『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』あらすじと感想【失敗は成功への近道!偉人たちの圧倒的な行動力に習え】

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何か新しいことに挑戦する時、「~をやりたい」、「~を実現するにはどうすればいいか?」と考える前に、「失敗しないようにするにはどうすればいいのか」が思考の優先に立っていないだろうか?

もし、そうであれば、失敗って恥ずかしい、悪いことだ、失敗したら怒られる。と怯えている証拠。

そんなあなたは、成功するチャンスさえ逃してしまう残念な人かもしれない。

失敗ってそんなに悪いことなのだろうか?

無駄な足枷を取っ払い、失敗を恐れない勇気を授けてくれる本を紹介する。

こんな人におすすめ!

  • 過去の失敗がトラウマになっている人
  • 失敗してしまった友人を励ましたい人
  • 挑戦したいことがあるが、失敗を恐れている人

あらすじ・内容紹介

誰だって人生で何度も失敗をする。

我々の尊敬する偉人達も、数々の失敗を重ね、成功に辿り着いていることを忘れてはならない。

夏目漱石、ベートーヴェン、孔子、ウォルト・ディズニー…と、誰もがその名を知る偉人総勢23人の失敗談を収録。

薪を背負いながら本を読んでいる勤勉な様子の銅像でお馴染みの二宮金次郎は、思い通りに進まない仕事や周囲からの反感に耐えられず、村から逃げ出した等、我々の尊敬するあの偉人たちの意外な一面や失敗談をショートストーリー仕立てでユーモラスに学べる。

成功を収めた素晴らしい方々の失敗がどのように成功へと繋がったのか?その道筋を感じ取れる。

これを読めば、失敗なんて怖くない!失敗してもいいんだ!と、失敗に対するハードルが大幅に軽くなるだろう。

『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』の感想・特徴(ネタバレなし)

伝えたいこと①:とにかく行動あるのみ!偉人たちの圧倒的な行動力に習え

やりたいことがあるなら、まずは、行動を起こさなければ何も始まらないし、チャンスも巡ってこない。

収録されている失敗事例は様々だが、自分ならそこまで出来たかな?と感じる内容が多く、偉人たちの「圧倒的な行動力」を感じる。

もし、あなたに本気でやりたいことや夢があるなら、とにかく行動あるのみ!

独特な画風で知られるピカソの失敗談は、「新しい絵」に挑戦したがために周りから理解を得られなかったことだった。

しかし、それはやがて『ゲルニカ』を代表とする「キュビズム」という新しい絵画の流れをつくり出し、ピカソが独創的な画家であると言われる先駆けでもあった。

本当に新しいものの中には、それが生まれるまでに費やされた時間の分だけ、たましいが宿ります。そして、そのたましいに心ゆさぶられる人が必ずどこかにいるものなのです。

自分の起こした行動とそれに対する結果がすぐに結びつかず、苦しい思いをすることもあるが、あなたを評価してくれる人は必ず現れる。

信念を持ち、焦らず、自分のやってみたい事に挑戦してほしい。

伝えたいこと②:失敗を学びに!

本書では数々の失敗談が収録されているが、これは貴重なデータでもある。

誰かが失敗してくれたからこそ、我々は同じ過ちを繰り返さずに済んでいることも多い。

考える、どうして失敗したのか?そうすることで、失敗からつながる道が少しずつ見えてくる

子どもから大人まで、日夜多くの人々に夢や希望を与えるディズニーにも失敗があった。

ディズニーは著作権に厳しい会社だという話はご存知だろうか。

その背景には、ウォルト・ディズニーが作成した短編映画『しあわせのウサギオズワルド』で、配給会社だけに有利な契約をしてしまい、オズワルドの所有権を奪われるという悲惨な出来事があった。

ウォルトも26歳とまだ若く、経験も知識も乏しかったのだろう。

その後、ディズニーは配給先を変え、新たにミッキーマウスという世界的人気キャラクターを生み出し、やがて独自の配給会社をつくるまでに成長した。

そして、過去の二の舞とならぬように、ミッキーマウスをはじめとする大切なキャラクターたちを著作権で守り続けている。

厳しい著作権の裏側には、キャラクターへの愛情があったのだ。

もし、あまりにも理不尽な契約をしていなかったら、ミッキーマウスはこの世に誕生していなかったかもしれない。

失敗は、時に成功への大きな起爆剤となることもある。

ウォルトの失敗は大きな痛手ではあったが、その失敗から学び、柔軟に対応していけば、しっかりと成果も出せることを証明してくれた。

ビジネスシーンで、事故に至らなかったものの、危うくなりそうな出来事や、事故に繋がってしまった事例を集め、対策を検討する「ヒヤリ・ハット」、「インシデント」という言葉を耳にする機会があるだろう。

企業がリスクとして認識・管理し、同じ重大なミスを繰り返さないようにする取り組み手法であるが、それも日頃の挑戦や失敗があってこそ成り立つ。

また、人材採用の場などでは経験者が求められることも多いが、その経験の中には、生産性や成功体験だけではなく、様々な失敗も含めた“経験値”が含まれている。

実際に挑戦した人しか得られない失敗の経験値が多ければ多いほど、それは貴重な財産であり、あらゆる場面であなたを助けてくれるだろう。

人生はトライ&エラーの繰り返し。

様々な失敗から学び、改善を繰り返しながら、少しずつ仕事やサービスの質を上げていけばいいのだ。

伝えたいこと③あなたの失敗なんて大したことじゃない

失敗をすることが悪い事でもなく、成功への近道だとしても、実際にミスをしたときは、人間誰だって落ち込む。

私の失敗談を少し話すと、外国人観光客に道を聞かれ、自信満々で答えたのだが、全く違う場所を教えていたことに後から気付き、申し訳ないことをしてしまった。と、反省したこと。

まな板を使わずにリンゴをカットしようとして包丁で手を切り、3針縫うケガをしたことなどがある。

しかし、どちらも、天才を演じ、変なことをやりすぎて死にかけたダリの様に命に関わるような失敗ではない。

偉人たちの数々の失敗談を読んでいると、自分の失敗がとてつもなく小さく、大したことでは無かったと感じる。

その失敗でウジウジ落ち込んでいる時間があるなら、すぐに気持ちを切り替え、一歩前へ進む行動に移った方が良い。

失敗をものともしなかった成功者の1人がApple創業者のスティーブ・ジョブズだ。

物事をはっきり言いすぎて経営仲間から自分の会社を追い出されてしまうが、最終的にはAppleに戻り、iPhoneなどの画期的なアイテムを世に送り出した。

ジョブズがAppleに戻ってからも功績を残せたのは、「良いものを作りたい」という信念を貫き通したからではないだろうか。

ジョブズの切り替えの早さは見習いたいところだ。

彼の様に熱心にモノづくりに打ち込んでいれば、センスも磨かれ、「自分は良いものを作っている」という手応えや、自信も感じていたのかもしれない。

偉人たちの活躍を学ぶと、尊敬フィルターがかかる。

そうすると、その人物の全てがすごい!あの人は別格だと錯覚してしまうが、決してそんなことはない。

相対性理論で有名な天才数学者・アインシュタインだって、数学の事なら誰にも負けない得意分野であったが、それ以外の事は全くダメだった。

数学や物理以外ならアインシュタインに勝てたかもしれない。

いくつかの「苦手なこと」を気にして落ち込むより、たったひとつの「好きなこと」を大事にして、心から楽しむ。

それが「感動を作れる人生」への第一歩なのです。

全ての事を完璧にこなせる人なんていない。

まずは、自分の得意なこと・極めたいことを絞り込み、その1点に全力投球してみてはいかがだろうか。

まとめ

本書で読んでほしいのは、23人の失敗談だけではない。

偉人たちの失敗談の合間に挟まれる特集コーナーでは、失敗したら笑われた等、失敗に纏わるお悩み相談や、それに対する回答等が載っているが、悩みをスパッと一蹴してくれて実に気持ちが良い。

何事も挑戦から始まる。

今からでも全然遅くないし、年齢や属性も関係ない。

心の柵を取り払い、興味のあることにはどんどん挑戦みてほしい。

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