キングダム ネタバレ686話感想【想像を絶する扈輒の凄惨な拷問!桓騎軍No.2雷土死す!】

前回685話では、敵大将・岳白公の武力が明らかとなった。

そのデタラメな破壊力は、一撃で複数の人馬を弾き飛ばすほど。

巻き込まれた羌礼は戦線から脱落してしまった。

体形からは想像もつかない岳白公の俊敏さ、飛信隊に緊張が走る。

信vs岳白公!いよいよ戦いの時が迫る!

一方、敵本陣に連れてこられた右翼大将・雷土。

敵大将・扈輒将軍が現れるも睨み返し、その眼はまだ死んでいない。

まさに絶体絶命のピンチ、雷土の運命やいかに!

『キングダム』686話のネタバレありの感想をお送りする。

始まった恐ろしい拷問!まずは指・・・次は腕

雷土「・・・・・・この男が・・・敵の総大将・扈輒か・・・」

自らの運命を握られている状態で、なおも睨みつける雷土。

一方の扈輒は大将軍らしく、まさに威風堂々。

罪人たちを見下ろしながら、罪状を読み上げるかのように雷土の悪行を責める。

龍白公の息子を弄び殺し、その骸をエサとし龍白公を囲い殺した。

扈輒「相違ないか」

そう問う扈輒の後ろでは、不気味な頭巾を被った拷問請負人が器具を広げ、着々と準備を進めている。

雷土「・・・・・・ああ、何か悪いか?あの親子がバカなだけだった」

この言い草に龍白公の長男・竜布が激怒。

しかしここで扈輒は驚きの言葉を発する。

扈輒「龍白を討ったお前に罪はない。むしろ軍人としては優秀だ。私がお前でも同じことをしたであろう」

この言葉に、裁きを受ける雷土らは微かな希望を感じたかもしれない。

一方、父と弟を殺された竜布は驚きを隠せない。

しかし雷土らにとって少しだけ見えかけた希望は、すぐに打ち砕かれる。

扈輒「だが配下たちの手前、お前達を無傷で許すわけにもいかぬ。指をもらう。どっちの指がよいか選べ」

やはりただでは済まない!

指切り用のはさみが用意された。

雷土は冷静に、利き手と逆の左を選択。

扈輒「分かった、やれ」

天幕内に骨が砕ける音と、雷土の部下たちの悲鳴が響く。

声こそ上げなかったが、さすがに雷土も額に汗を浮かべる。

雷土を含めた4人の左手の指、計20本が残酷にも床に落ちている。

しかし先程の扈輒の言い回しから、雷土の部下たちはこれで終わると思っていた。

雷土の部下「何とか耐えた・・・これで・・・」

扈輒「よし、では次は“黒羊”での民の虐殺についての償いをしてもらう。まずは腕ごと斬り落とす」

またもや無情にも、微かな希望の光がかき消された。

扈輒「左右どちらがよいか選べ、雷土よ」

雷土「てめェ」

核心に迫る扈輒!「桓騎は何を狙っている?」

すでに夕刻を迎え始めていたが、拷問はまだ続いていた。

上半身裸で椅子に縛り付けられた雷土は、すでに左腕が無く、足の指の爪は全て剥された上に釘が刺され、全身にも多数に釘が打ち付けられている。

3人の部下はもっと酷く、目をくり抜かれた者、頭に杭がうたれすでに生死が分からぬ者、両腕を切り取られ顔面の皮を剥がれた者、天幕の中は凄惨を極めた拷問所と化していた。

部下のひとり「も・・・もう、殺して、殺してください・・・」

あまりの光景に竜布の部下でさえ吐いている。

雷土「この変態野郎どもが、やるならさっさとやれ・・・」

しかし扈輒はこれでは終わらせない。

他の3人はもう助からないが、雷土だけはまだ助かるように攻めを軽くしていた。

右手は残っているし、足も不自由ではあるが歩けはする。

扈輒「帰ればまた好きなだけ女を抱けるぞ、雷土」

扈輒は本当に恐ろしい男だ。

一時の苦痛では嘘をつくかもしれない。

助かると思わせて、地獄に突き落とす。

徹底的に心を折ることで、嘘をつく気力すら奪い、真実の自白へと追い込む。

そして今、雷土には最後のチャンスが与えられたのだ。

扈輒「だから最後にひとつだけ教えよ。桓騎は何を狙っている?」

全てはこれを聞き出すための計算され尽くした、扈輒の罠だ。

北方の異民族が恐れ、竜布の部下が「久々にあれを・・・」と言っていた恐怖の罠だ!

「もし桓騎がここにいたら」雷土と桓騎の絆

追い込まれた雷土の眼を見て、扈輒は察した。

扈輒「そうか・・・やはりあるのだな。桓騎には何か考えが」

さすがの雷土も、桓騎に狙いがあることまでは隠し切れなかった。

実は戦前から扈輒は桓騎に秘策があると踏んでいた。その理由は

  • 噂や戦歴からも、桓騎がキレ者であることは察しがついていた
  • しかしなぜか今回はあからさまに無謀な戦いを始めた
  • さらに予想通りの敗戦寸前、当然すぎる結果が逆にどこか引っかかる

後は雷土に桓騎の秘策の内容を聞き出すだけ。

扈輒は一気に決め台詞を畳み掛ける!

「いいぞ雷土、いってしまえ」
「はっきり言って、お前がしゃべらずとも勝敗は変わらない」
「ただ我らも被害を最小にとどめたい」
「どうせこの戦いで桓騎は死ぬ」
「だがお前はしゃべれば助かる」
「お前の部下たちはじきに死ぬから、誰にも責められない」

この状況で心が揺れない人間などいないだろう。

雷土の心もきっと揺れ動いていた。

そして扈輒がトドメの一言を口にした!

扈輒「恥じることはない。生を拾え、雷土」

きっと迷いに迷ったのだろう。

蚊の鳴くような声で、雷土は返した。

雷土「・・・・・・、うるせェ」

元野盗である自分たちに忠義や誇りなどない。

裏切りも当たり前、それが桓騎軍。

雷土「もし桓騎がここにいたら、さっさと言えよ。バカっつって・・・大笑いする。あいつはそんな奴だからよ・・・」

しっかりと扈輒を見据えた雷土の眼に、再び生気が宿っていた。

雷土「だから絶対にお前には何も教えてやらねェよ、扈輒!」

驚きのあまり眼を見開き、言葉を失う扈輒。

必殺の拷問プログラムが失敗したからだ。

他の趙兵たちも絶句する。

一方で、眼をくり抜かれた雷土の部下の口元には、笑みが浮かんでいた。

桓騎サムネイル【キングダム】桓騎(かんき)を史実含めて徹底解説!謎に包まれた異色の六大将軍

雷土死す!たった1つの心残り

この拷問で落ちなかった奴が初めてだったのか、拷問請負人たちがやけに慌てて雷土に罵声を浴びせる。

しかし雷土は、桓騎軍で砂鬼一家の拷問を見てきた。

今まで酷いことも散々やってきた。

今さら怖いモノなど何もない。

自分たちはとんでもないクソ野郎で、その頭の桓騎は一番のクソ野郎で最高の男!

雷土「掃き溜めから俺達を引き上げたあいつは、今もまだ渇き続けてお前らを・・・」

叫ぶ最中、急に雷土は止まった。

気付いた・・・ような気がした。

雷土「(あれ・・・?何か・・・少し、お頭のことが分かったような・・・・・・)」

相容れない扈輒や竜布に対し叫ぶ中で、雷土は桓騎の渇きのわけにたどり着いたのか。

 

扈輒はこれ以上時間を掛けても無駄だと判断したのだろう。

竜布へ最前線に戻るよう命令を下す。

扈輒「今よりお前が“龍白”だ。左翼の将となり雷土軍を殲滅せよ!」

竜布「ハハ!」

口を割らない雷土が無言となった。

雷土「(いや・・・違うかな・・・。ハハ・・・・・・クソ・・・)」

すでに目の前のことなど、どうでもよかったのだろう。

雷土「(ああ・・・・・・、もう一回だけ、お頭と、しゃべりたかったなーー)」

 

日の入りが近づいた夕暮れ時、戦場で戦っていた黒桜と摩論、ふたり同時に何かを察した。

部下「どうかしましたか?」

黒桜・摩論「・・・いや、何でもない・・・」

更なる拷問で雷土が絶命したと思われる時のことだった。

 

扈輒の恐ろしくも、計算され尽くした拷問!それでも屈せず口を割らなかった雷土を描いた『キングダム』686話。

桓騎軍No2の雷土は死んだ。

この世のどうしようもない理不尽に行き詰った瞬間、雷土は桓騎が今も渇き続けているわけを悟った。

今まで得体の知れなかった桓騎を理解した時、心から腹を割って話したいと素直に思ったのだろう。

ある意味、死を目の前にして、雷土は桓騎と初めて分かり合えた男となった。

 

はたして桓騎はこの死をどのように受けとめ、どうやって扈輒に償わせるのだろう。

竜布は桓騎右翼のトドメを刺しに向かった。

戦況は更に絶望的になっている。

桓騎の狙いは?秘策はあるのか?

今回はここまで!

 

今話はかなり残酷で正直グロい。苦手な人は避けた方がいいかも。

ただ、雷土の桓騎に対する想いと戦いへの無念さは、漫画でないと伝わらない!

今週のヤンジャンを買って、雷土の最期を見届けよう!

では次回687話もお楽しみに!

※今週は合併号なので、次回は7/29(木)発売のヤンジャンだ。

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