前回132話では、「遍殺即霊体」を発動した真人が勝ちを確信した場面ではじまった。
一度は絶対的勝利と思われた真人であったが、虎杖の成長、そして東堂のアシストによって敗北者となり果ててしまう。
一方の虎杖は真人との戦いの最中に気持ちの変化が。
「ただ真人を殺す」という強い信念に基づいて、圧倒的な強者となり真人を追い詰めていく。
もう一撃で倒せる…
そんなときに現れたのは、不吉な笑みを浮かべる夏油だった。
ここからさらに夏油との戦いに発展するのか…?
『呪術廻戦』最新話133話のネタバレありの感想とあらすじをお送りする。
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目次
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- 七海と真人、3度目の邂逅
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『呪術廻戦』最新話133話の感想・あらすじ(ネタバレ)
真人戦の少し前、五条の行方は…
真人戦より少し時は遡る。
23:09、東京メトロ渋谷駅B5F。
副都心線ホームには東堂と新田が立ち尽くしていた。
なぜなら2人の周りには、大勢の一般人が上を向いた状態で動かなくなっているからである。
……この人らは生きていますよね?
あまりの不気味な光景に、新田は東堂に話しかける。
不安感の隠せない新田とは違い、冷静に状況を判断する東堂。
どうやら夏油は既に獄門彊を持ち去ったようだな
床にできた穴からそう判断したのだ。
新田「そんな…!」
東堂「パチンッ」
動揺する新田に東堂は指を鳴らす。
切り替えろ 五条悟を取り戻す戦いから味方を救い できる限り敵戦力を削ぐ戦いへと今!目的が変わったんだ
急ごうブラザー(虎杖)なら近くに来ているはずだ
その言葉に新田は、
兄弟おったんや絶対一人っ子やと思ってたわ
と心の中で勘違いしているのである。
戦況は刻々と変化している。
その変化に的確に対応できるかが問われる場面、東堂はなんとも頼もしい存在である。
後の真人戦で片腕を失うが、この頼れる兄貴的存在がこのまま戦えない状態でいるはずがないと信じたい。
今後もしかしたら真依の無から物体を構築する「構築術式」で、東堂の片腕が蘇る…なんてこともあるかもしれない。
読者としては期待したい展開である。
「虎杖死刑に賛成」日下部の気持ち
23:28渋谷ストリーム前。
ここでは宿儺が暴れてビルが崩れ落ちめちゃくちゃな状態になっていた。
そんな中、パンダはゴリラモードで日下部を探して瓦礫をかき分け走る。
おっ見ーっけ
瓦礫を動かすとようやく日下部を発見したのだ。
大小様々な瓦礫に挟まれて動けないのか、日下部は刀を抱いてじっとしていたのである。
無事なようだが、その顔は安堵よりも不満そうな表情である。
日下部「パンダよ 随分と話が違ぇじゃねぇかよ」
パンダ「?」
何のことかわからないといった態度のパンダにこう続ける。
虎杖だよ
そう、虎杖についた宿儺によって死にかけたことを言いたいようである。
すかさずパンダが、
いやアレは宿儺…
と言うも、
五条が消えて今後虎杖にどんな処分下ろうと俺が虎杖側につくことはない
俺は虎杖悠仁の死刑に賛成だ
きっぱりと宣言したのである。
肉体の主導権は虎杖にあると聞いていたのに容易く宿儺に乗っ取られ、自分を含む多くの人間を殺そうとした事実を見た以上そう思うのは自然なことであろう。
今までは五条あっての虎杖だったが、五条が封印された今、生きることさえも困難になってしまったのである。
虎杖は今後敵だけでなく味方側からも狙われることになるのだろうか…。
すでに半分以上指を取り込んでいる虎杖は最後まで取り込むことができるのか、五条が封印された今その目的さえも不可能に近い
無事だった冥冥
22:36(現地時間)マレーシア クアラルンプール。
すまなかったね 疲れただろう憂憂
ローブがはだけた格好で、ベッドに横たわりながら冥冥は言った。
今日はこのまま一緒のベッドで寝ようか
添い寝していた憂憂は、そう言われると満更でもなさげな表情である。
2人がじゃれあいながら他愛のないやり取りをしていると、冥冥の携帯が鳴る。
すまない折り返しが入った
すぐにベッドから起き上がり電話にでる冥冥。
夜分にすまないね、ああそっちは朝か
どうやら日本からの電話のようである。
私?KL そう憂憂の術式だ。殺されそうになったんでね
夏油との戦いで絶体絶命の窮地から脱出したのである。
目の下にはそのときにできたと思われる傷にテープを貼っている。
あの戦いでむしろそれだけで済んだのがすごいのだが、淡々とした口調で話続ける。
日本の株と東京の不動産は全て売り払った方がいいよ。私はもう円も替えた
そう今すぐにだ
この度の戦いの影響で日本の経済が崩壊するとふんでいるようだ。
主要先進国への負の連鎖も免れないだろう 腐っても日本は世界第3位の経済大国だからね
自分の生死のことよりも、お金の話がメインなのはさすがといえよう。
まぁ塩梅は任せるさ、いいよお礼なんていつも通りインサイドでいてくれたら
フフ…今後ともよろしく
電話の相手は誰なのか…
五条奪還は不可能だと判断し、いち早く資産の守りに入るあたりさすが金の亡者といえよう。
腸相の幻想なのか!?
23:28渋谷駅B3F田園都市線ホーム。
ここではありもしない記憶を見て涙を流す脹相が小さく座り込んでいるのだった。
虎杖はすでに宿儺に身体を乗っ取られその場にはいない。
行かなければ 虎杖悠仁、おまえは何者だ
そんな虎杖のことが気になってたまらないようである。
知らなければ 俺は何だ?
なぜ虎杖と戦うと「ないはず」の記憶が思い出されるのかは謎だが、東堂のときと同じく腸相もまた記憶の中では虎杖と兄弟だった設定になっている。
これは虎杖の術なのか…?
まだ不明であるがとても気になる現象である。
腸相は虎杖との戦いでかなり深手を負っているはずだが、今後またどこかで横やりをいれてくるのだろうか…。
まさか記憶の通り兄弟だと勘違いして助けてくれる…なんてことはないとは思うが、次の出現ポイントが気になるところである。
夏油の目的とは!?
23:36渋谷警察署宇田川交番跡。
助けてあげようか真人
再び場面は真人戦。
虎杖に追い詰められた真人に夏油が言った。
虎杖は真人を追いながらも「袈裟に額の傷」という特徴から目の前にいるのが夏油だと理解した。
…返せ 五条先生を返せ!!
そのままの勢いで夏油に向かう虎杖。
ここに夏油がいるということは、すでに五条が封印された獄門彊は回収された後だと悟ったのである。
熱くなる虎杖とは対照的に、
鯰が地震と結びつけられ怪異として語られたのは江戸中期、地中の「大鯰」が動くとこで地震が起こると信じられていたんだ
そういいながら呪霊を出す夏油。
次の瞬間、平坦だった虎杖の足元が大きな穴に変わる。
一瞬の出来事に頭が追い付かず、走っていたはずだったが後ろに転がる虎杖。
落ちたと思っただろう 端から見れば君が勝手に引っくり返っただけなんだがね
状況に頭が追い付かない虎杖に夏油は続ける。
呪霊操術の強みは手数の多さだ。準1級以上の呪霊を複数使役し術式を解明・攻略されようと、また新しい呪霊を放てばいい
確かに夏油の言っていることは間違っていないのだが、準1級以上の呪霊を数多く使える呪術師はそう多くはないだろう。
勿論その間を与えずに畳みかけるのもいいだろう
そう言うと間髪入れずに次の攻撃が虎杖を襲う。
パキパキパキ
謎の巨大な手のような呪霊に鷲掴みされた虎杖は、拘束されたまま再びあの大きな穴の上にいるのである。
先ほどの鯰の呪霊との連携攻撃。
んなもん!!
力ずくで抵抗するもむなしく、
ドギュ
何ともいえない音を立てて血まみれでボロボロの状態で夏目の前に跪く。
圧倒的な強さに五条がいない今、絶望さえも感じるが、虎杖の目は死んでいないのである。
去年の百鬼夜行 新宿と京都に戦力を分散させなければ勝っていたのは乙骨ではなく彼だっただろう
夏目は余裕の表情で話し続ける。
夏油「君には関係のない話だったかな」
虎杖「…返せ!!」
そんな夏油をよそにボロボロでも諦めていない虎杖は鋭い視線で睨みつける。
我ながら流石と言うべきか 宿儺の器タフだね
そう夏油が言った瞬間、不意をついて真人が夏油に飛び掛かる。
知ってたさ だって俺はオマエら(人間)から生まれたんだから
真人はその言葉を最期に、夏油によって黒い球体に変えられてしまうのだった。
球体になった真人を持って不吉に笑う夏油。
続けようか これからの世界の話を
やはり夏油と真人は五条封印のために手を組んでいただけだったようである。
最終的には真人を吸収してさらに強くなってしまうのか…?
とにかく夏油は最初から真人を助けるつもりはなかったようだが。
夏油と真人がもはや仲間ですらなくなったとわかったところで今回は終了。
生死不明だった他のメンバーの状態がわかりホッとした半面、五条がどこにいるかわからないという危機に陥ってしまっている。
とりあえず黒い球体になった真人をどうするのか、それが気になるところではある。
もはや最強ともいえる夏油に敵う秘策は宿儺なのか…?
そして夏油の言う世界の話とは…?
アニメも絶賛放映中の『呪術廻戦』。
次回134話からも目が離せない!
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