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『僕は君を殺せない』長谷川夕【2015年ノベル大賞受賞作!とにかくドキドキハラハラ】

 

ノベル大賞とは

集英社が主催する公募文学賞。小説の書き手を目指す方を募集し、この賞で才能を開花させ、ベストセラー作家の仲間入りを目指ものです。

詳細は公式サイトをご覧ください。

この切なそうな、

何とも言えない不思議な感覚になるタイトルと

素敵な表紙に惹かれて手に取ってみました。

あらすじ

発端はミステリーツアーに“俺”が代理参加したことからはじまる。

何も知らされずどこかの山奥の洋館に連れてこられた参加者たち。そこでは次々と本物の、参加者が殺される猟奇的な殺人事件が起こりはじめ、その後にも、参加者をはじめとした不可解な死が起こり始める。

物語ではもう1人、親族の葬式が多い“僕”も語り部として、交互に1つの結末へと進んでいく….

僕は君を殺せないの感想

とにかくドキドキハラハラしてしまう作品でした。

ホラー要素もあるので、怖いのがダメな方にはお勧めできませんが、

ページをめくる手が止まらないくらい面白かったです。

物語の大体の予想はつきましたが、誠の賢さには圧倒されました。

レイに向ける愛情から男性らしさを感じ、胸が熱くなりました。

短編作品について

表題作が終わったあとには、短編「aさん」「春の遺書」が収録されています。

率直にいうと「aさん」は怖かったです(笑) 最後のおちはゾッとしました(´;ω;`)

「春の遺書」は、怖い要素もありましたが、なんだか切なくなる場面がありました。

それは〝遺体からでできたアルコール、睡眠薬、木の葉、さくら、紙片〟

なんでこのようなものが出できたのか…

切なくなりましたが、花たちがハラハラと散っていく景色が

本人の目に映っていたとしたらいいなって思います。

最後には、さっきまであった怖さが消えた作品でした。

まとめ

3つの作品のそれぞれの物語に引き込まれて面白かったですし、

背景が鮮明に文章化されているので、イメージがしやすく読みやすかったです。

もしこの3つの作品が繋がっていたらそれはそれで面白かったのかもしれないし、何回も読み返すのが面倒だったかもしれない。

そんな私には、丁度いい作品でした。

物語に引き込まれたい!ホラーが好き!そんな方にオススメします☆

主題歌:中島美嘉/雪の華

中島美嘉さんの「雪の華」です!

君を失ったとしたら

星になって君を照らすだろう

この歌詞と誠が重なりました。また、雪の季節が舞台でもあり

短編小説の2作品目に出てくる〝華〟も重なってこの曲にビビっときました。

中島美嘉さんの大人っぽい、切ないような歌声もこの本にぴったりだったのでこの曲を選ばせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(´-`*)

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