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2019年本屋大賞ノミネート全10作品主題歌つき書評まとめ

2019本屋大賞ノミネート作の書評と読書好きの方数名に聞いた感想をまとめました!

お楽しみ下さい!

2019本屋大賞ノミネート作

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

血が繋がっているだけが家族じゃない!家族と思えば家族なんだ!

ナオ

血の繋がりのない何人もの親に育てられ、成長していく少女の物語です。

たとえ血の繋がりがなくても、こんなにもお互いに深く愛し、愛される信頼関係が築けるものなのかと、感動しました。

リレーのバトンのように繋がっていく新しい家族の形は、読んでいてとても優しく温かい気持ちにしてくれます。

本当に大切な事は、お互いを心から思いあえる事なのかもしれませんね。優しい涙を誘ってくれる、素敵な本です。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ【2019本屋大賞受賞!血の繋がりだけが家族じゃない!】

『ひと』小野寺史宜

本屋大賞2019第二位!忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる、感動の青春小説です。

Sayaka

ある日突然、両親を亡くしてしまう20歳の大学生の青年。そこから、ある小さなことをきっかけに途方に暮れていた日々が変わり、青年が成長してゆく姿が書かれている、涙必須の青春小説です。隣に住む人の顔や名前も知らないようなこともある、この時代だからこそ、忘れてはいけない大切なことが詰まった1冊だと感じました。たった1人になった。でも1人きりじゃなかった。
『ひと』小野寺史宜【2019本屋大賞ノミネート!今、自分1人きりだと感じているあなたへ】

『ベルリンは晴れているか』深緑野分

ヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンでひとりの男が死んだ。圧倒的スケールで描かれる歴史ミステリ。

とけい

終戦前後のドイツが舞台の圧倒的スケールで描かれた歴史ミステリーです。

時間の違う2つの章が交互に進んでいくのですが最後に話が繋がります。真相が明かされて読み終えると胸が一杯になりしばらく何もせずに本を眺めていました。それからぱらぱらページをめくってこういう話だったんだと面白さを噛み締めました。間違いなく傑作です。

『ベルリンは晴れているか』深緑野分【『このミステリーがすごい!2019年版』で第2位!圧倒的スケールの歴史ミステリ】

『熱帯』森見登美彦

Coming Soon…

『ある男』平野啓一郎

今、あなたの目の前にいる愛する人が赤の他人の人生を生きているとしたら?

どうしますか?

チョコレートだと思っていたものが、餡子だったら?

やはり、そこには少しの違和感が存在するのではないでしょうか?

ナオ

ある日突然、愛する夫が事故で亡くなります。でも、その男は全くの別人でした。

真相究明の為にある弁護士が調べ始めると、やがて驚きの真実が見えてきます。

真実を知った時、それでも夫を愛せるでしょうか?

辛い過去を消す為に男が選んだ道を、私はキッパリ否定する事はできません。

人間誰でも幸せになりたいから。この本を読むと、切ない気持ちになると同時に、人間の生き方について考えさせられます。

よい

愛とは相手の過去も愛することだろうけど、過去が偽りだったら?他人と過去を入れ替えても、自分の記憶や痛みは消えなかったと思う。本当は、捨てたい過去も含めて愛する人に受け入れてもらえるのが、一番の幸せなのかなと思った。

壮絶な人生を歩んだある男が最期確かに愛されたことが、救い。静かに胸を打たれた。

『ある男』平野啓一郎【本屋大賞2019候補作‼ある男のように人生を偽ってしまいたい事ありますか?】

『愛なき世界』三浦しをん

彼が惚れたのは、人間よりも、草に恋する研究生だった。
植物の神秘に触れる、究極の「草」食系恋愛小説。

うぐはら

藤丸くんが、愛情を持って食材と接するからこそ、同じように好奇心を持って植物に愛情を注ぐ本村さんと魅かれあったのだと思います。
シロイヌナズナの葉を顕微鏡で見るシーンが好きです。
透明な細胞が重なり合って、植物の組織を作っている。
そんな、目に見えない世界に秘められた宇宙。
個性的で一途な登場人物の目線を通して、今、自分が生きていることの不思議を感じ取ることができます。
愛しすぎて臆病になること。
「私」と「あなた」はどこが違うのか。受け入れるために必要なものは何か。
何かに熱中したことがある人なら、ぜひ一度読んでいただきたいですね。
装丁も美しいので、プレゼント用にもおすすめです。
『愛なき世界』三浦しをん【誰か助けてください。『草』に恋人を奪われました。植物の神秘に触れる純愛小説 】

『さざなみのよる』木皿泉

ナスミという一人の女性が死んだ。
彼女を取り巻く色々な人達がナスミの生と死に想いを馳せる。
この本を読む頃にはあなたにもきっと、大切な何かが見つかるだろう。

だい

ナスミのような死に方ができたらなんて幸せだろうかと、思わずにいられなかった。

かつて、ナスミは言った。「最初はね、物真似でも何でもいいんだよ。最終的に自分がなりたいものになれれば、それでいいんだよ。」ナスミの物真似から始めようか。。

mikan

読み初めてから、大好きなドラマの人々の話だと気付き、また富士ファミリーに出逢えた事に嬉しくなった。43歳で亡くなったナスミ。亡くなった後も関わってきた人々の思い出の中で生き続け影響を与え続けている。当たり前の日常がどんなに大切か改めて気付いた。大切な人たちとの繋がり、日常にある幸せの欠片を落とさないように今を一瞬を生きていこう。ナスミが言った言葉『よいことも悪いことも受け止めて、最善をつくす』私もナスミのようにさざなみを起こせる人でありたい。希望・勇気を貰えた本でした。
『さざなみのよる』木皿泉【2019本屋大賞ノミネート作!一人の女性の生と死を巡って繰り広げられる感動の作品】

『ひとつむぎの手』知念実希人

医療ミステリーの旗手が描く人間ドラマ。迷い悩みながら生きる全ての人に、勇気をくれる物語。

nacchan

知念実希人さんらしい医療ミステリー。主人公の平良は大学病院の心臓外科医。何よりも人が良く、人の良さから厄介ごとも頼まれる。3人の研修医を入局させること、上司の教授にあてられた怪文書の犯人探し…。厄介ごとの解決に奮闘する姿に、組織の中で揺れる出世への野心と他人を思いやる優しさの葛藤が感じられ、結末に感動します!

soca

医師たちの人間味あふれる葛藤が胸に迫る、極上のヒューマンドラマ。医療ものでありながらミステリーの要素もあり、次の展開から目が離せません。

仕事上での身の振り方や人間関係に悩んだ経験は誰しもあるはず。主人公が権力争いに巻き込まれながらも、医師として、人として、大切なことに気付いていく姿に勇気をもらえます。

『ひとつむぎの手』知念実希人【2019本屋大賞ノミネート!医療×ヒューマンドラマ×ミステリー】

『火のないところに煙は』芦沢央

いきなり物が落ちてくる。
毎日同じ時間に目が覚める。

皆さんはよく分からない奇妙な体験をしたことはありませんか。

だい

全6編からなる怪談集

ひとつひとつの話自体も恐ろしいものではあるが、最終話で全てが恐ろしくなった。いかなる理屈も、この超怪奇現象には成立しないと思った。「火のないところに煙は立たない」とならば、今後も作者の動向からは目が離せないはずである。読後、そう思わずにはいられない。

tsukasa

1話目の「染み」から怖いのですが、そんなのこの作品では序の口なんです。
恐怖に交えて、浮かび上がる謎の占い師の存在が気になり、心の中で、続きが気になる!でも怖い!気になる!怖い・・・のループが始まります。
葛藤の末、好奇心が勝ったあなたの元には、最後に、二度と読み返しが出来なくなるような恐怖が襲ってくるでしょう。。。
『火のないところに煙は』芦沢央【ミステリー?ホラー?本屋大賞2019候補作】

『フーガはユーガ』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎一年ぶりの最新作!!
双子で不運で、だけど手強い。瞬間移動×双子の新感覚伊坂ワールド!

TETSU

伊坂幸太郎先生の最新作。
互いの体を入れ替える能力のある双子の物語。
虐待、イジメ、社会に存在する問題がリアルに、鮮明に描かれていて社会に一石投じています。
おすすめは衝撃のラスト。張り巡らされた伏線を見事に回収し、誰も想像できない物語へと展開します。もし自分が彼らだったら彼らと同じように、「正義」をかざすことができるだろうか。
そんな彼らの「正義」を『フーガはユーガ』で是非。

kobakoba

展開の移り変わりが早くて読んでいてとても気持ちよかったですね。また、会話文が多くてスラスラ読める事からこの本は読書に馴染みが無い人や抵抗感を持っている方でも楽しく読むことが出来ると思います。それと、「この後はきっとこうなるのかなぁ」という風に自分で考察を立てられる様な終わり方だったのが個人的にとても好みでした。

kenji

瞬間移動、双子、誕生日。読み始めてすぐに興味をそそるキーワードが多く、頭の中で一本の映画が上映されているかのごとく、すらすら物語が進み、読みやすいです。

兄弟愛 家族愛 友情とさまざまな愛を感じられハラハラドキドキの展開もあり、ちょっぴり切なさもあり、伊坂作品が初めての方でも楽しめる一冊だと思います。

ahiru

不幸を背負って生まれても、どこかで不幸に出会ってつきまとわれても、人を諦めず人を少し想い、人のためにほんの少し思いやりを持つこと。きっとどこかにそれに答えてくれる何かがあると、人生捨てたもんじゃ無いと…感じさせてくれる作品。淡々と語られる双子のエピソードの中にも深いメッセージが有ると思います。

AYANO

不思議なタイトルに惹かれ購入。

序盤はずっと暗い話なのかと少し気が重くなりながら読んでいましたが、ふと笑える場面もありいつの間にか物語に引き込まれていました。ページをめくる度ハラハラドキドキしている自分がいて、終盤は一気に読み終えてしまいました。

読後は切なさと温かさがじんわりと心に残るような、深い作品です。

『フーガはユーガ』伊坂幸太郎 【彼らは双子で、不運。だけど手強い。】

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