっと気持ちよく読書をするというより、夜更けに異様な世界観にどっぷり浸るような読書をしたい人

夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――

「生命式」とは、葬儀に代わる式典で、亡くなった人の体を親しかった人たちが食べることで弔い、その参列の場で出会った男女が「受精」へと進む、死から生を生み出す儀式だったのである。

人間を食べることは正義か悪か、その判断は一体何によるものなのか。倫理を振りかざすリアルの社会への疑問が全編を通して投げかけられる。

村田沙耶香自身が選んだ、13の短編をまとめた短編集です。

それぞれ「命」「生と死」など、人間の人生を深堀したようなテーマが扱われていて、一編一編が非常に重い作品でした。

特に読み始めから終わりまで驚きの連続なのが、表題にもなっている「生命式」。

死んだ人間を食べることで弔うという新たな葬式を通して、生と死が語られます。

グロテスクとも言えるほど気味の悪い描写が出てくるのは村田沙耶香らしいのですが、今までの人生観、生死観をぶち壊されるような衝撃を与えてくれる味わい深い作品です。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

自分の大好きな1冊、懐かしい1冊、再読してみたくなった1冊、気になってはいたが読めていない1冊などはランクインしていましたか?

この記事が新たな作品との出会いのきっかけになればと願っております。

他にもたくさんの作家さんのまとめ記事があるので、ぜひ覗いてみてください!

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