前回291話では、荼毘こと轟燈矢の死の秘密や過去が描かれ、それに対してのエンデヴァーの反応や心の描写が描かれた。
燈矢は国民へ向けてヒーローの存在意義について疑問を提言し、彼らの信頼失墜を試みる。
そして、エンデヴァーを殺すため、父親の技でもある赫灼熱拳を繰り出そうとしたところに、ベストジーニストが現れ、それを阻止するというところで終話となった。
燈矢を止めることはできるのか?
ベストジーニストは戦えるのか?
292話のタイトルは「一縷の希望たち」…「たち」という描写に注目して欲しい!
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』292話のネタバレありの感想とあらすじをお送りする。
彼の名は、No.3ヒーローベストジーニスト
国民のヒーローへ対する信頼が揺らぎ始め、そこに付け入ろうとしていた燈矢だったが、そのタイミングを狙っていた燈矢の思惑は、ベストジーニストの手によって阻まれる。
思い通りには絶対にさせん!!
そんなヒーローとしての誇りと強い正義感、そして責任感を身に纏い、ベストジーニスト参戦!
ここで少しだけ、ベストジーニストについて振り返っておこう。
現No.3ヒーロー、ベストジーニスト。
神野の一件で、オール・フォー・ワンから致命傷を負わされ戦線離脱を余儀なくされた彼だが、依然支持率2位を獲得しNo.3の座をキープした。
231話で、ホークスが彼の家を訪れた際に、そろそろ復帰しようと思っているとホークスに伝え、その後ホークスの手によって殺害されたと思われていた。
(ホークスは、解放戦線への忠誠心を示すためにヒーロー側の人間を殺す必要があった。)
しかし、ベストジーニストはこうして生きており、戦っている。
240話で見せられた彼の死体はフェイクであり、敵である解放戦線はもちろん、読者までもが欺かれていたのだ。
強すぎる…ベストジーニスト無双状態!
ベストジーニストが、ワイヤーを駆使して無双状態になる。
私たちは紡ぐ!!一縷の希望を!!
ベストジーニストの生存と登場には、爆豪も驚きを隠せていない。
そのままワイヤーによる捕縛攻撃で、燈矢だけでなく、ギガントマキアや敵の幹部たちまでも一網打尽にした。
まさか、このまま決着か!?と思ったが、燈矢はワイヤーを燃焼の個性で焼きながら轟に呼びかける。
てめえが生きてたとして…轟家(うち)の過去(事実)が消えるわけじゃねえだろ なァ!?焦凍!!
ベストジーニストの能力は自身にも強い負荷がかかるようで鼻血を出している。
ギガントマキアもかなり消耗しており、指示が無ければ本来のパフォーマンスを発揮できないことを察したスピナーは死柄木を起こそうとする。
死柄木!!!起きろ!!つーか生きてるよな!?命令が必要だ!!死柄木!!まだ何も壊せちゃいねえだろ
その時、それに気がついた波動が阻止しようとスピナーに迫るが、燈矢の炎が波動を襲い、焼かれてしまう。
ははは!大変だエンデヴァー!!まただ!また焼けちまった!未来ある若者が!!おまえの炎で
これには轟も泣き叫び、これ以上被害を増やさないように呼びかける。
やめろォ!!
デクはそんな轟の姿を見て、立ち上がらなければならないと身を奮い立たせる。
動け…!!立て出久!!痛いだけだろ!!一番辛い轟くんが戦ってるんだぞ
ギガントマキア本領発揮、超パワー炸裂!
スピナーの声で意識がはっきりとし始めた死柄木は、徐々に「痒さ」を感じ始める。
−−−−−痒い 壊さなくちゃ…痒いの
過去のしがらみや、自身のトラウマ、それらの縛りから解放されたはずの死柄木だったが、ヒーローたちとの戦いでまた今までとは違う「痒さ」を感じるようになっているのか…?
そして、死柄木はギガントマキアに呼びかける。
…壊…せ ……マキア……
その声を聞き、主のため力を発揮し唸り声をあげるギガントマキア。
とてつもない力の放出に、ベストジーニストのワイヤーが少しずつ引きちぎられていく。
一方その頃、市街地では、別のヒーローらがハイエンド脳無複数体と戦闘中。
その中の4匹が、一斉にその場から死柄木のいる方向へ移動を開始する…!
イカれた兄へ憤る弟、焦凍VS燈矢!
場面は再び燈矢VS焦凍へ。
敵をけしかけたって言ってたよな…!?夏兄も死ぬとこだった!!泣いて縋ってたんだろ!!!夏兄に!!!
そう叫ぶ弟に向けて、燈矢は答える。
それならそれでエンデヴァーが苦しむ
その返答を聞いてイカれてんのかてめェ!!!とブチ切れる焦凍。
そうだよ焦凍 兄ちゃん何も感じなくなっちまったぁ
どうやら燈矢は、何も感じなくなってしまったようで、エンデヴァーさえ苦しめることができるなら他のものはどうなっても良いと思っているようだ。
雄英高校トップヒーロー、通形ミリオ参戦!
そして、先ほど市街地からこの場所へ向かっていた4体の脳無がベストジーニストへ迫ってくる!
その状況を見て、デクは思いを巡らせる。
動け−−−−−−−!!!パワーが拮抗してる今ジーニストの集中が削がれたら巨人が暴れ出す!誰も救えてない!!!一人も救えず木偶の坊になるな出久!!!動け!!「浮遊」と「黒鞭」を使えばぐちゃぐちゃの手足も関係ない ジーニストを援護しろ!!!
デクがそう考え、動こうと死に物狂いになっていた、まさにその時。
あの男が現れる。
岩から、にゅっと顔を出し、攻撃時の決まりゼリフと共に……。
POWER(パワアア)
再び透過の個性をその身に宿し、頼れる先輩、通形ミリオ見参!
オーバーホールとの対決で、個性を抹消されていたミリオが、個性を取り戻して加勢に来てくれた!
これほど心強い味方はそう居ないだろう!
ということはつまり、エリちゃんは自分の個性をコントロールできたということなのだろうか?
疑問は残るものの、とにかく、カッコよすぎるルミリオン!この逆境を覆してくれ!
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