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図書館戦争シリーズ『図書館戦争』原作小説あらすじと感想【検閲から守ってくれた憧れの王子様を追いかけて】

図書館戦争シリーズ『図書館戦争』あらすじと感想【検閲から守ってくれた憧れの王子様を追いかけて】

お知らせ
本書は、「有川浩」で出版された作品ですが、2019年からペンネームを「有川ひろ」に変更されています。この記事内では、表記を「有川浩」で統一させていただきます。

有川浩さんの代名詞と言っても過言ではない、超人気シリーズ『図書館戦争』の舞台は2019年(正化31年)と、まさに今年です。

今年は”図書館戦争yearです!

そこで、図書館戦争シリーズについて語っていきます!

図書館戦争シリーズは、全部で6冊あります。

  • 図書館戦争シリーズ①『図書館戦争』
  • 図書館戦争シリーズ②『図書館内乱』
  • 図書館戦争シリーズ③『図書館危機』
  • 図書館戦争シリーズ④『図書館革命』
  • 図書館戦争シリーズ⑤『別冊 図書館戦争I』
  • 図書館戦争シリーズ⑥『別冊 図書館戦争II』

今回は第一弾として、図書館戦争シリーズ①『図書館戦争』についてです。

あらすじ・内容紹介

メディア良化隊に大切な本を押収されそうになり、「万引き」の汚名を着せられてでもその本を守ろうとした郁(当時高校生)を助けてくれたのは、図書隊の王子様でした。

その王子様に憧れた郁は、2019年(正化31年)図書隊に入隊します。

恵まれた体格と運動神経から、女性では初となる図書隊のエリート部隊「図書特殊部隊ライブラリー・タクスフォース)」の堂上班へ配属されることに。

堂上班の仲間たちと本を守る姿、図書隊として成長していく郁の姿がシリーズを通して描かれています。

架空の法律や元号が出てきたりするので、少し混乱してしまいますが、時代背景を把握しながら読み進めると、話が入ってきやすいです。

時代背景

2019年(正化31年)、『メディア良化法』が成立してから30年後の日本が『図書館戦争』の舞台です。

よく出てくる出来事をピックアップしたので、参考にどうぞ。

※これから出てくる事件はネタバレになってしまうので、載せていません。

できごと
1989年
(昭和の最終年度)
『メディア良化法』成立

出版物の検閲が合法となる

1999年
(正化11年)
日野の悪夢
2004年
(正化16年)
図書隊発足
2014年
(正化26年)
王子様との出会い
2019年
(正化31年)
笠原郁、手塚光、柴崎麻子入隊

図書館戦争の舞台はここ!

『メディア良化法』とは(※架空の法律です)

青少年に悪影響を与える有害情報や人権を侵害したり公序良俗を乱す表現を取り締まるための法律。

この法律により、政府(メディア良化委員会)による「検閲」が認められ、や差別用語などの不適切な表現が禁止される。

違反すると著作物は没収され、抵抗する者には暴力と武力の行使も容認される。

図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)

「図書館の自由に関する宣言」を根拠に「表現の自由」を守るため、メディア良化委員会に立ち向かうのが「図書隊」

図書隊のなかでも、戦闘力の優れた防衛員から構成された精鋭部隊(エリート集団)。

警察や自衛隊よりも危険な仕事と言われている。

注意
以下、ネタバレ注意です。

『図書館戦争』の感想(ネタバレ)

憧れの王子様

あたし、高校生のときに会った図書正みたいになりたくここに来たんです。いつか会えたらあなたを追いかけてここに来ましたって言うんです。

郁はとてもピュアな心の持ち主ですよね。

いつ王子様と出会えるのでしょうか。

早く再会して「あなたを追いかけてここまで来ました」と言わせてあげたくなります。

郁の憧れの王子様はとは程遠い堂上教官ですが、集中訓練でさりげなくフォローしてくれたり、郁に文句を言われながらも、采配を調整したり、何かあると頭を軽く叩いてくれる仕草がいいですよね。

両親への秘密

自分の「好きな仕事」を人から「そんな仕事は辞めた方が良い」なんて言われたらみなさんはどう思いますか。

郁は上に3人の兄がいて、兄弟の中では唯一の女の子であり、箱入り娘でした。

未だに両親は図書館員として採用されたと思っている。それでも今どき図書館は危ないのにと渋い反応だった。

自ら志願した仕事とはいえ、図書特殊部隊に配属されたことはもちろん、戦闘職である図書隊に入隊したことさえ両親に伝えていません。

図書隊は戦闘職であり、図書特殊部隊に配属となると、最前線で戦わなければなりません。

当然、両親から反対をされるのが目に見えています。

それでも選んだ「本を検閲から守る」という誇りある仕事、それと同時に両親に本当の仕事を隠している罪悪感と、思うように打ち明けられない心の葛藤を見ていると、少し辛くなります。

優秀な同僚

郁の同期でもあり、図書特殊部隊堂上班の一員でもある手塚光

仕事は早くてミスがない。知識も豊富で射撃が得意。

同期の中でずば抜けて優秀である代わり、彼には「できない人」の気持ちが分からないという欠点があり、郁にも厳しいことを言ってきます。

郁が図書特殊部隊で唯一の同期でもある彼に言われた一言

無能な奴はいっそ喋るな!

確かに郁は、座学ができなすぎるし、配架が覚えらずみんなの足を引っ張ってしまっていましたけど、やる気がないわけではありません。

手塚の憧れでもある堂上教官が郁には甘く、ちょっとした嫉妬もあったのだろうけど、さすがにこの一言は言い過ぎです。

シリーズ最初の方の手塚って、仕事は出来るけどちょっと嫌な奴です。

まとめ

有川さんの作品が好きなのですが、「SF」というものに苦手意識があり、色んな人からおすすめされる一方で、ちょっとだけ避けていた作品でもありました。

読んでみると、そんなのは関係なくて「もっと早く読んでおけばよかった」と後悔するくらいでした。

お仕事小説としても良いですし、「表現の自由」について考えさせられたり、「恋愛」要素も盛り込まれた作品です。

シリーズものに挑戦してみたい方は是非、読んでみてください。

主題歌:amazarashi/リビングデッド

※この曲は、2018年に行われたamazarashiの武道館公演『朗読演奏実験空間 新言語秩序』のプロジェクトによるものです。

言葉を規制する自警団『新言語秩序』によって検閲され、歌詞に規制をかけられてしまいます。

その結果、日本の約20万曲の歌詞を解析してテンプレート化した歌詞にされてしまった曲が「リビングデッド(検閲済み)」です。

この「リビングデッド」という曲ですが、検閲前の本来の歌詞がついたものが別にあります。

「リビングデッド(検閲済み)」では歌詞を、「リビングデッド(検閲解除済み)」はMVに注目していただければと思います。

「検閲」により、「表現の自由」を奪われることの恐ろしさを感じる曲です。

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