【こんな法律あり!?天国か地獄になるかは抽選相手次第】垣谷美雨『結婚相手は抽選で』(🎵back number『花束』)

 

突然ですが…「抽選見合い」と聞いて何を思いますか?

片想いの相手、もしくは恋人がいるなら「本当に好きな人と結婚したい!」「抽選で決められた相手と見合い結婚なんてイヤ!」と思う人もいれば、

非リア充であれば「結婚相手を抽選で決めてくれて、その相手と結婚できるならアリ!」「結婚する相手も結婚の目途も立っていないから、結婚するチャンスだ!」と思う人 etc…

と、様々だと思います。

結婚は今後の人生を左右する最大のライフ・イベントですが、結婚相手を抽選で決めるそんな非現実的だけどちょっとリアルな小説をご紹介いたします☺︎

小説との出会い

私が大好きなとある本屋さん(コーチャンフォー)で、メディア化特集として平台に積まれていた本こそがこの小説でした。

目に入った瞬間、タイトルに惹かれて裏表紙のあらすじも読まずに即買い!

最近知り合いが婚約したり、結婚したりとそろそろ結婚を考えなければいけない歳なんだなーと感じていた今日この頃。

タイトルに「結婚」てワードが入っていたからかも知れませんが、これが私とこの小説との出会いです☺︎

あらすじ

少子化対策のため「抽選見合い結婚法」が施行されることになった。

彼女いない歴=年齢の女性にモテたことがないオタク・龍彦自分の恋愛にいちいち口を出してくる母親が面倒になりチャンスとばかりに単身で上京してきた看護師・好美法律が決まるやいなや慌てて恋人に結婚を迫るがプロポーズされるどころか別れを告げられ後がない美女・奈々結婚するのなら抽選見合いで出逢った女性と結婚する方が良いと言う理由で奈々を振った奈々の元恋人・嵐望(らんぼう)

色々な事情を抱えた四人の「抽選見合い法」に翻弄されながらも行うお見合い模様を描いた長編小説です。

『抽選見合い結婚法』とは?

抽選見合い結婚法が、来年四月一日より施行されることが決まった。対象は、二十五歳から三十五歳までの男女で、前科や離婚歴がなく、子供のいない独身者である。

突如政府が決めた「抽選見合い結婚法」。25歳~35歳の前科・離婚歴・子供のいない独身男女全員が対象であるが、逆を言えば、25歳までに結婚していなければ法律によって強制的に抽選見合いの対象となり政府が抽選で決めた相手とお見合いをしなければいけなくなる。

法律なのでもちろん、違反すれば罰が課せられる。

相手が気に入らなければ、二人までは断ることができる。しかし、どうしても気に入らずに三人目も断った場合は、テロ対策活動後方支援隊(通称テロ撲滅隊)に二年間従事しなければならない。

テロ撲滅隊の存在はこの小説では登場人物達を翻弄させる役割を担っているが、その中身は自衛隊並の厳しい訓練を課される罰です。

政府が少子化打開策として「抽選見合い結婚法」を定めたため、「テロ撲滅隊に行きたくなければどんな相手であっても三回の抽選見合いまでに結婚しなければならない。」と言う意図も含まれている。

また、看護師や医師など医療に関わる仕事をしてる人は必ずしもテロ撲滅隊に行く訳ではなく、テロ撲滅隊に行く代わりに離島で医療活動を行う道もある。つまりは島流しと言うことになる。

抽選で選ばれた相手がどうしても嫌でテロ撲滅隊に行く人もいたみたいですが、もし現実世界でこんな法律があったら、私は厳しい訓練に耐えられる自身はないので何が何でも結婚する派だろうなと言う印象を受けました。

良い点悪い点

【Good Point】

  • 恋愛も結婚もしたいけど学校、職場に出会いがない( ;∀;)
  •  そろそろ結婚して子供も欲しいな…でも相手がいない(._.)
  • 今付き合っている恋人はいるが、今の恋人とは結婚は考えられない。他に自分に合った人と結婚したい(。-`ω-)

→相手を選り好みせずに結婚出来るのが抽選見合い結婚の良い所です。上記の項目に一つでも当てはまる人は抽選見合い結婚に向いているでしょう☺︎

 

【Bad Point】

  • 今の恋人と結婚したい!
  • ちゃんと自分が好きになった人と恋愛して結婚したい!
  • どんな人かもわからない、自分の好みではない人とのお見合いなんて嫌だ!

→相手を選べないのが抽選見合い結婚の悪い所。上記の項目に一つでも当てはまる人は今すぐ、もしくは25歳になる前に好きな人と結婚する道を選ぶ方が良いでしょう。

テレビドラマ化

2018年10月6日から毎週土曜日 夜11時40分から東海テレビ・フジテレビ系全国ネットでテレビドラマ化されています。

[出演者]

冬村 奈々・・・高梨 臨

鈴掛 好美・・・佐津川 愛美

宮坂 龍彦・・・野村 周平

銀林 嵐望・・・大谷 亮平 

最近ドラマで良く見かける高梨臨や若手イケメン俳優の野村周平などがこの小説の主要登場人物を演じています。

小説を読んだ私のイメージとしては高梨臨は気高い美女の奈々役は納得のいく配役だと思いました。龍彦役には野村周平が配役されていますが、オタクっぽさのある龍彦野村周平はカッコ良すぎるのではないかなと言う印象です。

銀林嵐望(ぎんばやし らんぼう)役に大谷亮平はイメージに合わないかなと。私の中で嵐望はもっと若いイメージだったので少し残念な気がします。(※私の個人的な感想です。)

もうそろそろ最終回が近いみたいですが、この小説を読んだことがある人はもちろん、まだ読んだことがない人もドラマを見てみたはいかがですか?

ドラマを見終えた後に原作であるこの小説を読んで相違点を探してみるのも楽しいかも知れません☺︎

[公式ホームページはこちらから↓]

Theme Music

♪back number 『花束

どう思う?これから2人でやっていけると思う?

んんどうかなぁでもとりあえずは一緒にいたいと思っているけど

恋愛の始まりはきっと”一緒にいたい”って気持ちから。

それはどんな形の恋愛にも当てはまると思います。

抽選で決められて初めて会った人とでも一緒にいたいって思える人は必ずいるはず!

この小説の登場人物にもそんな人と出会って幸せになって欲しい…!

そんな願いを込めてこの曲を贈ります☺︎

最後に(感想)

大正から昭和にかけて見合い結婚は主流…何なら恋愛結婚の方が珍しかったと言われていて

今では見合い結婚なんてする人がほとんどいないこのご時世では出会い系のアプリで知り合って恋愛、結婚する人も増えてきてるのではないでしょうか?

そんな中出会ったこの小説の核となるのが「抽選見合い結婚」。

普通の見合いでも、SNS恋愛でもなく「抽選見合い結婚」。

正直ものすごく興味を持ちました笑

今年社会人一年目の私としては今の仕事を寿退社で辞めて結婚して専業主婦になりたい!と常々思っているからか、『見合いで、しかも政府が選んだ人と結婚できるなんてめっちゃ良いじゃん!』そんなかるーい気持ちで読み始めました。

読んだ感想としては率直に❝リアルでおもしろい❞でした。

何がリアルって、政府が決めた理不尽な法律に、登場人物たちが翻弄されていく様子がリアルだと感じました。

そして四人それぞれの抽選見合いから一年後の結末もありきたりなハッピーエンドの結末ではなく、想像と違ったもので私としては大満足でした。

非現実的な物語だけれど、どこかリアル感のあるそんな小説読んでみたいなって人は是非読んでみて欲しい、そんな一冊です!

著者はどんな人?

垣谷 美雨(かきや みう)

兵庫県出身の小説家。

2005年「竜巻ガール」第27回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。

もしもの世界をリアルに表現する「if小説」と言われる作品が多く、著書に『あなたの人生、片付けます』(2013年10月 双葉社)やドラマ化もされた『夫の彼女』(2011年4月 双葉社)→改題 『夫のカノジョ』(2013年10月 双葉文庫)があります。

気になった人は他の作品も読んでみてください☺︎

こちらもよろしくお願いいたします。

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◯本の主題歌を決める読書会「BGMeeting」

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