前回126話では、虎杖の回想シーンから始まった。
それは在りし日の高専メンバー3人での何気ない日常だった。
しかし、もう今ではそのありふれた日常も元には戻らない。
釘崎が真人から致命傷を食らい、もはや助からないとされる状態。
その光景を見て、虎杖は完全に心が折れてしまった…….
仲間を守るために呪いを祓う呪術師と、本能のままに人を殺す自分達に本質的な差など存在しないと詰め寄る真人!
連撃を食らい、もはやこれまで……、と思ったその瞬間!
ブラザーの言葉と共に現れたのは、1級術師・東堂とその後輩・新田。
絶望の展開に差した一筋の光!
釘崎はこのまま死んでしまうのか?
そしてブラザーの力を借りて虎杖は再び戦えるのか?
『呪術廻戦』127話のネタバレありの感想とあらすじをお送りする。
目次
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見どころは次の3つです!
- 溢れだす釘崎の過去の記憶。親友との約束は果たせるのか?
- 追い詰められた虎杖。駆け付けたのは心強いブラザー!
- 虎杖の決断!ついに真人を追い詰める!
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『呪術廻戦』127話の感想・あらすじ(ネタバレ)
絶望に打ちひしがれる虎杖…!そこに迫る真人の凶刃…!
本話は、絶望に打ちひしがれる虎杖の悲痛な叫びから始まる。
再び立てと叱咤する東堂に対し虎杖は、
俺は…もう 戦えない…!!
釘崎だけじゃない…ナナミンも死んだ
大切な人を立て続けに失った虎杖。
また、虎杖はもう1人の自分である宿儺が犯した罪についても深く悔やんでいた。
俺はただの人殺しだ!!
俺が信念だと思っていたものは 俺のための言い訳だったんだよ!!
虎杖は真人とは正反対の、「自分が救える人は出来る限り救う」という信念を持っていた。
虎杖はその信念に従うことで、呪術師という難しい立場にありながら、自我を保っていた部分もあったのだろう。
しかし、もう1人の自分である宿儺が大量に人を殺したことで、虎杖はその信念すら見失ってしまったのだ。
俺はもう 俺を許せない
悲痛な叫びが虎杖の心が完全に折れてしまったことを如実に表している。
人は信念さえ折れなければ戦えるというが、それが折れたときには斯くももろい存在なのだ。
そんな虎杖に追い打ちをかけようとするのは真人。
声が小さくて聞こえねぇよ!!
と虎杖の悲痛な叫びを一笑に付し、とどめを刺そうと迫る。
が、攻撃が当たろうとしたまさにその瞬間、東堂の「不義遊戯」が発動!
新田と真人の位置を入れ替え、静かな怒りに満ちた強烈なカウンター攻撃を食らわせる。
すべての呪術師、そして師匠ナナミンから託された物とは?
強烈なカウンターを真人に食らわせた東堂は、そのまま失意の虎杖に語り掛ける。
虎杖(ブラザー)…オマエ程の漢が小さくまとまるなよ
虎杖は、東堂が認めた唯一無二といってもいいほどの超親友。
東堂にとって、今の虎杖の状態は決して見過ごせるものではなかった。
その後も数ページを使って東堂は虎杖に静かに、しかし熱く語りかける。
死んでいったナナミンや危機に瀕する釘崎、そして虎杖や東堂という人間、それらの仲間全員で呪術師なのだと…!
生き残った自分たちがいる限り、呪術師が、そして死んでいった仲間たちが真に敗北することはないということを…!
呪術師という特異な道を選んだ時点で普通の人生を歩むことはできない。
仲間の死も日常茶飯事で、それに意味を見出すことは時に死者への冒涜ともなりうる。
しかし、東堂はこう続ける。
オマエは何を託された?
今すぐ答えを出す必要はない だが…答えが出るまで決して足を止めるな
虎杖には師匠から託された何かがあっただろうと、そう問いかけるのだ。
死者から託されたものを背負うことは重く険しい道のりだ。
しかしそれこそが、呪術師として生きる者たちのせめてもの罰であり、そこから逃げるわけにはいかないのだ。
釘崎が助かる可能性!そして再起する虎杖!
虎杖への静かな激励を終えた東堂は、真人との戦闘へ向かう。
そして、満身創痍の虎杖には新田が術式を施す。
今まで君が受けた傷はこれ以上悪化しません
でも 今ある傷だけです
新田の術式は、対象者が現在受けている傷やダメージを和らげる効果があるようだ。
しかし、追加で受けるダメージは対象外と話すあたり、繰り返しは使えない代物なのかもしれない。
そして、釘崎についても同じ処置を施した新田はこうも続ける。
助かる可能性は0じゃない
なんと、釘崎はまだ助かる可能性があったのだ!
これを聞いた虎杖はハッと目覚めたような表情になる。
その目にはいつもの力強さが戻ってきていた!
苦しみを背負う覚悟を決めた虎杖、決死の一撃!
虎杖と新田が話す横では、東堂が真人との戦闘を繰り広げていた。
高い戦闘能力に加え、「不義遊戯」による位置入れ替えを活かして戦う東堂。
これにはさすがの真人も、
やり手だな…
くたばり損ないの虎杖と距離を取りながら俺をいなしている…
となかなか攻めあぐねている様子。
しかし、真人の本領は自分の魂の形を自由に変えることができることにある。
切り離した自分の身体の形態を変化させ、死角からの攻撃でかく乱する。
その真人が目指すのは、先ほど決めた一撃「黒閃」の再現。
選ばれしものにしか出せない「黒閃」、それをもう一度決めることで真人自身の魂の本質に近づけると確信していたのだ。
来いよ!!位置替え!!
対応してみせる!!必ず当てる!!
東堂の位置替えにも徐々に慣れ、次の位置替えに合わせ確実に「黒閃」を狙う。
そして、遂に東堂が手を合わせ位置替え…!
しかし、目の前にいたのは東堂ではなく…虎杖だった!
ごめんナナミン 楽になろうとした
罪すらも逃げる言い訳にした
「後は頼みます」という、残された言葉の重みを噛みしめ、しかしそれを背負うと覚悟を決めた虎杖。
復帰を果たした虎杖が真人にぶつけるのは他でもない、「黒閃」。
覚悟を決めた虎杖の一撃は真人にクリーンヒット!
そして、東堂はその姿を見てブラザーの帰還を確信する。
完全復帰を果たした虎杖が東堂と並んで真人に向かうシーンで、今回は閉幕。
絶望に打ちひしがれる虎杖から始まった『呪術廻戦』127話。
それを静かに叱咤激励する東堂の姿はまさにブラザー。
師匠ナナミンの死を、苦しみを、託されたものを背負うと覚悟を決めた虎杖は今後どんな活躍を見せてくれるのか?
そして黄金コンビともいえる虎杖と東堂はどのように真人に反撃していくのか?
アニメも絶賛放送中の『呪術廻戦』。
次回128話からも目が離せない!
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