『キングダム』最新刊61巻ネタバレ感想!無料で読む方法【什虎完全決着!羌瘣を狙う最強の刺客は現蚩尤!?】

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前巻『キングダム』60巻では、秦・魏連合軍vs什虎・楚軍の激突が描かれた。

戦略の天才・呉鳳明の新たな策に、同じく天才・騰が共鳴。

膠着状態だった戦局が一気に動き出す。

一方、什虎城主・満羽は執拗に蒙武との一騎打ちにこだわる。

彼はいったい何を伝えようとしているのか?

そして呉鳳明の策は目の前の戦場だけではなかった。

什虎城には彼の必殺技・巨大井闌車が、群れとなって押し寄せていたのだ。

戦況はまさに風雲急を告げる。

『キングダム』61巻のネタバレありの感想をお送りする。

『キングダム61巻』の収録話は?

キングダム61巻は、第658話「一つの覚悟」〜第668話「裏切り」まで、計11話収録。

秦魏完勝!語られる什虎の秘密

群れをなす井闌車部隊により、容赦なく什虎城の防壁を突破していく魏軍。

不意を突かれた守備兵たちにこの勢いは止められない。

什虎城は一気に陥落の危機を迎えた。

 

主戦場では呉鳳明の策により項翼を完全に引き離した騰は、什虎本陣へ向かい猛然と突き進む。

一方、本陣から戦況を見ていた軍師・寿胡王は退却すると言い出した。

彼はずっと満羽を見ていた。

蒙武と戦うことで満羽がおかしくなっている。

いつもの半分も戦果を出せずにいるこの状態では、秦魏連合軍に勝つことができない。

それは寿胡王にとって大きな誤算だったが、もう一つ見誤っていたことがある。

それは騰の突破力。

この短い時間で什虎本陣まで一気に攻めあがった。

この瞬間、秦魏同盟軍が什虎・楚軍に勝利したことが決まる。

 

壮絶な一騎打ちを繰り広げていた満羽vs蒙武も決着は持ち越しとなった。

ただ満羽の圧倒的な剛腕の前に、中華一を自負していた蒙武は明らかに力負けだった。

主戦場での勝利と同時に什虎城陥落の報も入り、同盟軍の完全勝利。

と言うよりも、呉鳳明のおかげで秦軍は勝ちを与えられた印象だ。

 

什虎軍は満羽を筆頭に楚都・郢(えい)へと引き上げていく。

ただ一人騰に囚われた寿胡王を残して。

騰の問いかけに応え、彼は什虎カルテットの秘密を語り出す

彼らは守り続けた祖国に裏切られ、心を失う“虚無”状態になった、かつての大将軍たち。

中でも満羽は、守るべきモノのために戦う蒙武に反応した。

結果として、そのことが最大の敗因となったが、そんなことより寿胡王は満羽を気遣う。

寿胡王「儂は満羽に・・・悲劇の先に何かあることを願うばかりだ」

そう言うと首を差し出し、寿胡王は死を望んだ。

しかし騰はそれを許さない。

騰「満羽の結末はお前がその目で見届けろ」

緊迫の什虎城!対面する両雄・呉鳳明と騰

勝利した魏軍と秦軍は、ひとまず什虎城に入城することとなった。

そこで同盟軍の将たちが顔を合わせる。

両軍を代表してあいさつする呉鳳明と騰。

この二人は5年前、著雍(ちょよう)で激しく戦り合った因縁の間柄だ。

まず騰が礼を言う。

この戦いは呉鳳明が執った“秦軍主攻・魏軍助攻の策”のおかげで勝てたからだ。

そして二人の話題は秦魏同盟へ移る。

3年間の不戦同盟はどちらに利をもたらすか?

この同盟のおかげで趙国を滅ぼせるとする騰に対し、自信満々に呉鳳明が返す。

呉鳳明「趙は落ちぬ。お前たちは結局、李牧に勝てない」

現在、趙国中枢から失脚している李牧の復活を予言する発言。

三年後、趙を取りさらに魏に侵攻するか?

それとも、趙攻略を失敗した秦にとどめを刺すか?

両国の思惑をぶつけ合う両雄だった。

絶不調の飛信隊!不思議な噂と悪夢の正体とは?

魏からの攻撃がなくなった秦は、対趙戦線に力を注いでいた。

特に新戦力を手に入れた楽華・玉鳳の両軍は絶好調で、共に戦線を大きく押し込んでいた。

ところが飛信隊だけは苦戦を強いられ、逆に押し込まれる状況だった。

理由は二つ。

ひとつは、先の大戦で歩兵副団長の松左が戦死したこと。

彼は戦闘時だけでなく、いろいろ目配り・気配りができる指揮官だったのだろう。

隊員たちも、居なくなって初めてその存在の大きさが分かったようだ。

そして不振の最大要因は羌瘣にあった。

こちらも先の大戦で龐煖との死闘から信を救った。

その際禁術を使ったことで、ほぼ寝たきり状態となっていたのだ。

しかしこのことは羌瘣本人以外誰も知らない。

また、最近彼女は悪夢を見るようになっていた。

邪悪な気をまとった異形の影を・・・

その頃、対趙戦線の最前線で不思議なうわさが立ちのぼっていた。

羌瘣そっくりな女戦士が、圧倒的な強さで趙兵を斬りまくっているというモノだった。

その日、尾平隊は手ごわい趙兵の前に窮地に陥っていた。

いよいよ全滅かと思ったその時、噂の戦士が現れる。

羌瘣そっくりな風貌、デタラメな強さも瓜二つだ。

しかし尾平はすぐに別人だと気付く。

殺しを楽しむようなその姿は、断じて羌瘣ではない!

そしてその女戦士は羌瘣の後輩を名乗った。

最強の刺客!現蚩尤・羌礼登場!

羌瘣の天幕まで連れてこられた女戦士。

羌礼「おー瘣姉(かいねぇ)、久しぶりじゃのう」

羌瘣「礼!?なんでここに!」

彼女の名は羌礼(きょうれい)。

共に羌族で育った妹分だった。

彼女がなぜここに来たのか?姉妹のように育った羌識(きょうしき)はどうなった?

祭(さい)をくぐり抜けたのか?だとしたら彼女が蚩尤?

いろんな疑問が羌瘣の頭をよぎる。

飛信隊への入隊を希望するも、当面羌瘣預かりとなった羌礼。

 

戦場で戦う姿を見ていた飛信隊員たちは、次第に羌礼への不信感を強めていく。

強さは凄まじいがあまりにも残忍で、殺すことを楽しむような姿が許せなくなってきたのだ。

我慢が限界に達したある日、崇原ら幹部たちと一触即発の場面を迎える。

羌礼「今ならまだ、みんなで土下座すりゃ許してやるぜ」

全員が飛び掛かったその時、羌瘣が割って入った。

羌瘣「お前の狙いは私だろうが」

羌礼「そうだよ、私はお前を殺しにきたんだよ。羌瘣」

明かされる羌礼の目的!二人は決闘へ

理由は、蚩尤族の掟を破った羌瘣が許せないからか?

殺しに来たといっても、羌瘣に戦うつもりはない。

羌瘣が知りたいのは“祭”で何があったのか?ということだ。

そしてあんなに仲の良かった羌識はどうなったのか

 

剣を握る羌礼の手を止めるために触れる羌瘣。

だが、その手を通じて羌瘣の身体で何が起こっているのかを羌礼は知ってしまう。

禁術である“呼び戻しの術”を使い、体内の気の道がズタズタになっていることを。

羌礼「あれは成功しようが、失敗しようが、術者は大幅に寿命を失うんだぞ」

自らを犠牲にして信を助けた事実を、ついに信本人が聞いてしまった。

羌礼は回復のために三日の猶予を羌瘣に与え、決闘するという。

そう伝えた羌礼の顔は、さっきからすでに邪悪なモノとなっている。

彼女が去った後、信は羌瘣に事情を聞こうとするが

羌瘣「後で説明する・・・ちゃんと話せばわかるから。それより今は礼だ・・・」

羌礼を救うために決闘を受ける決意を表す羌瘣。

さっき羌瘣のことが伝わったように、逆に羌礼のことも羌瘣に伝わっていた。

“祭”で命を落とした羌識。

その死に羌礼が深く関わっていたとしたら、今彼女は深い闇の淵にいる。

彼女を救えるのは自分しかいない、そう羌瘣は悟った。

まさに命を賭けて彼女を助けることを決意したのだ。

 

三日後、まだ夜が明けない闇の中、二人は相対した。

羌礼「死ぬ覚悟はできたんだろうな、羌瘣」

すでに魔界にでも入りそうな異形の形相だ。

しかし羌瘣は、羌礼に羌識のことを思い出させようとする。

羌瘣「“祭”で識はどんな風に死んでいった。どんな顔で死んでいった」

逆鱗に触れられたかのように、襲い掛かる羌礼。

ついに二人は最大奥義・巫舞(みぶ)で雌雄を決する態勢に入った。

二人「トーン・タンタン、トーン・タンタン・・・・・・」

羌瘣も深いところまで呼吸を落とし、血走った形相と変わる。

ここからは人間離れした剣技・体術の応酬。

蚩尤族史上、最高傑作と言われた羌瘣の巫舞についていくように、呼吸と意識を深く落とし続ける羌礼。

彼女の意識は、次第に凄惨を極めたあの“祭”に導かれていく。

鋭さを増し続ける羌礼の剣技の中、それでも羌瘣は羌識のことを問いかける。

そしてついに彼女の意識に、消し去ろうとし拒絶していた羌識最期の場面がよみがえる。

羌礼「識が裏切ったからだ」

羌瘣「!?」

仲の良かった二人は、普段からマジメに“祭”に挑もうと決めていた。

羌識がそう望んでいたから、羌礼もそうすると決めていた。

“祭”直前も羌識は真剣な目で、こう言った。「私は絶対死にたくない、生き残るのは私だ」と。

 

そして当日、死に物狂いで戦い、傷つき、ボロボロになった挙句、生き残った。

同じような状態で生き残った者がもう一人。

尽きかけた力で背中合わせとなった二人。

すぐに羌識だと分かった。

何かを伝えようとした羌礼だったが、背中から凄まじい殺気が!

羌礼「私の方が遅かった」

大きな瞳から涙があふれだす。

羌礼の突きは、一瞬だけ羌識の剣の振りに遅れていた。

なのに、彼女の首寸前で、その振りが止まったのだ。

なのに、羌礼の突きは止まることなく、的確に羌識の心臓を貫いていた。

彼女はこの悪夢を「裏切り」としか表現できなかったのだ。

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まとめ

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