【大人も楽しめる児童冒険小説】アレックス・シアラー(金原 瑞人翻訳)『チョコレート・アンダーグラウンド』

あらすじ

みなさんチョコやクッキー、飴にガム、ケーキはお好きでしょうか?(きっと多くの人が好きなはず)

ちょっとした息抜きに一口、クリスマスや誕生日にケーキを食べたりしますよね?

ところがある日、チョコレート禁止法が成立・施行した。

今後、チョコレートは何人にも売買してはならない。
ただし、適正な医師の証明書がある場合はこのかぎりではない。
それ以外の場合、菓子やチョコレートの販売は、これを禁止とする。
違反したものは、5千ポンドの馬鈞または懲役刑に処す。
これは行政命令である。

これは大人たちが何となくしっかりしていそうという理由で投票した「健全健康党」による政策だ。

健全健康党の許可した激マズなお菓子なら食べてもいい。

街中をチョコレート探知車が巡回し、チョコレート警察による取り締まりが行われる。所持しているのが見つかれば捕まり、禁忌教育を受けさせられる。

チョコレートが覚せい剤や大麻と同じようにとなってしまった。

チョコレートを食べないことが本当に体に良いことなのだろうか。

勇敢な少年ハントリーとスマッジャーの2人がこの世の中に立ち向かう。

そこにどんな未来が待っているのだろうか。

感想

個人的には甘党なので、大人になった今でも毎日なにかしらのお菓子を食べています!

もし本当にこのチョコレート禁止法があったら・・・と考えると耐えられません。

確かにお菓子の食べすぎは良くないと思います。でもそれはチョコレートに限らず、どんな食べ物でも同じですよね。

そもそも大人たちが適当に投票しなければ、健全健康党が政権を取らずに済みました。

この政策によって誕生日に美味しいケーキやお菓子を食べてお祝いをすることも出来なくなってしまったのだと思うと、子供たちに合わせる顔がありません。

私たちの日常として取り込まれているチョコレートがとても恋しくなるお話でした。

みなさん是非チョコレートを味わいながら読んでみてください。

この小説に音楽をつけるなら・・・

Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)「BAD

ハントリーとスマッジャーのとった行動は、すごく勇気がいるはずです。

ヒーローの様なものとも言えますが、チョコレート禁止法が施行されている世界では、それが悪行であり、2人は悪人なのです。

この曲は、映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』の中で悪党バルタザール・ブラットが宝石を盗むときに流れる曲です。

この映画を観てから、悪いことをするときはこの曲という刷り込みが出来上がっています。

著者紹介

アレックス・シアラー (イギリス人作家)

1949年生まれ
ピュアな心の持ち主

テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆

他の著作品

『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』
『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』…

翻訳者紹介

金原 瑞人かねはら みずひと

1954年岡山県生まれ

翻訳家、英文学者、法政大学社会学部教授
アレックス・シアラーの『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』も翻訳している。

金原瑞人さんのオフィシャルHPはこちら

最後まで読んでいただき大変嬉しく思います。こちらもよろしくお願いいたします。

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