敏腕プロデューサーの「脳内ノート」から学ぶ“面白いアイデア”を出す秘訣

『たくらむ技術』書影画像

クリエイティブな仕事には、面白いアイデアが必要不可欠。

でもそのアイデアを出すのが何よりも難しい!

いったい世のアイデアマンたちは、どのように面白い企画を生み出しているのでしょうか。

そこで今回私が注目したのは、人気バラエティ番組のプロデューサーによる書籍『たくらむ技術』(新潮社)。

「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系/以下同)や「アメトーーク!」などを手掛ける加地倫三の脳内ノートから、アイデア出しのコツを探ってみました。

トレンドには背を向けろ?

さて早速ですが、みなさんは面白いアイデアを出すためにはどんな努力が必要だと思いますか?

私はクリエイターたるもの、世の中のトレンドには常にアンテナを張るべきだと思っていました。

…そう、今の今までは。

アイデアを出すうえで、加地が唱えたのは

トレンドに背を向ける

という全く真逆の発想。

なぜならその情報なり企画なりに、自分の感情や実感が伴っていなければ意味がないから。

つまり本気で面白いと思えていないものは面白い企画になりようがないわけです。

確かに新しい情報を知った時の感情といえば、「へぇ~」「そうなんだぁ」くらいの気持ち。

どこか他人事で、そこには全く“面白い”という感情が発生していません。

どれだけトレンドを仕入れようと、できるのは身の丈に合っていない企画だけ。

それよりも雑談の中で盛り上がったテーマを深堀りしていく方が、「生きた企画」に繋がっていくと彼はいいます。

面白いアイデアを生み出す「逆に」の重要性

“雑談の中で盛り上がったテーマの方が生きた企画に繋がる”と先述した通り、アイデアの原石とは意外と身近に転がっているもの。

しかしその原石を「ない」と捉えるか、「面白いかもしれない」と捉えるかでまた話が変わってきます。

加地の場合、普通に「ないな~」という話でも「逆にどうなんだろう」と考えるようにしているとのこと。

たとえば「アメトーーク!」の企画として、とある芸人から“あぶら揚げ芸人をやりたい”という話が舞い込んできたそうです。

あぶら揚げとは、お稲荷さんなどで使うあの“あぶら揚げ”。

あぶら揚げに対する愛を芸人たちが語り尽くすだけの1時間…。誰もがしょうもない企画だと思うでしょう。

しかし加地は違います。

うどん、おでん…… 色々なところであぶら揚げが使われている。関東と関西では呼び名も違うぞ。あれ、味噌汁の具で人気投票したらあぶら揚げは何位なんだろう? ……あれ? 「逆に」面白いじゃないか。

「ないな」と切り捨ることは簡単ですが、同時にアイデアも一緒に消えてしまいます。

それではいつになっても発想が広がっていきません。

だからこそ発想の工夫をする必要があり、そうしなければ

同じような思考の選択肢ばかりを揃えてしまう

ことになり得るのです。

なかなかアイデアが浮かばないという人は、せっかくのアイデアをあっさり切り捨てていませんか?

そんな人こそ彼の“発想の工夫”を参考にしてみるといいかもしれませんね。

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