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絵本初!グッドデザイン金賞受賞
「1人称童話シリーズ」はGOOD DESIGN AWARD 2018においてグッドデザイン金賞に絵本では初めて受賞しました。
GOOD DESIGN AWARDとは、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内多くの企業やデザイナーが参加しています。
グッドデザイン金賞は、社会の課題に対する取り組みとしての内容、将来に向けた提案性や完成度の高さなど、総合的な観点から、グッドデザイン賞審査委員会が今年度もっとも優れていると評価したデザインに贈られる賞です。
審査委員コメント(一部)
読書を通した新しい体験が未だ残されていたとは大きな発見だろう。誰もが知っている童話が一人称になるだけで、子どもたちが他者を想像する背中を押し、読み聞かせをする大人にも新しい視点を生み出していくことに評価が集まった。
シリーズ紹介
1人称童話シリーズは『桃太郎』の他に
- シンデレラが語るシンデレラ
- 浦島太郎が語る浦島太郎
の2作が今現在発売されています。
これからどんな童話が1人称シリーズに加わって新たな物語が見れるのか今から楽しみです!
色んな童話がシリーズ化されると良いですね!
まとめ──もし自分が桃太郎なら──
もし桃太郎なら…
絶対桃からは生まれたくないかな笑
桃ってべたべたするし、切られる時に当たり所悪くて運悪く体が真っ二つにされたらと思うとゾッとします笑
でも、生まれる喜びやわくわくは感じるのだろうな~とは思います!
やっぱり一番難しいのは鬼退治の決断。
桃太郎は一晩考えて決断していたけれど、やっぱり鬼は怖いし、自分ひとりでどうにか出来る相手じゃないってこともわかるし…(´・ω・)
リスクも考えだしたらきりがないけれど、3日は考えて、結局桃太郎と同じように鬼退治に行く決意をすると思います。
私が桃太郎でもきっとおじいさんとおばあさんはとても大切で大好きな存在だから。
その大好きな人の為なら危険を背負ってでも立ち向かうと思います。
鬼はたぶん…いや、きっとものすごく怖いと思うけど、仲間がいたら頑張れる気がします。
恐らく桃太郎もそうであったと思います。
一人じゃ寂しくて不安で心折れそうになるけれど、犬・猿・キジがいてくれたから怖い鬼にも立ち向かえたのだと思います。
と、まぁもし自分が桃太郎だったなら…と考えてみたわけですが、桃太郎になって何をするかは人それぞれ自由です。
桃太郎じゃなくて鬼になりきってみて桃太郎と仲良くしてみる、と言う結末を描いてみても面白いかも知れません。
物語の最後を決めるのは自分次第。
何でもアリなのです。
主題歌:水曜日のカンパネラ/桃太郎
水曜日のカンパネルラ『桃太郎』。
とても安易かもしれませんが笑
水曜日のカンパネルラさんの『桃太郎』は言うなれば現代版『桃太郎』です。
昔話を現代風に書き換えて歌詞にするのもなかなかなく、斬新だと思います。
『桃太郎が語る桃太郎』は桃太郎視点の1人称で語られるこれまたない斬新な絵本。
斬新さと桃太郎の共通点があるこの2つ。
BGMにこの曲はピッタリだと思い選曲させていただきました!
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「生まれるって、なんて気もちいいんだろう。」
コロンブスの卵のように意表を突かれた表現でした。その発想・視点はなかった、というか…。赤ん坊は気持ちよすぎて感動の産声を上げるのか、この世で待ち受ける業を憂いて畏れおののき泣き上げるのか。
それは想像する人の人生観で変わってくるのかもしれませんが笑
絵本がグッドデザイン賞を受賞していただなんて。グッドデザイン賞の展覧会に行ったことはありますが、あそこに絵本が加わるのはとても嬉しく思います。
淡々と語られる物語の視点を変えるだけでこれだけ新しいドラマの誕生や感情の発見が得られるのは驚きです。
反対に、一般的な小説を童話風の俯瞰目線で書くとどうなっちゃうのでしょうね笑
『ハリーポッターを童話風にしてみた』みたいな本があれば気になっちゃいます!