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『フォルトゥナの瞳』百田尚樹【人の死ぬ運命が見えたとき、あなたはどうするか?】

 

フォルトゥナの瞳

それは持つものに「死を目前にした人が透けて見える」という能力を与える。

透けた人を助けたい、死ぬ運命から救ってあげたい。

しかし、その思いが自分を苦しめることになるとはまだ知らなった。

あらすじ

主人公の木山慎一郎は、ある日突然目の前の人が透けて見えることに気づく。

初めはさほど気にしていなかったが、透けた人の後をつけていくと、その人が事故で即死

そこで「もしかしたら透けた人は死期が近いのでは?」という疑問を持ったまま試しに病院に行ってみると多くの人が透けて見えた。

そして木山は自分の能力を感じ、体が透けた人を助けたい!と思うようになり、出会った人の運命を変えようとした。

そんな中、携帯ショップの女性店員の指が透けていることに気づき、その人の運命を変えて命を救おうと思い切ってカフェに誘ってみた。

すると女性の指は元通りになり、この出来事がきっかけとなり女性と愛し合う関係になる。

しかし、人の運命を変えようとするとなぜか体が痛む。

木山と同じ能力を持つという男性医師との出会い、元同僚の女性との心の葛藤。

さらに公園に行ったときに幼稚園の児童がみな透明に透けて見える。

恋愛と自分の特殊能力のはざまで葛藤する青年の物語である。

「フォルトゥナ」って何?

フォルトゥナとはローマ神話に伝えられる、運命の女神のことである。

”運命の車輪を司り、人々の運命を決める”という言い伝えが残っている。

この作品では、まさに人の運命が分かってしまうフォルトゥナの瞳を持った主人公がテーマとなっている。

ちなみに英語の「Fortune(運命・幸運)」の語源との説もある。

注意
以下、ネタバレ注意です。

『フォルトゥナの瞳』感想

映画化する話を以前から聞いていて、ずっと気になっていた本であり、先日駅の本屋で山積みにされているのを発見、思わず買ってしまった。

最初はただの純愛物語だと思っていたが、実際は人間の運命というかなり本質的なものがテーマであった。

もし、私がフォルトゥナの瞳を持っていたとしたらどうしただろうか?

自分を犠牲にしてまで死ぬ運命にある人を助けようとするだろうか?

未だに答えが得られないままである。

『フォルトゥナの瞳』映画は神木隆之介×有村架純

この作品は2019年2月15日に映画が公開された。

主人公の木山慎一郎役には俳優の神木隆之介、その木山がのちに携帯ショップで出会う桐生葵役には女優の有村架純が出演する。

他にも志尊淳DAIGO松井愛莉 など豪華俳優陣が勢ぞろいする。

なんと公開初週で興行収入1位を記録したという、まさに今話題の映画である。

春休みにぜひ見にいっておきたい映画の一つである。

また、映画の主題歌はワンオクロックの「In the Stars (feat. Kiiara)」である。

テレビのCMでもよく流れており切ない感じがしつつも運命に立ち向かって行く感じもする曲で、映画にぴったりである。

劇場に行ったら主題歌にも注目してみよう。

まとめ

現実にはフォルトゥナの瞳は存在しないが、何となくこの人この先短いのかな?と思うことはまれにあるかもしれない。

ましてそれが自分の愛する人なら尚更絶望に苛まれることもあるだろう。

そんな時に思うのが「今周りにいる人を愛する」ということではないだろうか?

この小節を読んで、一度自身の人生を振り返ってみるのも良いかもしれない。

主題歌: Pink/Just Give Me A Reason

Pink『Just Give Me A Reason』

米国の有名なシンガーであるPinkの曲である。

女性目線で書かれた淡い恋心が本来のテーマであるが、主人公の青年が恋と自分が持つ特殊能力とのはざまで揺れ動く繊細な心の動きが歌詞にピッタリである。

 

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