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『この街でわたしたちは』あらすじと感想【恋愛で悩むあなたの背中を押す1冊】

『この街でわたしたちは』加藤千恵【恋愛で悩むあなたの背中を押す1冊】

たくさんの人が行き交う街、東京。

すれ違う一人ひとりに大切な人がいて、それぞれの特別なストーリーがあります。

美味しい料理とともに、この1冊を堪能してみてはいかがでしょうか。

こんな人におすすめ!

  • 友達以上恋人未満の友人がいる
  • あれ…何だかお腹空いてきたな?
  • わたし、本当に愛されてる?
  • 泣きながらご飯を食べたことがある

あらすじ・内容紹介

バツイチの彼と付き合っている麻理恵は、彼に聞きたいことをうまく聞けずに曖昧な距離感をいつも保っていた。

友達はどんどん前に進んでいくのに自分はずっと同じ場所にいる。

日々募っていく不安に拍車をかけるような出来事が起こってしまう…。

 

舞美の彼はいつも雰囲気の良い素敵なお店に連れて行ってくれる。

優しくて素敵な人だけれど、彼女は自分に自信がないせいで「彼には他にも付き合っている女性がいるのではないだろうか…」とつい心配してしまう。

いつもリードしてくれるけれど遠い存在に感じる彼にもっと近付きたい。

彼のことをもっと理解したい。

彼女が一歩踏み出した結果とは…?

強くなったり弱くなったりする気持ちの中で、どうやって自分の幸せの形を決めていくのか、4組の男女が紡いでいくそれぞれのストーリー。

注意
以下、ネタバレ注意です。

『この街でわたしたちは』の感想・特徴(ネタバレなし)

見ていることしか出来ないもどかしさ

割ることもできないでただ見つめている 徐々にしぼんでしまう風船

徐々にしぼんでしまう風船、この表現にわたしは自分を重ねてしまいました。

これって恋愛だけではなく、何にでも当てはまりますね。

どうしようもなく、ただ見つめていることしか出来ない状態で、本当は「この状況を変えたい」と思っているのに、右にも左にも前にも後ろにもいけず行き詰まっている。

心から「この場所から踏み出したい」と願っているのに、勢いが足りず立ち止まっている自分にさよならしたいですよね。

そう考えると、勢いって割と重要なのかもしれないです

後悔してしまう前にその手を掴んでしまいましょう。

好きになればなるほど完璧を求めがちになってしまう

おそらく何度会ったって、どれだけ言葉を交わしたって、わたしたちはお互いを完全に知ることなんてできない。

一緒にいるとその人の1番の理解者になりたくて、相手の隅から隅まで知りたいのが本当の気持ちですが、どれだけ近くにいっても見えない部分ってあるのです。

完全に分かり合うことが出来なくても、ただ寄り添っていたいものです。

好きなんですもの、相手のことが

切ないけれどこれが現実なのだろうなと思いました。そしてそれと同時に少し安心もしました。全部分かってあげるのが自分の役目だと重荷になっていたのも事実なので、肩の荷がおりました。

お互いを完全に知ることができないわたしたちだからこそ、忘れられない恋をするのかもしれませんね。

決断することによって一歩前に進める

目の前の必要なものを選び取る これから先のことは知らない

自分に大丈夫と言い聞かせることってありますよね。

そういう時はマイナス思考になっていることが多いけれど、前に進む絶好のチャンスでもあります。

自分が選んだ道、その先に何が待ち受けているのかは誰にも分かりません。

だからこそ不安になる…。

でも選んだ先には必ず新しい自分が待っています

どちらに転ぼうと、自分が決めたこと。

少し前を歩いている自分に期待、です。

まとめ

本作を読んで、わたし自身とても前向きになれました。

きっと自分自身が選択を迫られていて、そして悩んでいたからだと思います。

自分の価値に気付けなかったり、自信をなくしたりする日もあって当たり前です。

だけどやっぱり次の日には笑って前を向いていたいですよね。

ひとりひとりにストーリーがあって、どこかで悩んだり泣いたりしているって気付いただけで1人じゃないって思えたのです。

今すれ違ったあの人にもちゃんとストーリーがあります。

そして改めて恋愛って難しいなと実感しました。

他人同士が惹かれ合って、恋に落ちて、付き合うに至るって当たり前じゃないです。

今一緒にいる人を大切にしなければと決意しました。

恋愛って「恋」と「愛」って書くじゃないですか?

恋と愛の違いって何なのだろうかとずっと悩んで考えてきましたが、きっと両方とも相手の幸せを願うことだと思いました。

この本はきっとあなたの背中を押してくれる1冊になります。

そして寄り添ってくれるはずです。

寝る前にひとつの話ごとに読み進めるのがおすすめです

でもきっと読み始めるとページをめくる手が止まらなくなることでしょう。

そう断言できるほど、わたしのお気に入りの1冊となりました。

この春、新しい出会いに期待する人に、決断する人に届きますように。

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