目次
- 25位:信・・・俺を天下に連れて行ってくれ(漂の名言)
- 24位:すさまじい長旅であったな・・・親父殿・・・(蒙武の名言)
- 23位:戦ってのは始め方が大事なんだよ。そこでその将が何を大切にしているかが分かる(媧燐の名言)
- 22位:正義とは勝った者に宿るのだ(呂不韋の名言)
- 21位:わき上がってくる力を、つむがれていく炎を!(麃公の名言)
- 20位:取るに足らぬ小事です(昌平君の名言)
- 19位:あまり儂らをなめるなよ、蒙驁(廉頗の名言)
- 18位:人は思いを紡いでいける生き物だ(藺相如の名言)
- 17位:私は絶対に勝つ戦以外に興味はない(王翦の名言)
- 16位:戦はすでに始まっているぞ、河了貂(楊端和の名言)
- 15位:心配すんな、全部上手くいく(桓騎の名言)
- 14位:そんなんならはじめから飛信隊に・・・(松左の名言)
- 13位:飛信隊はどこの隊よりも心が潤ってんだ(尾平の名言)
- 12位:盾を投げられた意味がわからなかったのか!!(壁の名言)
- 11位:あいつはきっと誰より高く跳ぶ(漂の名言)
- 10位:無意味な死だけは絶対に許しません(李牧の名言)
- 9位:信の夢がかなって欲しいと願ってる。オレもあいつと一緒に幸せになりたい(河了貂の名言)
- 8位:気にするな。俺はもう何度もお前につかまっている(贏政の名言)
- 7位:友よ、力を貸してくれ(王賁の名言)
- 6位:あなたは誰よりも偉大な王になれます(紫夏の名言)
- 5位:ほらよ尾平、今日はありがとな(信の名言)
- 4位:私の帰る場所は・・・もう他の所にあるんだ・・・(羌瘣の名言)
- 3位:ここでしっかり甘えを落し成果をあげよ(騰の名言)
- 2位:蒙恬と信と王賁、三人で一緒に高みへ登れ(蒙驁の名言)
- 1位:皆と共に修羅場をくぐりなさい(王騎の名言)
- まとめ
5位:ほらよ尾平、今日はありがとな(信の名言)
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「キングダム54巻582話」
朱海平原12日目、覚醒した飛信隊の活躍は目覚しく、敵軍を押し込み始める。
そしてついに王翦本陣が前進を始め、戦局が動き出す。
その夜、士気は高いが食糧がほとんどない。
最後の配給だった。
この時、隊長・信は古参のメンバー達にひとりひとり手渡し食糧を配った。
信「ほらよ尾平。今日はありがとな」
尾平「な、何言ってんだよ、信。何っ・・・ふぐうっ」
溢れる涙がおさえられない尾平だった。
【ここに注目!名言ポイント】
人を惹きつける魅力、リーダーとしての信を物語るいい言葉だと思う。
かつて政が蕞の地でやってのけたこと。
それは戦う一般市民を夜になると、励ましながら士気を高めた。
同じことを無意識のうちに信もやっているのだろう。
自軍を大切にするリーダーが描かれた場面と言葉。
尚、主人公・信の名言については特集記事があるのでこちらをご覧いただきたい。

4位:私の帰る場所は・・・もう他の所にあるんだ・・・(羌瘣の名言)
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「キングダム34巻363話」
死闘の末に羌象の仇・幽連(ゆうれん)を倒した羌瘣。
つまり、最強である現・蚩尤を倒したのだ。
仇討ちを達成するまで、手を貸してくれた同じ羌族の羌明(きょうめい)に一つだけお願いをする。
二度と“祭”が行われないように幽連の死体を隠して欲しいと伝えた。
妹分の羌礼と羌識が戦わないようにするために。
以前の羌瘣ならこの時点で、全てを終わりにするつもりだった。
元々“祭”で羌象に捧げるはずだった命だ。
でも今は違う。
別の道が目の前に広がっている。
羌瘣「ごめん、象姉(しょうねえ)。夢みた外の世界であなたの分も、私は精一杯生きるよ、象姉」
実に飛信隊を離れてから、392日後に飛信隊へ向けて歩き出した。
【ここに注目!名言ポイント】
信や飛信隊のメンバーに見送られて仇討ちにでた羌瘣。
しかしどこかで飛信隊へ戻ることを迷っていたようだ。
恐らく蚩尤でもない自分が、外界で生きることに少しの迷いがあったのでは。
決定打となったのは、幽連との戦いの最中だった。
限界まで呼吸を深く落とす“魄領の禁(はくりょうのきん)”
普通は戻って来られない禁じ手だが、羌瘣は戻ってきた。
それは深い闇の中からでも一筋の光が見えたから。
その光こそ信であり、飛信隊だったのだ。
羌瘣の迷いは完全に吹っ切れた。



3位:ここでしっかり甘えを落し成果をあげよ(騰の名言)
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「キングダム38巻407話」
著雍(ちょよう)攻略戦で大将軍級の首級を挙げた、信と王賁は論功行賞に望む。
戦前4千人将だったことを考慮すると、揃って将軍へ昇格ということもありえた。
しかし結果はふたりとも5千人将止まりだった。
同じ論功行賞の場で大将軍となった騰が、内情を信に話す。
それは、騰が反対して2人の将軍への昇進を踏み止まらせたというのだ。
騰は著雍攻略戦でも信・王賁の2人に重責を与え、更なる成長を促した。
秦国が本気で中華統一を目指すなら、国を背負って戦える将軍がまだまだ少ないと感じていたからだ。
今回の昇進の件も、将軍のすぐ下の5千人将の経験が、将軍になるために必要不可欠と分かってのこと。
騰「5千はただの踏み段に非ず。ここでしっかりと甘えを落し、成果を上げよ」
部下を思い、国を思う、上司にしたいNo1武将、それが騰だ。
【ここに注目!名言ポイント】
騰の特異能力の1つに、「物事を俯瞰的に見ることができる」、というものがある。
戦場では平地にいながら、戦場全体を把握することができる。
また組織や人間関係においても、全体を捉え目標に対して何が足りないか、どこを強化したらよいかを的確に把握する。
こんな人間がリーダーとしていてくれたら、部下たちは安心だろう。



2位:蒙恬と信と王賁、三人で一緒に高みへ登れ(蒙驁の名言)
本日より超武神ガチャに「新UR蒙驁(もうごう)」が登場!https://t.co/zeME8t7BYV #キングダム乱 #キンラン pic.twitter.com/Fewh8fUMGW
— キングダム 乱 -天下統一への道- (@KingdomRan) May 12, 2018
「キングダム34巻365話より」
山陽の戦いで廉頗を退けた“白老”・蒙驁は危篤を迎えていた。
死期が近づいてもうなされる夢に出て来るのは、憧れ続けた“六将”たち。
圧倒的な存在に劣等感を植え付けられたからだ。
悪夢から目覚めた時、枕元には孫の蒙恬と信がいた。
蒙驁は最期の力をふり絞って語り始める。
蒙驁「儂は英雄になりたかった」
出身国の斉では全く芽が出なかったこと、各国放浪したこと、秦でやっと出世できたこと・・・
しかしその秦では六大将軍が全盛時代を迎え、趙の三大天と華やかな戦いを繰り広げていた。
嫉妬、妬みが蒙驁を襲った。
蒙驁「早く死ねと思うほどに嫌いじゃった」
そんな自らの人生を顧みて、若き二人に金言を贈った。
【ここに注目!名言ポイント】
蒙驁の名言は、自らの願望も含まれていた。
良きライバルがいたら、お互い高め合える仲間がいたら、決して六将にも負けなかった。
イヤ、六将に入り共に高め合いたかった。
それほど羨ましかったのだ。
自分のような思いをしてほしくはないのと同時に、若き3人で秦国を導いて欲しいとの思いがこもった名言だった。
1位:皆と共に修羅場をくぐりなさい(王騎の名言)
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「キングダム16巻172話」
死地から何とか脱出した王騎。
しかしその命の火は、もうほとんど消えかかっている。
自らを支え続けてくれた副将・騰、失態を犯した蒙武に言葉を残した後、信へと話しかける。
王騎「自分で戦場をかけ回って学びなさい、バカ者。皆と共に修羅場をくぐりなさい」
かつて王騎は「結局、戦は武将のもの」と語ったが、その武将は仲間と共に戦うことでしか成長できない。
信の成長を見届けられなくなった王騎の気持ちが、この言葉に滲んでいるように思える。
【ここに注目!名言ポイント】
王騎が最期に言葉を掛けた相手は信。
この名言の後、もう一言だけ付け加えた。
王騎「素質はありますよ、信」
だった。
何万と兵士・武将を見てきた王騎にとって、信は光る原石のようにまぶしく見えただろうし、その出現は嬉しかったはずだ。
王騎にとっても信を鍛え上げることができなくて、さぞかし無念だっただろう。
怪物・李牧の出現は、彼にさえ予想できなかった。
しかし「これだから、乱世は面白い」と語る彼は、やはり天下の大将軍だ。
全く飾り気のない実直な王騎が言うからめちゃくちゃ重い言葉だった。



まとめ
『キングダム』の名言を25個厳選し紹介してきた。
正直まだまだありすぎて紹介しきれない。
『キングダム』の名言は、現代社会においても役立つ言葉が多い。
特にリーダーシップのあり方や、いい組織とはどのようなモノか、などなど。
また違う専門分野を持った人なりの『キングダム』の見方、を知ることも楽しい。
改めて奥深い漫画だな、と実感できると思う。
なんとかベスト25にまとめてみたが、主人公・信の名言は他に紹介してあるのでそちらをご覧いただきたい。
完全に私の主観ではあるが、ひとつ傾向があるとしたら信やキャラクターの成長を促す言葉が上位になっていると思う。
『キングダム』は、信が大将軍になるまでの成長伝記だと私が捉えているからかもしれない。
皆さんもこの一言は絶対ランクインして欲しい、という名言があればぜひ教えていただきたい。
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