前回653話では、援軍到着により大幅に戦力が増強された後、配置換えを行った秦・楚両軍。
程なく軍師たちの合図によって、戦闘が再開される。
各軍新たなマッチアップの中、秦将・録嗚未と什虎の将・千斗雲の一騎打ちに割って入った魏の狂戦士・乱美迫。
そこは秦・楚・魏の3軍が入り乱れる戦場となる。
同盟を組んだとはいえ、秦と魏は憎き仇敵同士。
最前線の兵たちは頭で分かっていても、素直に受け入れられないのは当たり前だろう。
両軍の兵がにらみ合う中、将軍・録嗚未の檄が響きわたる!
録嗚未「力を合わせて楚兵を討て!!」
はたして秦と魏は最後まで協力して、楚軍を打ち負かすことができるのだろうか?
一方、楚にとっても什虎は絶対に奪われてはいけない、最重要拠点である。
負けられない各陣営の思惑が交差する中、戦いは熱を増していく!
『キングダム』654話のネタバレありの感想をお送りする。
目次
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- 昌平君の新たな策、秦魏同盟とは?
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『キングダム』654話の感想・あらすじ(ネタバレ)
満羽の眼前に広がる無数の骸
什虎の城主・満羽は眼の前に広がった無数の骸を、ただ呆然と見ている。
漂ってくる死臭の中で、満羽は眼を見開き、何を思っているのだろうか?
この意味ありげなシーンは、いったい何なのだろうか?
今話からいよいよ什虎4将の正体が描かれだすのだろうか。
押し込む魏軍、冴えわたる呉鳳明の戦術
戦場左翼では魏軍vs玄右・白麗軍の戦いが始まっていた。
魏将・龍范の軍が突撃を繰り返す中、迎え撃つ玄右軍は第1陣が破られ劣勢を強いられている。
白麗「玄右軍の援護だ。左方前面に矢の幕を張れ」
後方から弓隊の白麗が援護するも、今度は隣の荀詠軍が動く。
荀詠「龍范軍が矢の盾になっている内に滑り込むぞ」
その様子を見た呉鳳明がすかさず合図を出し、さらに馬介も突撃を開始した。
いきなり3軍の猛攻を受け苦戦する玄右軍だったが、戦況を見ていた軍師・寿胡王は楽しんでいる様子だ。
寿胡王「嫌な手を使うな、呉鳳明とやら」
彼の言う「嫌な手」とは、
- 馬介・龍范・荀詠の3軍のどれが主攻なのか?
- 3軍とも主攻なのか?
- 最右翼に位置し、千斗雲と戦っている乱美迫が主攻なのか?
ギリギリまで悟らせない策であることを意味している。
しかし、彼の指示は、
寿胡王「よい、玄右に任せよ」
なんと!放置である。
それほどまでに玄右は強いのか。
一方、玄右は早くも第1陣を下げ、第2陣の線まで後退しはじめる。
この様子を見ていた秦軍本陣の蒙毅は、自らの采配との差に焦りはじめている。
というのも、秦軍はまだ眼前の第1陣を抜けずに膠着状態となっているからだ。
この戦いの基本戦略は、魏と秦で楚軍を挟撃するといういたってシンプルなもので、両軍が同時に侵攻していかないと成立しないのである。
呉鳳明の指示の下、後退した玄右軍をさらに馬介・荀詠軍が押し込んでいく。
しかし秦軍が、まだ敵の第1陣でもたついているとの報告が魏本陣にも入った。
魏兵A「チッ、自分たちから友軍を頼んでおいて遅れをとるとは」
やはりここにきて、軍を指揮する者の差がはっきりと現れだしている。
魏兵B「魏・秦軍の進撃はさらに差が出てくるぞ」
魏兵C「チッ、本当の挟撃にならぬぞ」
兵たちが秦軍への不満を口にしだした、その時、呉鳳明がこう言い放つ。
呉鳳明「いや、そうとは限らぬ。彼らには戦術の遅れを十分に取り戻すだけの『個』の力がある!」
絶対的な個の力、蒙武と騰が動き出す!
蒙武・騰「行くぞ」
満を持して、蒙武と騰の両将軍がそれぞれ軍の先頭に立ち突撃を開始!
蒙武軍兵「うオオオ、蒙武様に続けェ!」
騰軍兵「オオ騰様の背を追えェ!」
両軍が加速し、一気に戦況が変わり始めた。
この様子を見ていた呉鳳明は、冷静に分析をしていた。
軍師級の頭脳を持ちながら、先頭に立つことで軍を強化できるほどの武を合わせ持つ騰。
「武」一辺倒ながら戦局を丸ごと変えてしまうほど、危険な力を持つ蒙武。
呉鳳明「あの二人は3年後には真っ先に殺さねばならぬ相手だ」
彼はこの戦いのずっと先まで見据えており、本当の敵はむしろ秦国だと悟っているのだ。
勢いを増した秦軍を見た呉鳳明はこう一言。
呉鳳明「このままではまともに挟撃を食らうぞ。どうする、什虎城の賢者・寿胡王とやら」
動かない寿胡王、什虎軍の正体とはいったい?
劣勢の報が続々と入る中、寿胡王は指示を出す。
寿胡王「玄右の真後ろに1千送ってやれ。騰には項翼を当ててやれ。」
側近兵「満羽様はどうされますか?」
寿胡王「満羽に指示は必要ない」
そもそもこの戦局ではまだ特別な指示など必要ない、と余裕の寿胡王に対し、ほぼ無策でこの挟撃を防げるはずがない、と注視する呉鳳明。
その頃後退しつつある満羽・玄右両軍では、第2陣である精鋭部隊・「迅樹」と「黄鋒」が現れ、ついに真の力を見せ始めた!
項翼「何だ、あの連中の強さ」
味方である項翼までもが驚いている。
その戦況を呉鳳明はじっと凝視し、蒙毅はすでにうろたえ始めている。
とてつもなく強いだけでなく、第2陣全てが精鋭部隊というから数もすごいことになっている。
什虎の4将、それはかつて楚国に吸収されたが、戦で負けたわけではない。
寿胡王「我らは楚軍にあって、楚軍にあらず」
小国ゆえに国は脆く消失したが、今ここにいる什虎軍とは、あの大将軍・汗明をも返り討ちにしてきた『怪物達』というのだ!
ということは、今話の冒頭で描かれていた無数の骸は、満羽軍が葬った楚軍ということになる。
牙をむく玄右、魏将・馬介を一刀両断
ここで戦局が動く。
魏将・馬介の本陣に疾風のごとく、玄右が突進する!
次の瞬間、馬介の頭部は胴体と随分離れたところに飛んでいった!
こうして魏軍は序盤で早くも、将軍を1人失った。
劣勢と思われた戦況の中、什虎カルテットが底知れぬ力を見せ始めた『キングダム』654話。
想定していたよりはるかに強敵だった什虎の4将。
次回以降恐らく、
- 蒙武軍vs満羽軍精鋭部隊「迅樹」
- 騰軍vs項翼軍
- 呉鳳明・龍范・荀詠vs玄右軍精鋭部隊「黄鋒」
- 録嗚未・乱美迫軍vs千斗雲軍
と4つの戦場に分かれて描かれることになるだろう。
各戦場、大将同士の一騎打ちも見物だが、前話で乱美迫に襲われていた録嗚未は大丈夫なのか?
もう味方同士で戦っている場合ではないぞ!
*なお次号ヤングジャンプの『キングダム』は休載で、655話は10月1日号での掲載となる。
漫画ではより緊迫感が味わえるので、もし買っていなければ今週のヤングジャンプを買って読もう!
では次回655話もお楽しみに!
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