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『ブランケット・キャッツ』原作小説あらすじと感想【2泊3日の猫レンタルサービス!】

『ブランケット・キャッツ』あらすじと感想【2泊3日の猫レンタルサービス!】

ブランケット・キャット

吾輩は猫である。

名はない。
嘘だ。

正確に言うと名前はいっぱいある。

なぜなら2泊3日、お気に入りの毛布と一緒に他所の家で過ごす。

新しい家に出勤する度に名前が変わる。

それが僕らの仕事だからだ。

延泊や買い取りはされないシステム。

生涯のパートナーとして動物を販売するペットショップとは違うが、ビジネスキャットだ。

様々な事情を抱えたお客様の元で3日間過ごす。

値段は決して安くないが、需要はある。

お客様の利用目的は、猫を飼う前のお試し、おばあちゃんの大切な猫の身代わり・・・と、本当に事情はイロイロである。

本作では、レンタル先での様子が7話綴られている。

エリート

ビジネスキャットなんて言ってしまうと、聞こえは悪いだろう。

覚えておいてほしいのは、「ブランケット・キャット」の称号はどんな猫でももらえるわけではない。

環境がめまぐるしく変わるため、仔猫はそもそもブランケット・キャットにはなれない。

彼らは仔猫の頃から毛布があれば安心できるように躾けられてきた。

英才教育だ。

そして何より、他人の心を察知して行動できる賢い猫でなければならない。

この要素を兼ね備えるのは難しい。

優秀な猫の証こそ「ブランケット・キャット」なのだ。

嫌われ者のブランケット・キャット

印象に残った1話を紹介する。

それが、「嫌われ者のブランケット・キャット」だ。

ペット禁止のアパート住む青年。

ここの大家はとにかく口うるさくて厳しい。

月に1度、決まったブランケット・キャットを連れて、徹底してルール違反者がいないか調べる。

違反者はすぐにバレ、取り付く島もなく追い出されてしまう。

大家の態度もだが、このブランケット・キャットも可愛げがない。実に憎い。

ある日、青年の彼女が捨て猫を拾うが、彼女の家もペット禁止物件だ。

引っ越すお金もないし、猫は飼いたい・・・

2人の出した結論は、青年の家で猫を飼うこと。

月に1度のチェックをどうやり過ごし、猫を飼い続けるのか。

2人の考えた作戦は?

大家とブランケット・キャットの関係とは?

部屋を傷めるし、夜中に鳴けばうるさい。

だから猫は嫌いだ。

と、大家は言うが、それはただの強がりだった。

大家は、孫の飼っている猫が火事から逃げ遅れたことにより、家族を失った。

そして、猫は助かった。

その猫こそが、大家が毎月レンタルするブランケット・キャットだった。

たとえ孫の可愛がっていた猫だったとしても、孫をこの世から奪った猫だ。

その猫と一緒に暮らすのはやはり難しいだろう。

なぜ、こんなにもペット禁止を徹底させるのか。

そこには、同じような経験を二度とすまい。という強い思いがあったのだろう。

青年が猫を内緒で飼っているのを見つけたとき、大家の放った言葉は意外だった。

「出ていけ」

「一人前になって、ちゃんと働いて、金を貯めてから、出ていけ」

ペット禁止物件であることを貫くための厳しい一言でもあったが、大家にも人情があった。

きっとこの青年は、この言葉をしっかり守って立派な大黒柱となったに違いない。

おわりに

2月22日はニャンニャンニャンの日ということで、猫の日とされています。

読書好きな人は猫好きも多く、読書会等でお会いすると、猫好きトークに繋がることもあります。

そんな理由から猫に関する本を紹介してみました。

愛猫だけにとどまらず、猫に関する作品を読んで、猫を愛でる日を過ごしてみてください☆

ReaJoyの中では他にも、猫にまつわる作品として有川浩さんの『旅猫リポート』が取り上げられています。

読むと、より一層猫が愛おしくなる作品です。

特に猫飼いさんは読むの必須!!

是非チェックしてみてください☆

『旅猫リポート』あらすじと感想【一人と一匹が旅をする理由】『旅猫リポート』原作小説あらすじと感想【一人と一匹が旅をする理由】

主題歌:秦基博/ひまわりの約束

秦 基博(はた もとひろ)「ひまわりの約束

本作内の「旅に出たブランケット・キャット」というお話に対する選曲です。

このお話は、ブランケット・キャットのタビー(トラのような縞模様を持つ猫)が出会った兄妹のお話です。

作中で唯一、猫目線で描かれています。

この兄弟、タビーのお客さんではないのですが、”ほっとけない存在”でくっついて行ってしまいます。

タビー目線からの選曲になりますが、兄妹を見守りたい気持ちが表現された曲であり、秦基博さんの声やギターが合う作品だと思いました。


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