【キングダム】騰(とう)はファルファル道を極めた六大将軍!王騎に仕えた誇りと自負で中華統一目指す

騰サムネイル

史実上の騰は韓を滅ぼす!死亡原因は恐らく病死

史実上の騰の記録は非常に少ない。実は騰が姓なのか、名なのかも分かっていない。

はっきり分かっていることは紀元前230年、騰率いる10万の秦軍が韓に侵攻。王を捕えて、韓は秦国の一部・潁川郡(えいせんぐん)と名を変え、滅亡した。

その後秦が中華統一を果たした年(紀元前221年)、騰は内史(ないし)という役職につく。この役職は首都及び近郊の県を統治することが役目だ。

つまり首都・咸陽や蕞、さらには既に建設が始まっていたとされる始皇帝陵を守ったり、統治したりする役職だったのではないか。非常に信頼が厚かったことが想像できる。

ただ、内史に就いたその年に騰は亡くなったとされている。中華統一後なら、恐らく死因は病死だろう。

ボケ?ツッコミ?作者が語る王騎・録嗚未との関係

作者・原先生は王騎に負けないキャラとして、騰を方向性の違う存在にしたと語る。

王騎が軍規違反を犯そうとし、わがままを言うと

騰「さすが殿、完璧な言い訳です」

王騎が仲間を失った信を励まそうとした時、強がる信に対し、

騰「ハ!つまらぬガキです」

姑息な罠で味方を惑わす趙将をけなす王騎に対しては、

騰「ハ!豚の発想です」

ツッコミともボケともとれる、ツッコミボケを展開。描くことが楽しかった二人の掛け合いだったが、王騎が亡くなった後は急に騰を描くことが難しくなったそう。

そんな時、騰が録嗚未をいじったら「騰らしさ」が戻ってきたらしい。録嗚未は死んでいないのに、

「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがいい」

「録鳴未達の死が無駄にならなくてよかった」

今度は完全に騰がボケ、録嗚未がツッコミというコンビスタイルが確立。この二人に救われたのは、作者だったようだ。

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アニメ『キングダム』で騰を担当する声優は加藤亮夫


アニメ『キングダム』で騰役を演じるのは、加藤亮夫(かとう あきお)さん。

代表作としては『ダイヤのA』田原利彦役や『べるぜバブ』フォルカス・ラフマニノフ役があげられる。加藤さんは劇団に所属していたこともあり、声優だけでなく俳優やナレーション、映画・ドラマの吹き替えと活躍は多岐に渡っている。

「いぶし銀」という言葉が似合う、渋い声のベテラン声優さんだ。

実写版映画『キングダム』の騰役は要潤

元々西洋人キャラなのでなかなか難しい役どころとは思うが、要潤(かなめ じゅん)さんが演じている。

まだ映画ではそれほど出演シーンが多くはないが、次作『キングダム2』以降は主要キャラとなるので、その演技に注目が集まる。

まだ披露されていない剣技「ファルファル」をどのように表現するのだろう。要さんはインタビューで「今は想像できないですけど、監督と一緒に考えたい」と話している。

(参考:映画ナタリー https://natalie.mu/eiga/pp/kingdommovie

筆者も大好きな騰、その演技の注目度は高い!

まとめ

六大将軍第二将・騰についてたっぷりと紹介してきた。

最後に、合従軍戦の時、楚将・項翼が騰に挑んできたときの話をしよう。確かに項翼は伸び盛りの若者で強者だが、あの時点で騰が本気を出していたら、殺すことが出来たはず。

しかし、騰はそうしなかった。また什虎で彼と再び剣を交え頬に傷を負った騰は、喜びや満足といった言葉を連想させるような眼差しを送った。

これと同様にかつて合従軍戦の時、蕞へ向かう李牧も麃公に対して心の中でこう叫んだことがあった。

「私に子供(信)を殺させるな」

と。

中華全体の将来を想う時、敵や味方を超えた“未来”を感じ取るからこそ、賢者たちはこのような行動を起こし、作者はそれを描くのではないだろうか。

中華にとって貴重な若者たちの将来を、大人は無闇に奪ってはいけない。騰は賢者であると同時に、稀有な人格者でもあるのだ。

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