日本中で絶大な人気を獲得している『東京卍リベンジャーズ』は207話から最終章に突入した。
ドラマチックなエピソードを数多く生み出した本作だが、いったいどのようなラストを迎えるのだろう。
今回は考えられる範囲で『東京卍リベンジャーズ』の最終回と完結する巻数話数を予想していこうと思う。
打ち切りの可能性は!?
結論から言うと『東京卍リベンジャーズ』の打ち切りの可能性は限りなく低い。だが、本記事執筆時点(2021年9月)で本作は最終章に突入しているので、あともう少しで完結するのは間違いないと思われる。
原作者である和久井健先生の過去作の中に、打ち切りで完結を迎えた作品がいくつかあったがために、打ち切りの情報が流れているのだろう。
だが、『東京卍リベンジャーズ』はシリーズ累計発行部数(2021年8月時点)が3,200万部超えの大ヒット。それに加えて実写版『東京リベンジャーズ』の興行収入は30億円を突破しており、こちらも大ヒットとなっている。
これほどまでの人気で現在ピークを迎えている作品を打ち切りにするわけがない。満足のいくラストが期待できるだろう。
最終回の話数、巻数は?
さて、『東京卍リベンジャーズ』はいつ頃、どのくらいの話数で完結するのだろうか。本記事執筆時点(2021年9月)で本作は最終章ともいえる「梵天編」に突入している。
「梵天編」は207話からスタートしているのだが、このシリーズは約100話ぐらいで終了するのではないかという予想ができる。
なぜなら、『東京卍リベンジャーズ』を主要な出来事ごとに章分けしたら以下のようになるためだ。
出来事 | 使った話数 |
---|---|
序盤 (1巻1話〜) |
9話分 |
83抗争 (2巻10話〜) |
26話分 |
血のハロウィン (5巻36話〜) |
41話分 |
聖夜決戦 (9巻77話〜) |
44話分 |
天竺編(関東事変) (14巻121話〜) |
86話分 |
梵天編(最終章) (24巻207話〜) |
100話分? |
ご覧の通り、ストーリーが進むに連れシリーズの規模が大きくなり話数が増えていることが分かる。この法則に則れば、「梵天編」は90話から100話ぐらいのボリュームを使うのではないだろうか。
「梵天編」は単行本24巻(2021年9月17日発売予定)からスタートするので、単行本だと35巻あたり、話数換算だと300話程度で完結すると予想する。
もちろん最終章ということで大幅なボリュームアップも考えられるだろうが、2022年中には完結するだろう。
単行本24巻のカバー色校が上がってまいりました!! というわけで今回の表紙のキャラクターは現代マイキーでした!! わかった方はいましたでしょうか!? pic.twitter.com/paOhWXHUb8
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) August 19, 2021
最終回予想4つ紹介!ハッピーエンドとバッドエンド
ここからは『東京卍リベンジャーズ』の最終回及びこれからの展開予想を紹介する。様々なパターンを考察してみたので、参考にしてみてほしい。
タケミチがマイキーの黒の衝動を抑える説
最もベーシックな流れはタケミチの説得でマイキーの黒の衝動を抑えることだろう。まず前提として、「梵天編」はマイキーの黒の衝動を何らかの形で解決させることが絶対条件だ。
そのためには様々な方法が考えられるが、未来でタケミチとマイキーの握手がタイムリープを成功させていることを考えると、「タケミチがマイキーと拳で語り合う」というシナリオは十分考えられる。
王道すぎるシナリオではあるものの、やはりヤンキー漫画らしく清々しいラストになるのではないだろうか。
タイムリープで全員生き返る説
そもそも、マイキーの黒の衝動が爆発したのは佐野真一郎・場地圭介・佐野エマ・黒川イザナといった主要人物の死亡が原因だと思われる。
ならば、タケミチのタイムリープを活用して上記の登場人物を全員生き返らせるハッピーエンドも考えられるのではないだろうか。
この場合、それぞれの死亡によって生まれた名シーンの価値が激減する恐れがあるが、この辺りを上手くカバーできるようなシナリオができるのであれば、このラストもアリなのではないだろうか。
タケミチのみが死亡する説
タケミチのみが死亡するパターンも考えられる。「主人公の命を引き換えに全員の命を救う」というのはヒーロー系作品にはよくあるシナリオだ。
『東京卍リベンジャーズ』ではタケミチにおける「ヒーロー」という印象が強く強調されているため、このシナリオも十分考えられるだろう。
この場合、賛否両論もあるだろうが読者の心に強烈な余韻を残すラストになるのは間違いない。
タケミチが瀕死になるもギリギリで生還する説
タケミチが瀕死になることによってマイキーの黒の衝動が抑えられ、最終的にタケミチの傷が完治し、ハッピーエンドを迎えるパターンも考えられる。
実はタイムリープ系作品ではこのようなエンドを迎えることが結構多い。
何らかの形で「タケミチが身を挺してマイキーを守る」という構図になれば、自然な形でラストを迎えることができるのではないだろうか。
このパターンであれば、最終回まで緊張感を保つことができ、最後の最後まで楽しめるだろう。
マガジン編集部の傾向から最終回を予想してみた!
この章では週刊少年マガジン編集部の傾向をもとに『東京卍リベンジャーズ』の最終回を大まかに予想していこうと思う。
第一に、マガジン作品はジャンプ作品とは異なり、必ずしもハッピーエンドで終わるわけではないことを挙げておく。
ジャンプ作品は「友情・努力・勝利」というキーワードが重要視されているが、マガジン作品では特にそのようなスローガンがあるわけではないのだ。
第二に、マガジン作品はリアルを重視する傾向があるということ。
マガジン作品の多くがスポーツ作品やラブコメ作品であるように、ファンタジー要素が抑えめになったものが多いのがマガジンの魅力だ。
他の少年誌に比べて、表紙にグラビアアイドルを採用している点からも分かることだとは思う。
そしてこれらの傾向によって、マガジン作品は読者ウケしないラストを迎えることが多い。なぜならマガジン作品はリアルを重視しているがゆえに、本当の意味で作品にふさわしいラストを迎える傾向にあるからだ。
ハッピーエンドであれば思いっきりハッピーエンドにするし、ラブコメあたりだとちょっと納得のいかないラストになることもあるのだが、それは「作品内のキャラクターが迎えるべきラスト」が強調されているためだ。
これらの傾向を『東京卍リベンジャーズ』に置き換えるとどうなるだろうか。
本作はタイムリープが肝になっているとはいえ、数多くの名シーンは各キャラの人情という”リアル”によって生まれている。そう考えると、タイムリープを活かしたラストというよりはキャラとキャラのぶつかり合いによるラストを迎えるのではないだろうか。
また、他の少年誌の作品に比べて少し大人びた印象のあるマガジン作品であることを考慮すると、『東京卍リベンジャーズ』の最終章でも死人がでるのは間違いない。
「天竺編」で佐野エマ・稀咲鉄太・黒川イザナが死亡していることを考えると、最終章でマイキーやタケミチが死亡するのも全くおかしくないし、他の主要人物が亡くなる可能性も非常に高いだろう。
完全なハッピーエンドというよりは、余韻が残るラストを迎えそうだ。
『東京卍リベンジャーズ』世間の最終回予想は?
最後に、Twitter上で『東京卍リベンジャーズ』の最終回予想を呟いているファンのツイートをいくつか紹介しよう。どれもユーモア溢れる面白い内容だったので最終章の結末を予想するときの参考にしてみてほしい。
東京リベンジャーズの最終回は武道とヒナの結婚式で、マトモになったマイキーが参加する所で終わるのかな。
それか武道に何かが起きて今度はヒナorマイキーが過去を変えに行くエンドだったりして。
— あけにゃん (@akenyaaaaan) August 26, 2021
ちなみに東京リベンジャーズの最終回はガチのヤクザが出てきて全員〆られて終了
— 発酵辛白菜(キルレ1超える編) (@KIMUTIIIIaaa) September 5, 2021
東京リベンジャーズの最終回手前を予想
マイキーがタイムリープの力を得て13歳まで戻りたくさんの人々を救って兄貴、場地、エマがタケミチの前に現れる— ブロリー (@sempachi2525) September 6, 2021
おわりに
『東京卍リベンジャーズ』の最終回と今後の展開を予想してみた。
だが、これまでのストーリーは読者の予想を上回るもので、最終回辺りでもアッと驚くような素晴らしいストーリーが期待できるだろう。
本記事の最終回予想を大きく上回るラストを期待しようではないか。
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