前回647話では、舜水樹が「李牧に新しい王朝を作ってもらう」という革新的な提案をするが、李牧にはその気はなく、結局逃走するという道を選んだ。
ただ、この逃走というのは何の考えもなく逃げるということではなく、趙王があと数年もしたら李牧に軍総司令になってくれ、と頼みに来るだろうと見越しての逃走である。
また李牧達はその間、三大天候補である司馬尚のところに行き、戦力の拡大を狙うのであった。
そして秦の内部にも動きがあり、あの呂不韋が怪しい動きをしているとの情報が政の耳に入る。
大事になることを避けたい政はなんと呂不韋との直接対談を望んだ・・・
李牧と司馬尚の関係とは?
そして政と呂不韋の会談の行方は?
『キングダム』648話のネタバレありの感想をお送りする。
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『キングダム』648話の感想・あらすじ(ネタバレ)
政、敵陣に1人で突っ込む?
呂不韋が裏で怪しい行動をしていると知った政は、呂不韋と直接会談することを望んでいるが、敵陣に自国の王を行かせるなど家臣としては当然それを認めることはできない。
昌文君と肆氏はなんとか大王を説得しなければならない。
肆氏「大王を河南に行かせるのは危険すぎる 呂不韋が本当にことを起こそうとしているなら敵地に飛び込むようなものだぞ」
昌文君「分かっておる とにかくこの朝廷会議の後にご説得せねば」
2人は急いで朝廷会議に向かう。
だが扉を開けた先には誰もおらず、どうやら朝廷会議が行われていない様子。
昌文君「なっ何だこれはなぜ会議の準備をしておらぬ!?他の者達はどうした」
どうやら政が昨夜朝廷会議を延長すると伝達していた模様。
ただ昌文君と肆氏には伝えられていなかった。
昌文君と肆氏に朝廷会議の後に説得されるだろうと悟った政による策力だろう。
この2人を見ていて家臣という役職は大変だな、とつくづく思う。
王の行動に振り回され、どんなことにも敏感になって行動しなければならない。
特に昌文君はいつも顔に汗を垂らして大変そうである。
政と呂不韋の対談
無事、河南に到着することができた政。
もちろん強者の部下を連れてきてはいるものの危険であることに変わりない。
呂不韋「少しお顔が疲れておられますか大王様」
政「お前は変わってないな呂不韋 変わってない目をしている あの時と同じ 蘄年宮で俺に負けを認めたままの目をしている」
おいおいおい。
敵かもしれない相手の前でそんなことよく言えるな。
政のその度胸には毎回感心する。
ちなみに「蘄年宮で俺に負けを認めた」という言葉の意味だが、知らない人のために説明すると、政と呂不韋は王座をめぐって、かつて軍を用いた争いをしている。
信の活躍もあり、なんとか政が勝つことができたが、今王座に座っているのが呂不韋でもおかしくはないほどぎりぎりの戦いであった。
さて話は戻るが、政はいきなり呂不韋に今回の騒動のことについて単刀直入に聞いていく。
なぜこのような行動を起こしているのか。
今すぐ呂不韋の命を断てとの声も上がっているほどだぞ、と事の重大さとその理由について厳しく問く政。
だが呂不韋には焦る様子は一切なく、いつものようにあのゆったりとした感じで答える。
呂不韋「性懲りもなく反乱の徒が沸いて集まる原因は私にではなく・・・あなたに問題があるのです大王
はっきり言って肆氏の方が正しい 私に会おうと誘い出して刺客を送ればよかったのです もっというならば嫪毒反乱の時 どうせ反乱の徒の”依り代“となるであろう私のことを死刑にするべきだった。
あなたは優しすぎるのです 大王」
正直、同じ意見だ。
政のこの優しさが王らしくなく、いいところではあるが流石に甘すぎる。
嫪毒反乱の時、結局嫪毒の息子を殺さないなど、政の甘さが出た場面が何回もある。
その息子が大きくなって政に復讐するなどもこの時代ではありえない話ではない。
今回の騒動だって呂不韋を死刑にしていれば起きなかったはずだ。
中華統一という誰も成し遂げたことのないほどの大業を成し遂げるためには、この甘さを全部とは言わないが多少捨てなくてはならないのではないか。
呂不韋もその甘さについて言及している。
呂不韋「しかし本当に覚えておいて下され その優しさは大王様の武器でもあるが先々唯一の弱点と成り得ますぞ」
そして呂不韋はこの進言を意味深な言い方でこう述べる。
呂不韋「夢々お忘れにならぬように これが呂不韋の最初で最後の進言です」
この言い方だとあたかも呂不韋が今後政と話す機会がないと遠まわしに言っているようなものである。
そして呂不韋はあの蘄年宮で政が語った夢が今も揺らいでないかを確認した後、まるで父が子に対してするようにはハグをして後を去り、会談は無事終了した。
前から思っていたことだが、呂不韋と政は親子なのではないか。
反乱をおこしていた時も呂不韋が大王に対して「本当に大きくなられましたな」などのことを口にしていて、ただの王とその家臣という関係ではないなと感じていた。
読者のみんなも心のどこかで思っていただろう。
呂不韋の死!?
しかし政が咸陽に戻り、ひと月が経っても呂不韋は行動をせず、河南の不穏な勢力は拡大していった。
さすがに見過ごせなくなった政たちは呂不韋に対し全財産を取り上げるという命を送り、拒否した場合は軍を動かす流れとなる。
しかし河南から来た伝令の話した内容は意外なものであった。
「始皇12年呂不韋が死にひそかに葬られた。」 「史記本記」より
呂不韋のあの意味深な言葉からもなにか嫌な予感はしていたがまさか自殺とは…
馬車の中での会話が描かれる。
?「外に出るのに大変大がかりなことをされましたねエ」
?「ただの外出ではない そなたらとの放浪の旅だ あのくらいせねば何かとめんどうであろう」
?「でも死体が別人とすぐわかるのでは?」
?「ばれるくらいでよい 大王は分かってくださる」
なんとも意味深な終わり方をした『キングダム』648話。
最後の「?」が誰であるのかは想像にお任せするが大体の予想はつくだろう。
呂不韋は史記で死ぬとされているが、まさかここで史記の内容と変えてくるとは思わなかった。
史記の内容と変わったことで、ますます今後の予想が難しくなった『キングダム』。
漫画ではより緊迫感が味わえるので、もし買っていなければ今週のヤングジャンプを買って読もう!
では次回649話の感想記事もお楽しみに!
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