前回658話では、蒙武との死闘の中、かつての記憶が脳裏をよぎり、何かを蒙武に伝えようとしだす満羽。
満羽は、「背負っているモノが生きている者の何かだとしたら、裏切られる覚悟をしておけ」と蒙武へ伝えた。
一体この言葉の真意とは?
なぜ蒙武にこんなことを伝えるのか?
馬上から叩き落された満羽であったが、まだ決着はついていない。
いよいよ2人の戦いも大詰めだ。
一方、騰の急接近を許した楚軍本陣の寿胡王であったが、戦いはそっちのけで満羽の異変にのみ興味を示している。
魏軍・呉鳳明の策によって、すでに什虎城は陥落寸前にまで追い込まれていることも知らずに・・・
そこへ白麗・項翼の追撃を振り切り、一気に寿胡王の眼前にまで迫った騰。
寿胡王はもはや万事休すなのだろうか?
そして本陣と城を落とされたときの、楚軍と什虎カルテットの運命は?
『キングダム』659話のネタバレありの感想をお送りする。
目次
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- 呂不韋の最期!
- 昌平君の新たな策、秦魏同盟とは?
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『キングダム』659話の感想・あらすじ(ネタバレ)
楚軍本陣陥落!秦魏同盟軍の勝利確定!
寿胡王の目の前に現れた騰。
視線を交わし、互いの存在を確認する2人。
敵軍師・寿胡王だと認識した騰は、剣を持つ手に力が入る。
しかしどういう訳か寿胡王の表情には、一切焦りの色は伺えない。
じっと騰の眼を見据え、まるで彼を待っていたかのようでさえある。
あっけなく楚軍本陣は壊滅し、騰軍の兵たちは楚軍の旗を降ろし、秦軍の旗を掲げはじめた。
その頃、魏・秦両軍の本陣には騰軍の急襲によって、楚軍本陣が陥落したという一報が入っていた。
色めき立つ両軍本陣。
蒙毅「かっ勝どきを全戦場にっ」
呉鳳明「勝どきだ」
各戦場の将たちが勝どきを上げはじめ、最前線で戦っている末端の兵たちも、勝敗がついたことに気付きはじめた。
特に楚軍の兵にとっては自軍本陣陥落の一報と、本陣の旗が敵軍の旗に変わっている光景は、敗北を認めざるを得ないものとなった。
秦魏同盟軍の勝利!
それは秦軍の攻撃力を認め“主攻”とし、魏軍をその“助攻”にして、楚軍本陣への急襲を成功させる。
この筋書きを企て実行させた、呉鳳明の力量によるところが大きかったといえるだろう。
残された3将、それぞれの反応
ただし、その呉鳳明と騰の2人は、一切警戒を解いていなかった。
なぜなら、寿胡王という司令塔を失っても、強力な武である3将が残っているからだ。
その3人の将にも敗戦の報が届き、それぞれが動き出す。
まず玄右。
一報を聞いた玄右の側近たちは、寿胡王の弔い合戦を玄右に進言していた。
玄右「寿胡王・・・」
戦闘続行を急かす部下たちに、玄右は指示を出す。
玄右「バカを言え。ここまでだ、全軍撤退。城へ戻るぞ。項翼・白麗にも伝令を送れ!」
部下たち「ハハッ」
全軍撤退の命を受けた項翼と白麗は、まだ戦力もあり戦える状況の中での撤退に「早すぎる」と感じていた。
しかし元々什虎軍の援軍として参戦したことから、玄右の指示に従い撤退しはじめる。
次に千斗雲。
玄右軍が退却を始めたことが千斗雲に伝えられる。
千斗雲「あーあ、つまんねー、つまんねー」
失望にうなだれながら、蚊の鳴くような声でつぶやいている。
千斗雲「あーあ、また生き残っちまったよ」
まるで自らの死に場所を探しているかのような、刹那的な言葉だ。
そう言うと、撤退を阻止しにきた精鋭部隊・光華狼の兵たちを、なぎ倒しながら進みはじめた。
蒙武によって馬から叩き落とされた満羽も、敗戦の報を聞いた後、再び馬上へと戻る。
満羽「蒙武・・・、お前にはまだ、話すことがある。故に、次に会う時まで、そのままでいろ」
そう言うと、蒙武に背を向けた。
満羽「行くぞ!」
戦場を去ろうとする満羽に、蒙武が突進する!
蒙武「貴様に次はないわ!」
振り返る満羽。
そして蒙武の大錘を、満羽の大矛が弾き返す!
あまりの衝撃に蒙武は再び馬上から叩き落されそうになるも、真後ろにいた部下にぶつかることでなんとか落馬だけは免れた。
満羽「次に会う日まで『背負っているものを失くしていないこと』を願うぞ、蒙武」
その言葉に血が噴出すほど歯を食いしばるも、反撃できない蒙武。
この時点での満羽の武力は、本当に蒙武を上回っているかもしれない。
龐煖を敗った信なら勝てるだろうか?
意味深な言葉を残し、満羽は取り巻く秦軍の兵たちを切り捨てながら去っていった。
蒙毅驚愕!什虎城陥落の報
什虎の3将が退却していく様子を見ていた、蒙毅と秦軍本陣の兵たち。
決定的となった勝利に湧き立ちだすも、蒙毅はその浮かれ気分を戒める。
蒙毅「まだです!我らの目的はあくまで什虎城!」
そう言い放つことでこれから始まる攻城戦に向けて、新たに気を引き締めようとしていた。
ところがである、そこへ魏軍本陣より急報が入る。
伝令兵「魏軍の別働隊が什虎城を攻めていた模様!」
蒙毅「えっ!?別働隊が、什虎城を!?」
伝令兵「そっ、そしてその別働隊が、什虎城を陥落させたのと報告が入ったと!!」
蒙毅+部下たち「なっ・・・!何ィっ!?」
もう目ん玉が飛び出そうなほど、驚く蒙毅。
この戦いに入って蒙毅はずっとこの状態・・・
はっきりいって何もせず、驚いていただけだったよ、蒙毅くん・・・
一方、魏軍本陣では戦況を静かに見守る、呉鳳明と側近たちがいた。
側近兵「“不落の什虎”に対して、『完勝』お見事です、鳳明様」
兵たちの賞賛の声も、呉鳳明には届いていない様子だ。
呉鳳明「・・・・・・」
彼はただ撤退していく什虎軍を見つめながら、何かを読み解こうとしている。
寿胡王を捕虜にした騰、その思惑とは?
勝利を決めた騰の元へ録嗚未が帰ってきた。
録嗚未「ククク、終わってみればそれ程でもなかったな」
えっ、あなた千斗雲に殺されかけてたんじゃなかった?
戦況を振り返り、しばし話す騰と録嗚未コンビ。
と、すぐに録嗚未が寿胡王が縄で縛られ、大きな岩の上に仏像のように座っている姿に気づき驚く。
録嗚未「って何だそいつ。まさか楚軍本陣にいた寿胡王とかいう軍師か!?なんで生かしてる」
騰「私はお前と違って誰かれ構わず殺めたりしない」
録嗚未「いや俺も誰かれ構わずじゃねェよ!(怒)」
録嗚未が生きていて本当によかった。
またこの2人のコンビが見られる!
騰は戦いながら、什虎軍が楚軍と明らかに何かが違うことを肌で感じていた。
その秘密を寿胡王に聞きたかったのだ。
騰「什虎にはなにか・・・これまでの相手とは全く違う何かがある」
録嗚未「違う何か?」
そこへ何かを悟ったような落ち着いた眼で、寿胡王が2人に語りかける。
寿胡王「だから話してやるから蒙武を呼んでこいと言うておろうが」
騰・録嗚未「蒙武を!?」
戦いの途中から、満羽がおかしくなった原因は蒙武にあると気付いていた寿胡王だったが、敗戦が決まった状況で蒙武に今さら何を語ろうというのだろうか?
寿胡王「そうだ、お前たちもそうだか、特に蒙武は、什虎の・・・満羽の話を聞く必要がある」
この意外な申し出に、騰と録嗚未も驚きを隠せないでいる。
これはますます気になる!
難攻不落の什虎城が落ち、秦魏同盟軍の完勝が決まった『キングダム』659話。
勝敗は決したものの、戦力はまだ十分戦えるだけ残っている楚軍と什虎軍。
ただ什虎の強者3将は戦い続ける気はないようだ。
什虎カルテットは不敗ではあったが、まるで勝つことにこだわっていない印象がある。
彼らはなぜ戦っていたのか?
どうして戦わなければならなかったのか?
そして騰と録嗚未に話した寿胡王の言葉。
騰と録嗚未は王騎というすでにこの世にいない者の思いを背負っている。
一方、蒙武は昌平君という生きている者の思いを背負っているからこそ、裏切られた満羽の話を聞かせたいということだろうか?
どうして寿胡王がそこまでするのか?
謎だらけ、だから一刻も早く次回を読みたい!
えっっ!次回休載!!(号泣)
11月12日(木)にまたお会いしましょう。
漫画ではより臨場感が味わえるので、もし買っていなければ今週のヤングジャンプを買って読もう!
では次回660話もお楽しみに!
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