銀の匙 至極の名言・名シーン10選【青春時代にこそ至宝の言葉がある!】

大蝦夷農業高等学校(通称:エゾノー)を舞台に繰り広げられる青春と成長マンガで、アニメ化・実写映画化もされている人気漫画『銀の匙』。

高校生と言えば、思春期で日々の出来事や友達・先生の何気ない一言にも大きな影響を受けやすい時期。

この作品の中にも、至極の名言が溢れている。

そんな名言たちを10個紹介していきたい。

おまえらは家畜の奴隷だ!(当番実習にて)

これはエゾノー入学早々、家畜の世話をする当番初日に言われた言葉だ。

酪農科学科に入った主人公の八軒勇吾(はちけん ゆうご)。

実はエゾノーの中で最も当番実習が多い学科で、1年の八軒たちは様々な家畜の世話に携わりながら学んでいく。

農業高校なだけあって、学内では牛・鶏・豚・馬・・・たくさんの家畜がいるし、カレンダーのように「土日だから・・・」「正月だから・・・」と休みになるわけがない。

周りのクラスメイト達は、実家が酪農関係であることが多い中で八軒はサラリーマン家庭で進学校から逃げるように農業高校に来た後ろ向きの身。

そんな彼が体力的にも、精神的にもカルチャーショックが大きく衝撃を受けた言葉だ。

こんな点数にもならないことに俺はいったい何日費やしたんだろ(八軒勇吾)

半ばお人好しなところに押し付けられたピザパーティーが成功したときに、ポロッとつぶやいた言葉。

校内のゴミ捨て場で埋もれているピザ石窯を発見した八軒。

石窯で作れるものを調べているうちに、ピザに行きつくのだった。

クラスメイト達に、ピザパーティーの幹事を任され(押し付けられ)石窯の修理から材料の調達、燃料の準備など校内を駆けずり回る羽目になったが、結果的に

大成功に終わる。

中学時代はとにかく進学校で勉強だけに明け暮れ、成績が伸び悩んだ末に目的もなく入ったエゾノーで頑張っていける何かを掴んだ瞬間だったかもしれない。

無気力だった八軒の様子を見に来た中学時代の担任の先生も当日訪れ、少しは成長の兆しを見せられた1日になった。

金の使い方で男の価値はわかるものさ(御影牧場の会長)

高校1年の夏休み、クラスメイトの御影アキ(みかげ〜)の実家である御影牧場でバイトをすることになった八軒。

バイト中に大失敗をしてしまい、いったんはバイト代を受け取れないと固辞するが、働いた分の報酬だからと諭されて受け取った。

バイト中は「自由になるお金だから、何を買おうかな」と考えていた八軒だったが、失敗して苦い思いをして得たバイト代だからこそ考えてしまう。

馬鹿は碌でもないものに金を遣う。賢い奴は自分の成長のために遣う

八軒はこのバイト代を飼育実習で愛着がわいてしまった豚を精肉にしたものを買い取ることに使った。

御影牧場の会長が言った通り、しっかりと実習を通じて様々な思いや経験を得た成果に使ったのだ。

八軒がいい男になる予兆がするシーンだ。

一人じゃできない競技なんだから馬の事も考えなきゃダメっしょ!!(御影アキ)

追い詰められて視野が狭くなった八軒に、御影がバシッと言うセリフ。

馬術部に入った八軒だったが、ようやく障害を跳ぶことに挑戦することになるが、なかなかうまくできない。

「もっと練習しないと」「下手な分、もっとやらないと」と追い詰められる。

しかし、八軒が練習することで当然、馬にも負担がかかってくる。

馬に負担がかかって、怪我してしまえば場合によっては殺処分もありえるのだ。

視野が狭くなっていた八軒は、御影から「馬術は人と馬が一体になってこそ、うまくいくものだ」と説明されたことで、やっと目が覚める。

中学時代に、成績が伸び悩んで「もっとやらないと」と追い詰められていた頃を思い出してしまうが、この経験を糧にまた一つ成長していくのだった。

なんでこんなに悔しいんだよ!!!(八軒勇吾)

馬術大会に出場した八軒が、思わぬ好成績を出したにもかかわらず悔しがって出たセリフ。

馬術未経験の八軒が出場した地区大会で、4位の好成績を収める。

しかし、思っていた以上にできたことを嬉しく思う反面、「もっとうまくなりたい、頑張りたい」、そんな負けん気と、成長したいと思う心から出たセリフは少しずつ、中学時代の呪縛から彼が解放されつつある証でもあった。

負けず嫌いは決して悪いことではない。

もっと成長するためのエネルギーに変換できる者は強いし、より大きな世界への扉にもなるのだ。

どん詰まりじゃなくて「今から何にでもなれる」って思うと楽しくならない?(相川)

クラスメイトの相川に八軒が言われたこのセリフ。

クラスメイト達は、高校に入った目的や夢がはっきりしている中、八軒はなかなか将来を思い描くことができない。

そんな弱気になっていたときに、クラスメイトの相川からこのセリフを言われるのだ。

あなたは高校時代に、将来の夢をはっきり持っていただろうか。

大多数の人は普通科に進学するので、そこまではっきりした夢を持っている人は多くはないだろう。

そんな中、周りが「〇〇になりたい!」と語る人たちばかりなら焦るのは当たり前だし、弱気になってしまうのも無理はない。

逆に将来の夢がまだないからこそ、可能性に溢れている。

考え方を変えた時、世界は変わるということを教えてくれた相川。

このセリフがあったから、八軒は自分なりに夢を探すことができたのだ。

放り出せるかバカ野郎!!巻き添え上等だ!!(八軒勇吾)

クラスメイトの駒場が、実家の牧場が倒産して自主退学。

御影の実家がその連帯保証人になっていることを知ったときに八軒が言ったセリフだ。

既に御影のことが好きになっていた八軒。

しかし、御影は一人娘でいずれ実家の牧場を継ぐことになる見込み。

だからこそ、一般家庭の八軒は巻き込めないと思って突き放そうとする。

けれど、八軒は何でも相談してほしい、頼りにしてほしいと言うのだ。

「好きだから」というだけで言えるセリフではない。

八軒がお人好しだからではなく、八軒の将来の夢の欠片が見つかりかけていたからこそ言えたのだ。

もちろん、愛の力もあっただろうが高校生でこんなにいい出会いでできた八軒が少し羨ましくなる。

本気には本気で返す、それだけのことだ(八軒の父)

息子(勇吾)の様子を見に来た両親。

息子と別れた帰り道、父親が言ったセリフだ。

「高校1年が終わるというのに何も成長していないのか」と決めつける父親に啖呵を切る息子の目を見た時、父親は何を思うのか。

昔はオドオドして父親の目を見ることができなかったのに、いつの間にか恐る恐るでも目を見て反論してくるようになった成長ぶりを、厳しいことを言いながらも見ていたのだ。

しばらく見ないうちに成長していく息子を厳しく見守る父親は損な役回りだ。

そのわかりにくい愛情が伝わる日は来るのだろうか。

一旦ダメ出しされた奴にも価値を付けてやりたいんだよな・・・(八軒勇吾)

廃牛(乳牛としての価値が落ちた雌牛)は安く買いたたかれてしまうのを何とかしたいと思った八軒が言ったセリフ。

八軒自身、中学時代に進学校で成績が伸び悩んで父親から価値がないように扱われた経験を持っている。

その経験があるからこそ、どんな奴にも価値があるはずだし価値を付けてやりたいと思うようになったのだ。

これは人間も同じではないだろうか。

誰もが容姿端麗でもないし、頭がいいわけでもない。

欠点があるのが人間だが、その欠点も含めて丸ごと受け入れていきたいと考えるのは簡単なようでとても難しい。

人は欠点やあらさがしの天才だ。

だからこそ、この八軒のセリフが胸に刺さるのではないだろうか。

その人のおかげで、今私はここにいます!(御影アキ)

大蝦夷畜産大学の推薦入試面接で、御影アキが面接官に言ったセリフ。

大学受験に限らず、面接ではカッコいいことを言うのが人間だ。

そして、面接官に鋭くツッコまれてしまうのもお約束のパターンだろう。

そんな時に、「ええカッコしよう」としても、やはり百戦錬磨の面接官には見破られてしまう。

御影アキも、「馬が好きだからここで学びたい」と言うが、その裏にある人間が苦手なことを見破られてしまった。

そこで、本音から出たのが「八軒たちクラスメイトや先輩・先生方と関わってきた3年間があったから今ここにいるのだ」という思い。

本音から出た言葉ほど強い説得力を持つものはない。

まとめ

以上、『銀の匙』の名言を紹介してきた。

どの場面に感情移入するかは人それぞれ。

惹かれる言葉には今の自分が欲している何かがあるのだと思う。

ぜひ、この名作からあなただけの名言を見つけてみてほしい。

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