前回661話では、什虎城攻略の立役者である呉鳳明と騰の舌戦が描かれた。
同盟を受け入れてくれた魏国へ礼を言う騰。
しかし、呉鳳明は趙三大天・李牧を倒せないと断言。
さらに同盟が明ける3年後には、自らが秦国を滅ぼすとさえ騰に告げた。
騰も3年後には趙国を取り、次は魏国を滅ぼすとやり返す。
一緒に戦い勝利した直後でも、なんとも仲が悪い。
一方、敗戦した満羽ら什虎3将は、媧燐の待つ楚都・郢に向かっていた。
彼らは守るべき全てを失い、以前にもまして「虚無」の状態となっている。
媧燐はこの3将と会い、どのように扱うのだろうか?
秦魏同盟の有効期限は3年間。
その間に秦国は必ず趙国を滅ぼさなければならない。
そして、舞台は什虎から対趙戦の最前線に布陣する、秦軍の下へ!
彼らは鉄壁の守りを展開する守備軍を突破し、趙都・邯鄲へ進むことができるだろうか?
『キングダム』最新話662話のネタバレありの感想をお送りする。
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目次
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- 昌平君の新たな策、秦魏同盟とは?
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『キングダム』最新話662話の感想・あらすじ(ネタバレ)
什虎攻略・秦魏同盟締結後の各国の動き
昌平君の目論見通り、秦魏同盟を結んだ上で、重要拠点・什虎城を陥落させ魏国へ譲った。
この同盟をめぐる関係国の動きをまとめると、
魏
・先の戦いで得た什虎周辺を磐石にすべく、韓へ侵攻。西への領土拡大を目指す。
秦
・魏の韓侵攻は同盟期間中につき静観。
・対魏戦線に充てていた軍を北上させ、対趙戦線へ加えた。
・秦魏同盟の有効期限である3年間で、趙都・邯鄲攻略を目指す。
趙
・秦魏同盟成立に対し北方戦線の大軍を南下させ、対秦軍に充てる。
これにより、秦・趙の前線は凄まじい激戦場と化していた。
躍進する楽華軍と玉鳳軍
一進一退の攻防が続く中でも、ひときわ攻勢を見せる軍が2つあった。
1つ目は楽華軍。
将軍となった蒙恬はかつてのように最前線で戦うのではなく、本陣から前線へ事細かに指示を送り、戦局を自在に操っていた。
元々蒙恬は文官希望の知将タイプ。
万の軍を後方から操ることで、その才能を更に開花させたようだ。
前線ではかつてからの副将・陸仙と、新たに蒙武軍から加入した愛閃が敵を蹴散らす。
特に愛閃は超武闘派の蒙将タイプで、今まで楽華隊に唯一不足していた圧倒的武力。
この新副将・愛閃の加入は、楽華を急激に進化させた。
そしてもう1つの軍は、玉鳳軍。
王賁も蒙恬同様、万の兵を指揮することに重点を置くことで、戦術の幅が広がり戦いの鋭さが増していた。
さらに玉鳳にも新戦力が加入。
先の鄴攻略戦において大将・亜光が倒れた後、異彩を放った曲者・亜花錦が加入したのだ。
亜花錦は知と武を兼ね備えた万能タイプで、副将・関常と共に玉鳳を更なる高みへと導く。
この2軍が前線を押し込み始めたため、趙軍は援軍を送り続けなければならない事態となっていた。
2軍の活躍の一方で、逆に前線を大きく押し込まれ、苦戦を強いられている軍が1つだけあった。
その軍は・・・なんと飛信隊であった。
なぜ?飛信隊、不振の理由とは
隊長・信、軍師・河了貂をはじめ、幹部たちが天幕に集合していた。
河了貂「苦戦の理由は分かっている・・・」
崇原「すまない」
信「言うな、崇原」
歩兵団長である崇原は、不振の原因が自分にあると詫びている。
信「やっぱそんだけ松左が抜けた穴はでかかったってことだ。」
鄴攻略戦で歩兵副団長の松左が戦死。
これにより戦いの主力である歩兵団の戦力が、著しく低下していたのだ。
松左といえばその武力もさることながら、物事を大きく捉え俯瞰で見ることができる、飛信隊では稀有な人材だった。
圧倒的武力が持ち前の崇原の至らない所を、人知れずカバーしてきたのだろう。
彼を失うことで、大きく歯車が狂ってしまったようだ。
信「歩兵団の力の底上げか・・・」
副将・渕さん「・・・となると若手達のさらなる成長ということに」
尾兵「いや、若手達は十分頑張ってるよ。これ以上求めるのはちょっと酷だと思う・・・」
崇原「尾平の言う通り。俺が不甲斐なさすぎる・・・。松左は俺が気づかぬところで色々仕事をしていたんだ」
飛信隊のすごい所は、軍隊というトップダウンの集団において、率直に意見を言い合える組織のまま、成長しているところだろう。
問題点や危機意識を幹部たちが共有し合い、個々に対策を考えている。
すごいチームだ。
ここで千人将・我呂が気になる事を言い出した。
我呂「だがうちの今の不振の原因は歩兵の他にもう1つあるだろ」
一同「もう1つ?」
我呂「羌瘣だ」
朱海平原での龐煖との死闘。
仮死状態だった信を死の淵から救い出した羌瘣は、以来寝てばっかりの状態だった。
出陣しても本陣から出ようとしない。
羌瘣隊は5千人の大部隊だ。
飛信隊不振の大きな要因となっていたのだ。
復活を期す羌瘣へ忍び寄る影
信は羌瘣がいる天幕へ、ひとり向かう
信はすぐそばに座り、羌瘣の手を握っていた。
ふと目を覚ます羌瘣。
羌瘣「何してる」
信「・・・様子見」
信はあの時のことを、今でも気に掛けている。
龐煖と戦った後、意識を失い目覚めるまでの間に何があったのか?
自分のせいで今、羌瘣がこんなふうになってしまったのではないのか?
しかし羌瘣は素直に現状を話した。
- 信救出の際、禁術を使った。
- その時、気の流れとかを伝える大事な線みたいなものが、何本も切れた。
- 現在、深い瞑想を行うことで、それらをつなぎ直している。
- その作業はもうすぐ終わる。
信「それで前みたいに戻るのか?」
羌瘣「どうかな」
信「羌瘣!」
羌瘣「冗談だ。戻るよ。ちゃんと・・・戻ってみせる」
この時の羌瘣は目をつぶりながら、少し語気を弱め、無理やり言葉を発したように見えた。
信「羌瘣、やっぱりお前・・・」
その表情から、信も察したモノがあるようだ。
ここで敵が動いたと部下が呼びに来た。
自分も行こうとする羌瘣に寝ておくよう言葉を残し、信は本陣へと戻って行く。
天幕で再び眠りにつく羌瘣。
深い水の中をゆっくり沈んで行くように、深く深く瞑想を落とす。
羌瘣「緑穂(りょくすい)が見えるようになった。よし・・・もう少しだ。本当にもう少し・・・」
暗い水の中、ふと横を見る羌瘣の目に映ったもの。
それは、意識の下をさまよう羌瘣の心に浮かび上がる、不気味な異形の影だった。
あまりの恐ろしさに跳びあがり目を覚ます羌瘣!
羌瘣「な・・・何だ・・・今のは・・・」
不吉な未来を暗示しているのだろうか?
舞台は対趙戦線に戻り、久しぶりに飛信隊の様子が描かれた『キングダム』662話。
将軍となり凄みを増す、楽華・蒙恬と玉鳳・王賁。
うってかわって、不振が続く飛信隊。
先の大戦で主要メンバーの戦死に加えて、羌瘣の不調。
信を救ったあの時、羌瘣は禁術を使った。
その代償は寿命が短くなることと、蚩尤族の術は使えないか弱くなるかもしれない、とあの世の象姉は言っていた。
その言葉を覚えているなら、以前のような活躍はもうできないと羌瘣は分かっている。
そして覚えている人は少ないかも知れないが、その時象姉は「いいことが2つある」とも言っており、それはまだ描かれていない。
この先の羌瘣には注目だ。
そして瞑想の中で羌瘣が見た、あの不気味な影は何を暗示しているのだろうか?
とはいえ、久しぶりに彼女が描かれたことに喜んでいるのは、私だけではないはず!
漫画ではより臨場感が味わえるので、もし買っていなければ今週のヤングジャンプを買って読もう!
では次回663話もお楽しみに!
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