【2021年版】バトル漫画おすすめ30選【力こそ正義】

岸本斉史先生による漫画。TVアニメも人気で、全世界累計発行部数が2億5000万部を突破している大人気作。舞台は忍者の世界。木ノ葉隠れの里に所属しているうずまきナルトは超問題児の落ちこぼれで、昔、木ノ葉隠れの里を滅ぼしかけた「九尾」を体に宿していることで里の人々に陰湿な目線を向けられていた。そんなナルトが忍者を目指し卒業試験にチャレンジし続けるのだが…。

本作の最大の魅力は人情物語にあるだろう。もちろん、ダイナミックな忍術による戦争シーンも迫力があって面白いし、作り込まれた背景・キャラの作画も高評価だ。しかし、本作の肝となるのはストーリー。このストーリーによって人生が大きく変わった人も多いのではないだろうか。

長編シリーズとなっているが、最後まで読み進めることで、自分自身が大きく成長できる作品だろう。

芥見下々先生による漫画。TVアニメがきっかけで爆発的人気となった作品だ。常人離れした身体能力を持っていた主人公の虎杖悠仁は生まれてからずっと祖父に育てられていたが、病気のため祖父は亡くなってしまう。その夜、虎杖の学校に眠る呪物の封印が解かれ呪霊が顕現してしまう。そこに呪術師の伏黒恵が現れ、共闘することになるのだが…。

「週刊少年ジャンプらしくない」グロテスクな描写が本作の最大の魅力だ。主人公の努力による成長物語やバトルでの勝利が描かれる一方、とてもグロテスクで鬱になるようなエピソードも取り上げられている。

作画も個性的なものだがそれがいい味を出していて、読み応えがある作品に仕上がっている。

藤本タツキ先生による漫画。『呪術廻戦』を手掛けたアニメーション制作会社MAPPAによるTVアニメ化も決まっている。「悪魔」が存在する世界で、主人公デンジは死んだ父の借金を返済するためにチェンソーの悪魔ポチタと共に、デビルハンターとして生計を立てていた。しかしヤクザに騙され、ゾンビの悪魔によって殺されてしまい…。

本作の最大の読みどころは藤本タツキ先生特有の豪快なコマ割り・作画構成にあるだろう。まさに漫画でしかできない演出は圧巻の表現力を誇る。それによって、本作の設定・ストーリーを最大限に引き出しているのだ。

また、週刊少年ジャンプとは思えないグロテスクなシーンの数々は作品の世界に読者をドンドン引きずり込んでいく。

葦原大介先生による漫画。2014年と2021年にTVアニメが放送された。異世界からの侵略者・ネイバーと防衛組織・ボーダーの戦いを描いた作品だ。ボーダーC級隊員として活動していた三雲修が、空閑遊真と出会うところから物語が始まる。そして空閑遊真もボーダーに所属することになるのだが…

本作の最大の魅力は個性あふれる登場人物にある。主人公の空閑遊真が目立つが、三雲修・雨取千佳・迅悠一のキャラ設定が良くできている。

また、作品の設定上、多数のキャラによる大規模戦闘が描かれることが多く、群像劇のような構成となっている。そのため多くのキャラがフォーカスされることになるのだが、それぞれのキャラの設定が良くできているので、様々なバトルを楽しむことが可能となっている。

荒木飛呂彦先生による漫画。1987年から連載されている大長編作品で、近年はTVアニメ化も進んでいる。全部で８部に分かれており各シリーズで設定が異なるのだが、「人間讃歌」がテーマになっており、仲間との絆や個性的な表現方法で、独特の世界観が作られている。第３部から「スタンド」と呼ばれる特殊能力が登場してから、バトルシーンが複雑になっていく。

それぞれのシリーズで主人公が変わり、壮大な物語となっているのが特徴だ。特に第３部と第５部が高く評価されているので、そこまではぜひとも読んでほしい。

また、第７部以降は一風変わった作風となっており、漫画の枠組みを飛び超えた独特の世界観を楽しむことが出来る。

冨樫義博先生による漫画。あまりにも休載期間が長すぎることで有名だが、それでも非常に高い評価をされている作品でもある。主人公のゴン＝フリークスが父親であるジン＝フリークスに出会うために、ハンターとなって仲間と共に冒険する物語だ。しかしその過程で多くの壁が立ちはだかり…。

本作の最大の読みどころは主人公ゴンに容赦なく襲いかかる敵集団にあるだろう。少年漫画の中でもグロテスクで刺激の強い作品でもある本作は、キメラ＝アント編において一旦ピークを迎えることになる。ゴン陣営の仲間も容赦なく死んでいく一方で、怒りをエネルギーに変えたゴンの本気には漫画とは思えないほどの迫力がある。

また、敵キャラのメルエムの葛藤も感動的で、このシナリオを超える作品はそう現れることがないだろう。

冨樫義博先生による漫画。1992年にはTVアニメも放送されており、累計発行部数は5000万部を突破している。主人公の浦飯幽助が交通事故によって亡くなるところから物語がスタート。幽霊にまつわるトラブルを解決する霊界探偵として活躍することに。その後は暗黒武術会や魔界編へと物語が進み…。

正直なところ、本作は実験的な要素が多く取り入れられた作品でもあるため、シナリオが一貫していないという評価がされている。それでも冨樫先生特有のピーク時における盛り上がりは、他作品では味わえないものとなっている。特に暗黒武術会における浦飯幽助の覚醒には鳥肌が立つ。

また、蔵馬と飛影の女性人気が高いので、女性読者にもオススメだ。