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『ワンピース』最強の海賊・白ひげの生き様が教えてくれた「偉大な父」の条件

ワンピース57巻書影画像

「白ひげ」、「世界最強の海賊(男)」、「四皇最強の男」、「海の王者」、「偉大な父」……

その男、エドワード・ニューゲートを指し示す異名は数多くある。

世界中の海を股にかける、最強の男。

齢七十を超えてなお衰えぬ巨躯を誇る、勇ましい男。

そんな男を表す異名として、少々変わったものがある。

それは「偉大な父」だ。

そう、白ひげことエドワード・ニューゲートは「最強の男」であると同時に「最高の父」であった。

荒くれ者ばかりの子分どもを「息子」と呼び、生涯に渡って愛し続けた。

この記事では、そんな白ひげの生き様から「偉大な父」に必要な要素とは何かを探っていこうと思う。

財宝よりも「家族」を欲した白ひげ

若かりし日の白ひげは、一海賊団の船員として海に出ていた。

船上では、仲間たちが略奪した宝を前に大盛りあがりを見せている。

それには参加せず、どこか遠い水面に思いを馳せている白ひげに、仲間の一人がこう言った。

おかしいぜ、海賊が財宝に興味ねェなんてよ。

お前一体何が欲しいんだァ?

その問いかけに、穏やかな顔で白ひげはこう答えるのだ。

………ガキの頃から…欲しかったものがある。

「家族」。

その答えの理由は、白ひげの悲惨な生い立ちにあった。

貧しさゆえに天上金を納められず、無法地帯と化した島で孤児として生まれた白ひげは、家族の愛や温かさを知らないままに育ったのだ。

だからこそ、財宝以上に「家族」に憧れ、その存在を強く欲したのだ。

金や名声よりも「家族」を欲する。

その気持ちが、「偉大な父」に求められる第一の要素なのだ。

反抗も裏切りもすべて「許す」という度量の大きさ

白ひげは、傘下の子分たちを「息子」と呼び、実の家族同然に愛した。

息子たちもまた白ひげを「オヤジ」と呼び慕い、揺るぎない信頼と恩義を抱いていた。

しかし、すべての息子たちが最初から「親」に従順だったわけではない。

「スペード海賊団」の船長であり、白ひげに敗れたことで傘下に下ったエースなどは、その典型的な例だった。

船に乗せられてからも事あるごとに白ひげの命を狙い、食事中の急襲や夜討ちなど、手段を問わず暗殺に及んだその回数は実に100回にのぼる。

しかし、白ひげはそんなエースの反抗(という可愛らしいものでもないが)を意にも介さなかった。

エースを諌めるどころか、錠をかけて縛り付けるようなこともせず、自分の身に危険が及ぼうともエースがやりたいようにさせ続けた。

そんな白ひげの強さと度量の大きさにエースもついに完全敗北を認め、正式に白ひげ海賊団に加わることを決意したのだ。

マリンフォード頂上戦争において、海軍に唆されたスクアードに刺された時もそうだった。

大将・赤犬の策略によって不安を煽られ、「親」を裏切り、その肉体を傷つけたスクアード。

息子から受けた不意打ちの一撃は白ひげの老体を深く傷つけた。

しかし白ひげは、しでかした罪の大きさに震えるスクアードを抱きしめ、こう告げるのだ。

バカな息子を――それでも愛そう…

敵の策略にはまり、まんまと自分を裏切った息子。

しかし、白ひげはその行為を一言も責めようとはしなかった。

許すという言葉すら使わなかった。

ただ、息子として「愛そう」。

その一言だけで、息子の不安や焦り、過ちすべてを受け入れたのだ。

この、どこまでも深い愛こそが、白ひげを「偉大な父」たらしめる第二の要素であろう。

もしもあなたが、反抗期の息子に「死ね、クソ親父!」と言われたとしたら。

あなたは白ひげのように振る舞えるだろうか。

「バカな息子を――それでも愛そう…」と、深い愛をもって息子を抱きしめてやれるだろうか……。

漫画では多くの読者の涙を誘ったこのシーン。

しかし、もしかすると、繊細なお年頃の青少年には逆効果かもしれないので、実行の際には注意が必要だ。

息子の過ちは「親」が背負ってやるのが筋というもんだ

マリンフォード頂上戦争の引き金となったのは、エースのある行動だった。

「仲間殺し」という最大の禁忌を犯して船から逃亡した元部下・ティーチを、白ひげの制止を振り切って追いかけたのだ。

その結果、エースはティーチに敗れて海軍に捕まり、公開処刑の場に引き出される羽目に陥ってしまったのだ。

もし、エースが白ひげの制止を聞いてさえいれば。

エース自身も、自らの行いが白ひげを死地へと追い込んだことを深く後悔していた。

だから、白ひげがエースを救いに現れたとき、エースはたまらずこう叫んだ。

何で見捨ててくれなかったんだよォ!!!

おれの身勝手でこうなっちまったのに………!!!

その悲痛な叫びに対し、白ひげは静かにこう答える。

いや…

おれは行けと言ったハズだぜ 息子よ

白ひげは確かにエースを止めたはずだった。

それを振り切って飛び出したのはエースだ。

その結果、海軍に捕まったのはエースの責任に他ならない。

しかし白ひげは、何の躊躇いもなく「おれは行けと言ったハズだぜ」と答えた。

エースが犯した過ちも、その結果招いた最悪の事態も、すべて自分が指示した結果――自分の責任だというのだ。

どんな時でも、息子の過ちを肩代わりしてやるという度量の大きさ。

それが、白ひげが「偉大な父」と呼ばれる第三の要素なのだ。

揺るぎない愛情で息子たちを包み込んだ白ひげ

金や名声よりも「家族を求める心」。

反抗や裏切りもすべて包み込む「愛」。

そして、息子の過ちもすべて自分が背負い込むという「度量も大きさ」。

この3つの要素を備えていたからこそ、白ひげは渇望していた「家族」を手にすることができた。

何人もの「息子たち」に「オヤジ」と慕われ、心の底からの深い絆で繋がっていた。

あなたにこれらの要素は備わっているだろうか?

金や名声を得んと、仕事にかまけて家族をおざなりにしていないだろうか。

反抗期の息子に対し「親に反抗するとは何事だ」と突き放してしまってはいないだろうか。

失敗し、落ち込む息子に「だから言っただろう」と追い打ちをかけてはいないだろうか。

もし、あなたが白ひげのような「偉大な父」になりたいと心から欲するのなら、次のように言動を改めてみるといいだろう。

「あなた、週末の予定は?」

→これまでのあなた「ゴルフ」

→偉大な父であるあなた「………家族(サービス)」

思慮深そうな微笑みをたたえ、どこか遠くを見つめながら言うのがポイントだ。

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