前回302話では、轟家の過去全てがついに明かされた。
荼毘となってしまった燈矢にいったい何があったのか。
なぜ轟家は崩壊してしまったのか。
エンデヴァーだけでなく家族全員が後悔の念を抱いており、今回の事件に責任を感じていることも発覚した。
そしてエンデヴァーと共に、これから改めて燈矢と向き合う決意を固めた。
燈矢の罪は消えるものではないけれど、その業を背負うのは彼一人ではなく家族全員。
そんな強い覚悟を感じさせられた話だった。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』303話のネタバレありの感想とあらすじをお送りする。
目次
病室へ入ったホークスとベストジーニストに土下座する冷!
すみませーん 話立ち聞きしちゃいました その家族旅行僕らもご一緒してよろしいですかね?
そう言ってエンデヴァーの病室へ入ってくるホークスとベストジーニスト。
そんな二人に、すぐさま謝罪(まさかの土下座)をする冷。
轟家の息子が…申し訳ありませんでした
しかしホークスとベストジーニストにはそんなつもりは一切なかったようで、焦りながらそういうつもりではありません!と弁解する。
荼毘について伺いたかっただけです…!盗み聞きは違法デニムでしたが…
…いやいや、違法デニムってなんだよw
二人の目的は荼毘がなぜ怨恨を抱えるようになったのかを知ること、それが捜査の手がかりになると考えてのことだったようだ。
そのまま、なぜか家族の問題に切り込むホークス。
焦凍君の火傷 これもエンデヴァーさん?
その質問には母である冷が「私です」と答える。
その答えに、自らの父親と母親の姿を思い出し、「俺はあの人たちに向き合えなかった」と考える。
焦凍君 君はかっこいいな
そう伝えた。
ホークスから見た轟焦凍は過去の自分と重なって見えているのかもしれない。
外は「地獄」…現況を変えるためトップ3ヒーローが立ち上がる!
改めてホークスは「外」の現状をエンデヴァーに伝える。
- 死柄木、荼毘をはじめとする解放戦線の構成員132名が行方不明
- 7匹の脳無ニア・ハイエンドも同じく行方不明
- 1万以上の受刑者が野に放たれた
- 公安委員会の中枢が打撃を受けヒーローをまとめる機能が失われた
- 風向きの悪さを察したヒーローが続々と離職中
- 政府は各国からヒーローの要請をしているが手続きは難航
これらがわずか2日間で起きており、まさに状況は地獄であると伝えた。
(個人的には海外からのヒーローとか新キャラ登場の予感でワクワクするけど…)
そしてホークスはエンデヴァーに此度の責任はNo.1だけのモノでは無いと伝え、協力させてほしいと名乗り出る。
てなワケでこっからはトップ3のチームアップです!
デクはワン・フォー・オール継承者とどんな言葉を交わすのか?
そして迅速にことを進めるべく、段取りをエンデヴァーへ話すホークスだったが、不明瞭な要素が一つだけあると。
ワン・フォー・オールって何なんですかね?
この言葉を、確かにエンデヴァーは戦闘時に話していた。
それが一般人の耳にも入ってしまったのだ…。
病院の外では「ワン・フォー・オールとは何かご存知でしょうか?」と声を張り上げる記者の姿も。
これはマズイ…マズすぎる。
ただでさえワン・フォー・オールは秘密にしておかなければならない個性。
明るみに出てしまっては力の奪い合いが起き、デクが危ない。
そして、エンデヴァーも当時のことを思い出し、デクが鍵を握っていることに思い至る。
その同時刻、病室の外から聞こえてくる爆豪の叫び声。
デクてめゴラアアアアア!!!!!!何で俺が起きててめーが寝とんだあ!!
どうやら爆豪はデクが目を覚まさないことを心配すると同時に、早く起きてこいと彼なりの激励をしているようだ(めちゃくちゃ迷惑だけど…)
デクの病室の前には、飯田や麗日らA組の生徒達の姿も見える。
そこへ現れるホークスとベストジーニスト。
緑谷出久くんと話したいんだけど
しかし、飯田が今はオールマイトが二人きりにしてくれと言っていたことを伝える。
病室の中では、デクの手の上に自分の手を置き考えるオールマイトの姿が。
感じる…少年の中の…ワン・フォー・オールの中の私を………君は今先代たちと話しているんだね
身体は大丈夫なはずだが、まだ目を覚まさないデク。
彼は深い眠りの中で、何を思い、そして先代たちとどんな言葉を交わしているのだろうか。
今週のヒロアカネタバレ記事はここまで!
【考察】デクの個性「ワン・フォー・オール」について
未だ謎多き個性、ワン・フォー・オール。
過去から継承者が受け継いできたエネルギーの塊を身体に宿しており、超パワーを発揮すればできることは多いが、出久はまだ能力の半分ほどしかポテンシャルを発揮できていない(100%を使うと自分自身が傷ついてしまうため)
またデクに関して言えば「ワン・フォー・オール継承者達」の個性が使用可能で、「黒鞭」「浮遊」「危機感知」がすでに発現済み。
過去の継承者の中で作中に登場しているのは「初代」「5代目」「7代目」「8代目」の4名(後の継承者はシルエットくらい)
そのうち、個性が発現しているのは4代目(氏名不明)の「危機感知」と5代目万縄大悟郎の「黒鞭」と7代目志村菜奈の「浮遊」である。
ちなみに初代はワン・フォー・オールのオリジン(個性を与える個性)、8代目はオールマイトだが無個性。
なぜデクにのみ、過去の継承者の個性が使用できるのかは不明だが、このまま行けばデクには最低でも6つの個性が宿ることになるだろう(無個性の継承者がいなければだが)
また、この個性の謎はもう一つある。
それは作中に描かれた過去継承者の姿だ。
前述した何名かの個性継承者は明確に描かれているのだが、なぜか2名のみ黒塗りのシルエットになっている。
これにはどんな意味が含まれているのか?
またそのうちの一人がどこからどう見ても「爆豪」にしか見えないのだが…。
謎が謎を呼ぶ個性「ワン・フォー・オール」その真相はいかに!?
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