常守朱の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】

常守朱の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】

大人気アニメーション〈PSYCHO-PASS〉は、システムが人を管理する近未来、罪を犯す可能性〈犯罪係数〉だけで人を裁けるようになった日本を舞台に、刑事達が犯罪者を追う硬派な刑事ドラマだ。

アニメは第3期まで制作され、劇場版は4本作成されるという異様な人気を誇るこの作品において、欠かすことのできない最重要キャラクターが、〈常守朱(つねもり あかね)〉だろう。

第1期ではヒロイン、第2期と劇場版では主役を務めた彼女は、登場初期こそ〈世間知らずのお嬢ちゃん〉然とした様子だった。

しかし、自身の先輩でありながら部下でもある執行官〈狡噛慎也(こうがみ しんや)〉と行動を共にしていく中で、その振る舞いは徐々に凛としたものになっていく。

更に、犯罪係数を測定できないが故に罪を裁くことができない犯罪者〈槙島聖護(まきしましょうご)〉との戦いの中で急速な成長を遂げてゆき、狡噛譲りの推理力やタフさも身につけていく。

歪な社会で犯罪者を追う中で、自らの信念を確固たるものにしていく彼女の様子は、見ていて非常に頼もしい。

また、成長を遂げた朱が主役を務める〈PSYCHO-PASS2〉や〈劇場版PSYCHO-PASS〉を見ていると、宜野座の台詞ではないが〈彼女を見ていると、なんとかなりそうな気がする〉という気持ちを抱いたファンも多いのではないだろうか。

本記事では、そんな常守朱の魅力について考えていく。

常守朱の能力や性格は?【急速な成長とブレない信念】

誕生日 2092年4月1日
身長 163cm
体重 49kg
血液型 A型
出身地 千葉県

誠実で温厚だが、強い芯を持った女性。

訓練施設では主席で卒業する。

500人の中で唯一公安局の適性が出るなど、成績は非常に優秀で、正義感も強い。

初登場時は新任監視官ということもあり、頼りなさげな雰囲気を纏っていた。

しかし、第1話の時点で人質女性がサイコハザード(一般人などが犯罪係数の高い人間と長時間一緒にいることで、ストレスなどから犯罪係数が悪化する現象)によって狡噛に執行されそうになった際、パラライザーで狡噛を撃つなど、彼女の信念の一端は物語の最初期から見え隠れしていた。

狡噛と行動を共にする中で、これまでに触れることのなかった〈潜在犯〉という存在の普通さに戸惑いながらも刑事としてのイロハを吸収し続け、最終的には作中屈指の推理能力を持つキャラクターへと成長を遂げていく。

シビュラ社会の歪さなど、社会への疑問を持つことを重んじながらも遵法精神も高く、需要性が高い性格のため、犯罪係数が上がり辛い。

第1期の終盤でシビュラシステムの正体を知り、嫌悪感を覚えながらもその必要性は認めている。

第2期以降は監視官として刑事課1係を引っ張る存在へと成長し、執行官たちからも一目置かれている。

おばあちゃん子であり、可愛がられて育った様子。

運動は得意だが、泳げないらしい。

常守朱の劇中での活躍を解説!

PSYCHO-PASS(第1期)での活躍

第1話〜第12話

新任監視官として、刑事課1係に配属される。

先述のように、初めての事件で初っ端から狡噛をパラライザーで撃ったことや、その後1係執行官の〈縢秀星(かがり しゅうせい)〉から厳しい言葉をかけられたことから、早々に監視官としてやっていく自信を失う。

しかし、見舞いに行った狡噛から励ましの言葉をかけられたことで自身の判断に自信を持ち、またそのことによって縢からも認められ、刑事課1係の一員として事件捜査にあたっていく。

しかし槙島が狡噛に興味を持ったことから、彼の罠で朱の友人〈船原ゆき(ふなはら〜)〉を餌に狡噛と分断される。

狡噛が自身の力で罠を退け、潜在犯である〈泉宮寺豊久(せんぐうじ とよひさ)〉を執行した後に満身創痍になった際に、単独で槙島を追跡。

しかし、犯罪係数が上がらないためにドミネーターが通用しない槙島によって、目の前でゆきを殺害されてしまう。

また、その際に槙島からはショットガンを渡されており、それで槙島を撃ち殺すように警告されていたが、〈ドミネーターの執行以外での殺害は、自分が殺したことになる〉という恐れから失敗しており、それが朱に〈友人を見殺しにした〉という罪悪感を植え付ける結果となる。

第13話〜最終話

メモリースキャン(脳内の記憶からイメージを引っ張り出し、画像化する技術)によって、友人が目の前で殺される経験を反芻しながらも槙島の顔を画像化することに成功。

この際、メモリースキャン中に上がった犯罪係数が急速に下がったことで、1係の面々から一目置かれる。

その後、槙島が引き起こした暴動事件の最中で彼の意図に気づいた狡噛、縢と共に厚生省本部である〈ノナタワー〉に突入。

狡噛との協力の末、槙島を確保することに成功する。

この際に狡噛からは〈殺せ〉と言われ、また自身も目の前で友人が殺された経験から迷いが見られたが、苦渋の決断の末に遵法精神が勝り、殺害ではなく逮捕を選んだ。

その後は槙島の処遇に対し、裁判の復活を望む発言をしているが、槙島の逃亡によりそれが叶うことはなかった。

公安局から槙島を再度捕らえろという命令、更に捜査から狡噛を外せという指示に反発した1係監視官〈宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)〉が、上層部の策略に嵌り狡噛を執行しかけた際には、先にパラライザーで撃つことで狡噛の執行を免れるなど、タフさが垣間見えるようになる。

また狡噛の逃亡に際して、シビュラシステムの判断によりその正体が朱に明かされた折にも、その正体に嫌悪感や怒りを覚えながらも交渉し、〈槙島の確保に成功すれば狡噛の逃亡を見送る〉という成果を捥ぎ取るなどの順応性も見せる。

これより後、誰よりも狡噛の思考パターンや行動の意図を見抜き、鋭い洞察力を発揮しており、宜野座はその朱の姿に狡噛を重ねている。

朱の力により、狡噛とほぼ同時に槙島がバイオテロを行おうとしている現場に到着。

多くの犠牲を払いながらも、ついに追いついた狡噛と共闘して槙島を追い詰める。

しかし、最後には狡噛を止めることは出来ず、槙島の殺害と狡噛の国外逃亡を許す結果となった。

この結末により、シビュラシステムから朱への評価は下方修正されたが、シビュラにとって朱は、〈シビュラの正体を知り、嫌悪感を抱きながらも必要性を認めている〉理想の市民サンプルであり、変わらずシビュラから注視される存在となる。

PSYCHO-PASS(第2期)での活躍

先輩監視官として、監視官〈霜月美佳(しもつき みか)〉や執行官2名を加えた新たな1係を引っ張っていく存在となっている。

シビュラに認識されずに犯罪を重ね、ドミネーターを集めている透明人間〈鹿矛囲桐人(かむい きりと)〉による事件を追う。

その中で、1係に新たに配属された執行官〈東金朔夜(とうがね さくや)〉に、公安局から姿を消した狡噛の姿を重ねる様子も見られる。

現在の事件を追う中で明らかになる過去の〈地獄の季節〉事件の全貌が明らかになっていく中で、祖母である〈常守葵(つねもり あおい)〉が何者かに殺害される。

当初は鹿矛囲が犯人と目される中で、打ちのめされながらも事件の真相を追う。

その中で辿り着いたシビュラ誕生に関わる技術と、そこに関わる〈東金財団〉の存在から、祖母を殺害した真犯人が執行官の東金であること、更に鹿矛囲の真の目的が〈シビュラに鹿矛囲自信を裁かせることで、シビュラそのものを裁くことができるようにする〉ことであると気付く。

自身の信念に従い鹿矛囲をシビュラの元に連れて行き、シビュラとの対話を実現させた後、現場に駆けつけた東金と対峙。

鹿矛囲と東金が相打った後に、シビュラが〈集団的サイコパス〉の測定を認めたことを確認し、現場を後にする。

その後、シビュラから〈シビュラの一部となり、内側から変革を試みないか〉という誘いを受けるが断り、今後も監視官として戦う道を選ぶ。

第2期以降、思考を纏める際には煙草の匂いを嗅いでいる様子や、体を鍛えている様子などが見られ、狡噛から受けた影響が大きいことが察せられる。

PSYCHO-PASS劇場版での活躍

出典:www.amazon.co.jp

日本国内に侵入した謎の武装集団の記憶の中に、国外逃亡した狡噛の姿があることを知り、内戦を鎮静化するためにシビュラの導入を進める国家〈SEAUn〉の首都〈シャンバラフロート〉に、国際捜査として訪れる。

SEAUnの幹部である〈ニコラス・ウォン〉と行動するが、反体制派勢力の中に狡噛の姿を発見し、単独で追跡を開始する。

ついに邂逅を果たした狡噛と行動を共にする中で、日本国外の惨状を目の当たりにし、またSEAUnの体制への疑問を覚えるが、時すでに遅くニコラスの策略に嵌る。

シビュラを欺いき犯罪係数を偽っていたニコラスたち体制派の手によって、狡噛共々処刑されそうになるが、間一髪で日本から到着した刑事課1係の面々に救われる。

その後、今回の事件を仕組んだ黒幕がシビュラシステムであることを確信し、人間が自分の意思で社会を決めることに意味がある、との考えから〈シビュラシシテムの導入の可否を選挙で決めること〉をシビュラに提案、承諾させている。

事件が解決した後に狡噛は再度逃亡を果たしており、朱は一度、狡噛との関わりを完全に失うこととなる。

シビュラから見捨てられた地域〈廃棄区画〉に懇意の情報屋がいるなど、その捜査能力は更に上がっている様子。

PSYCHO-PASS3(第3期)での活躍

〈人殺しの元監視官〉として、投獄されている様子。

事件の詳細は明かされていないが、殺害したのは公安局局長である〈禾生譲宗(かせい じょうしゅう)〉らしい。

また、このことについて朱は〈自らの信念に従った〉という趣旨の述懐をしており、そうせざるを得ない大きな陰謀があった様子も見受けられる。

第3期主人公の1人、監視官〈慎導灼(しんどう あらた)〉は、朱が推薦した人物。

PSYCHO-PASS3劇場版FIRST INSPECTORでの活躍

〈ビフロスト〉をめぐる事件が終わりを迎えたことで、過去の事件に片がつき、釈放されている。

また、出所の際には狡噛が迎えにきている。

その後、第3期主人公の慎導灼と〈炯・ミハイル・イグナトフ(けい〜)〉に、過去の事件の詳細を語る。

PSYCHO-PASS ASYLUM2(小説版)での活躍

監視官として、公安局1係の捜査指揮を取る。

数々の残酷な事件を経て、精神的にも能力的にも非常に成長しており、冷静に捜査に当たっている。

また、人を思いやる性質は変わらず、事件に深い関わりのある執行官〈六合塚弥生(くにづか やよい)〉や、六合塚との恋愛関係にある分析官〈唐之杜志恩(からのもり しおん)〉らを気遣い、本懐を遂げさせようとする様子も見受けられる。

常守朱のセリフ3選!【人と法を信じる強さ】

物語全体を通して、大きな成長を遂げる常守朱。

様々な事件を経る中で、恐らくは作中で最も悩み、考え抜いた彼女の言葉の中から、特に重要であろうものを独断と偏見で3つ抜粋し、解説する。

きっと大切だったのは、善か悪の結論じゃない。それを自分で抱えて、悩んで、引き受ける事だったんだと思う

朱がこれまでに投げかけられた問いに、自身の中で答えを出した際の台詞。

事件を追う中で、信念ゆえに狡噛と袂を分ち、槙島の存在に苦悩した彼女が出した〈答え〉だからこそ、この言葉は大きな重みを持つ。

シビュラという絶対者がいる中で、自身の判断で生きずとも問題のない社会。

その中で、本当に価値のある、大切なものが何かを探し抜いた上で出したこの答えは、聞く者にも大きな共感を与えるのではないだろうか。

法が人を守るんじゃ無い、人が法を守るんです

槙島を追う中で、狡噛から〈何故、人を守れない法を守るのか〉と問いかけられた際に、答えた台詞。

一聞すると、〈法を犯さない〉という意味にも聞こえるが、その意図はもっと深い。

この台詞はこの後、このように続く。

これまで、悪を憎んで正しい生き方を探し求めてきた人々の思いが、その積み重ねが法なんです

つまりは、朱の言う〈法を守る〉とは、〈正しくありたいと願う先人たちの意思〉を尊び、自らもまた〈正しくあろうと模索する〉ことなのだろう。

それが難しい事は理解した上で、それでもその姿勢を貫く彼女の強さは、惨憺たる事件が続くこの作品の中で、一際輝いて見える。

人間を甘く見ないことね。私たちはいつだって、より良い社会を目指してる。いつか誰かがこの部屋の電源を落としにやって来るわ。きっと新しい道を見つけてみせる

シビュラシステムが自らの必要性を語り、世界の秩序たらんとする中で、朱がシビュラに投げかけた台詞。

2つ目の台詞にも繋がるこの言葉は、人間の善性への信頼を無くしては放てないものだろう。

これまで人の悪意による事件を数多く経験してきた朱が、それでも人間に信頼を寄せているという彼女の強さと、そして彼女の様な人間が社会にいる限り、社会はより良い方向に進歩していくだろうという希望を与えてくれる、物語の集大成に相応しい台詞だ。

常守朱と狡噛慎也【相棒として、監視官と執行官として】

監視官・常守朱という〈刑事〉を語る上で欠かせない存在が、執行官の狡噛慎也だろう。

朱の先輩にして部下でもある彼は、朱の刑事としての姿勢に大きな影響を与えている。

彼が朱に、自嘲を込めて伝えた〈刑事(デカ)ってのは、誰かを刈り取る仕事じゃなくて、誰かを守る仕事〉という言葉は、朱が〈刑事〉という仕事を続けていく中での、非常に大切な指標となっているのではないだろうか。

実際に彼女は、以降の事件で〈人を守る〉という視点を持ちながら捜査に当たっている。

捜査を共に行う中で、確かに芽生えていったお互いへの信頼。

男女間での恋愛といった領域を超えたこの関係性は、言葉では言い表し難い。

最後には互いの信念から袂を分つ2人だが、その間には友情や愛情を超えた確かな〈絆〉が存在している。

彼女が監視官として、シビュラシステムという巨大な存在に対峙できたのも、彼の存在があったからだろう。

そんな狡噛と朱の永きに渡る関係性は、PSYCHO-PASSという作品を通した大きな見所と言える。

狡噛慎也の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】狡噛慎也の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】

担当声優<花澤香菜>【ザ・ヒロイン】

頼りなさげな新人から、タフな刑事へと変貌を遂げていくこの女性に声を当てるのは、もはや解説は不要とすら思うほどの大御所女性声優、花澤香菜(はなざわ かな)氏だ。

2003年に、14歳にしてテレビアニメ『LAST EXILE』の〈ホリー・マドセイン〉役として声優に挑戦。

その後、約3年のブランクを経てテレビアニメ『ゼーガペイン』の〈カンナギ・リョーコ〉役でレギュラー出演を果たす。

以後、特徴的な〈澄んだ可愛らしい声〉で様々なキャラクターに命を吹き込んでいる。

中学時代はパソコン部に在籍、高校時代は生徒会副会長を務めている。

この頃から、人見知りがちの性格になったとのこと。

常守朱というキャラクターに対しては、〈どんどん成長する彼女を演じて、今はこの先の朱ちゃんも見てみたい〉と語っており、愛着を持っている様子。

PSYCHO-PASSラジオでは、1人固定コーナーを持っており、狡噛慎也役の関智一氏や宜野座伸元役の野島健児氏からは、〈安全圏〉と呼ばれている。

最近、同じく俳優業の小野賢章氏とご結婚された。

まとめ

以上、PSYCHO-PASSシリーズという作品を通しての最重要キャラクターである、常守朱の活躍や性格を掻い摘んで解説した。

最初は弱々しい様子であった彼女が、それでも確固たる信念を持って行動し、シリーズを追うごとに推理力やタフさを増していく様子になんとも言えない感慨を抱いたファンは多いのではなかろうか。

シリーズ開始当初はファンからも〈朱ちゃん〉と呼ばれていた彼女が、〈朱さん〉とでも呼ぶべき姿にまで成長を遂げていく様子は、しかし過程が丁寧に描かれているが故に強い説得力を持つ。

今ある我々の社会を考える上でも、彼女の信念や考え方は大いに参考になる部分があるだろう。

関連作品を視聴し直したり読み返したりすることで、そんな彼女が打ちのめされながらも成長していく姿にきっと勇気づけられるはずだ。

この記事を読んだあなたにおすすめ!