宜野座伸元の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】

宜野座伸元の魅力とは?能力や名言などを徹底解剖!【PSYCHO-PASS】

大人気アニメーション〈PSYCHO-PASS〉は、システムが人を管理する近未来、罪を犯す可能性〈犯罪係数〉だけで人を裁けるようになった日本を舞台に、刑事達が犯罪者を追う硬派な刑事ドラマだ。

アニメは第3期まで制作され、劇場版は4本作成されるという異様な人気を誇るこの作品の中で特に大きな変化を見せたキャラクターは、監視官から執行官、そして外務省行動課へと立場を移していった〈宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)〉ではないだろうか。

アニメ第1期では眼鏡を掛けた知的な雰囲気を纏っており、本作ヒロインである後輩監視官の〈常守朱(つねもり あかね)〉や執行官達への態度から、ややもすれば〈嫌味なエリート〉に見え兼ねない。

しかし、彼もまた胸に確かな〈正義〉を秘める、信念ある人間の1人だ。

そんな彼の本質は、アニメ第2期や第3期、劇場版などの描写から多分に察せられる。

徐々に変化を遂げていく心境や、言動の背景から見えてくる宜野座の境遇が明かされてゆくたびに、視聴者の彼に対しての印象は大きく変わっていったのではないだろうか。

本記事ではそんな彼のプロフィールや能力、過去、人間関係などの背景からその魅力の秘密を紐解いていく。

宜野座伸元の能力や性格は?【神経質な正義漢】

出典:www.amazon.co.jp

誕生日 2084年11月21日
身長 183cm
体重 62kg
血液型 O型
趣味 硬貨集め

第1期の時点では、潜在犯や執行官と親しげにしている朱に対して非常に厳しく接しており、如何にもな「嫌味なエリート」のような言動を見せる。

特に刑事課1係の執行官、〈政陸智己(まさおか ともみ)〉に対しては、過剰とも取れる反発心をあらわにすることも多い。

シビュラシステムの絶対性を信じており、社会に自らの必要性を証明するために、シビュラが管理する社会の中で最も〈世界の中心〉に近いとされる、〈厚生省本部〉への入局を目標にしている。

しかし、胸の内には〈他者を害する犯罪者が許せない〉という確かな正義感も秘めており、また自身の判断が誤っていた際には執行官である〈狡噛慎也(こうがみ しんや)〉にも(言い出し辛そうではあったが)素直に謝罪するなど、良識的な面も持つ。

朱に対しては、度々〈執行官に対して深入りしすぎるな・執行官とは一線を引いて接しろ〉と苦言を呈することが多いが、それは彼女が執行官達と接する中で潜在犯堕ちしてしまうことを案じているからでもある。

また、数多くの事件を通して成長を遂げてゆく朱を見て、〈彼女を見ていると、なんとかなりそうな気がする〉と話すこともあり、内心では朱を高く評価している様子。

同じ公安局刑事課1係に所属する執行官〈政陸智己〉とは実の親子である(〈宜野座〉は母方の旧姓)。

政陸は〈シビュラシステム〉導入以前から刑事をしており、〈犯罪者の心理を予測し、それを捕らえるために行動する〉という仕事の特性から、当時の多くの刑事とともに潜在犯認定されていた。

その当時は犯罪係数の仕組みも広く認知されておらず、宜野座は〈潜在犯の子供〉として謂れなき差別を受けることとなる。

更に、学生時代からの友人であった狡噛が〈標本事件〉を機に執行官堕ちしてしまったことも重なり、上記のような余裕のない態度となっていた。

槙島との最終決戦の中で政陸と死別し、また自身も政陸と同じ左腕を失い義手となってしまったことで、犯罪係数が規定値以上へと上昇して執行官落ちしてしまう。

しかし政陸との蟠りが解けたことで性格が穏やかになり、以降は1係執行官として朱や、新しく赴任した新人監視官〈霜月美香(しもつき みか)〉達のサポートをしていくとこととなる。

かなりの犬好きで、初登場時以前から〈ドッグセラピスト〉(犬との触れ合いを通してメンタルケアを行うセラピスト)の資格を有している。

愛犬は〈ダイム〉という名のシベリアンハスキー。

この犬は両親との離別による宜野座の孤独を心配した彼の祖母から贈られたもの。

趣味は硬貨集めで、コレクションの硬貨を眺めながら〈こんな不便なものを使っていた先人たちの生活を考える〉という、若干悪趣味な楽しみ方をしている。

本作の脚本を務めた虚淵玄(うろぶち げん)氏によれば、〈宜野座は、この世界において極々平均的な考え方をする人〉とのこと。

宜野座伸元の劇中での活躍を解説!

PSYCHO-PASS(第1期)での活躍

第1話〜第12話

常守朱の先輩監視官として登場。

初登場時は執行官を〈同じ人間だと思うな〉〈人格破綻者〉などと語り、侮蔑の色を隠そうともしない如何にもな〈嫌味なエリート〉だった。

狡噛や政陸が推理の際によく口にする〈刑事の勘〉というものを〈単なる妄想〉の一言で片付け、まるで反発するかのように別口からの捜査を進めるなどしており、こと事件の解決においてはあまり優秀な面は見られなかった。

しかし、上層部への報告や犯人への取り調べなどでは成果も出しており、駆け引き的な分野には長けている様子で、上層部からの評価は高め。

狡噛が、槙島と彼のスポンサーである〈泉宮寺豊久(せんぐうじ とよひさ)〉の罠に嵌り孤立した際には、狡噛の逃走を疑い朱を責めるなどの感情的な面を見せ、政陸に牽制されている。

第13話〜最終話

槙島という〈免罪体質者〉の存在を知ってしまい、更にその存在を隠匿するように公安局局長から指示を受けたことで、シビュラに対する信頼が揺らいでゆく。

更に、なんとしても槙島を捕らえようとする狡噛の暴走も重なり、徐々に消耗し犯罪係数も微増していく。

前線を退くことをセラピストに勧められるが、朱のことを持ち出し〈彼女を見ていると、なんとかなりそうな気がする〉と穏やかな表情で語るなど、その内心には変化も見られる。

捜査の中で、槙島を殺されては困る上層部から狡噛を捜査から外すように指示を受ける。

しかし、宜野座自身が〈事件の解決には狡噛の力が不可欠〉との考えから、2係に協力を要請し、狡噛を非公式に捜査に加えようとする。

結果としては失敗に終わったが、非常にクレバーな政治的駆け引きを見せた。

槙島との最終決戦の際には、槙島の罠に嵌り瓦礫の下敷きとなってしまう。

また、身動きの取れない宜野座に代わり政陸が槙島に応戦するが、槙島の投げたダイナマイトから宜野座を庇い致命傷を負った際に、挟まった腕を引きちぎって政陸のもとに駆けつけたため、奇しくも政陸と同じく左腕を失うこととなった。

事件終了後は左手に義手を装着しており、犯罪係数が完全に規定値を超え、潜在犯となってしまう。

しかし、父である政陸への蟠りが解けたことでその表情や物腰は非常に穏やかになっており、執行官として朱をサポートしていくことを決意している。

PSYCHO-PASS2(アニメ第2期)での活躍

公安局刑事課1係に所属する執行官として登場。

優秀な執行官として、朱や霜月のサポートを行う。

アニメ第1期とは打って変わって穏やかな物腰だったが、同期でもあった2係の青柳監視官が敵の術中に嵌った末に2係の執行官〈須郷徹平(すごう てっぺい)〉にエリミネーターで執行された折には、須郷に対して〈間違ったことはしていない〉と言いながらも〈しばらくは俺の前に姿を見せるな〉といった感情的な面を見せている。

第1期と比較して前髪が短くなっているほか、執行官になって以降は身体を鍛えているようで、身体付きが逞しくなっている。

執行官としての宿舎は以前政陸が使っていた部屋を利用しており、政陸が集めていた酒類も嗜んでいる様子。

事件捜査の際には、朱の発した短い言葉の真意を察してすぐにサポートを行うなど、非常に優秀な働きを見せている。

PSYCHO-PASS劇場版での活躍

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第1期から後ろ髪が伸び、ポニーテールとなっている(ファンからの愛称は〈ポニザ〉)。

海外から侵攻してきた武装勢力に対しても対等以上の戦いを見せているほか、狡噛と傭兵部隊のリーダー〈デスモンド〉との戦闘に介入した際には、狡噛との見事なコンビネーションでデスモンドを抑え込むなど、肉弾戦においてかなりの活躍を見せる。

事件終了後には狡噛に見事な右ストレートを炸裂させ、〈これ以上あの人(常守朱)に余計な重荷を背負わせるな〉と伝えた上で狡噛の逃走を見逃している。

PSYCHO-PASS〈Sinners of the System case.1 罪と罰〉での活躍

監視官である霜月、執行官である〈六合塚弥生(くにづか やよい)〉と共に、潜在犯の隔離施設である特別行政区〈サンクチュアリ〉の捜査にあたる。

ともすれば暴走しがちな霜月を抑えつつ、サンクチュアリの暗部を探っていく。

敵勢力との戦闘の際には、戦闘用ドローンに乗った敵の攻撃を避けつつ地の利を活かして勝利するなど、クレバーな戦い方を披露している。

また、捜査の最中で出会った少年に〈俺は友人(狡噛慎也)の苦しみを分かってあげられなかった〉と語っていることから、狡噛の顛末には責任を感じている素振りを見せている。

PSYCHO-PASS〈Sinners of the System case.2 First Guardian〉での活躍

事件の捜査にあたっている最中、母(政陸にとっての妻)に接触した政陸に対して怒りを露わにしており、青柳に注意を受けている。

PSYCHO-PASS3での活躍

秘密組織である〈外務省行動課〉の1員として登場。

狡噛や須郷と共に、国外に関連する事件の捜査にあたっている様子。

公安局とは何らかの取引を行っているようで、公安局課長となった霜月に対しては〈必要であれば我々が介入する〉などといった発言をしているが、関係はそこまで悪くないようだ。

霜月から〈優秀な人材を引き抜かれて苦労している〉と怒りを露わにされた際には嬉しそうに揶揄うなど、少し打ち解けた様子も見せている。

劇場版PSYCHO-PASS3  First.Inspectorでの活躍

国外から侵入してきた武装組織〈パスファインダー〉と戦闘を行うほか、公安局内に閉じ込められた現1係にドミネーターを届けるなど、見事なサポートを見せる。

宜野座伸元の過去に迫る!

〈標本事件〉での宜野座伸元(小説版〈PSYCHO-PASSゼロ 名前のない怪物〉)

執行官の肩を持ちすぎる狡噛に対して、〈飼育の作法〉を忘れるな、という警告をする。

また、佐々山執行官の暴走に巻き込まれ、先輩監視官からの叱責を頻繁に受けている様子。

しかし、残り1つとなった人気のクリームパンを佐々山が独占しようとした際には本気で怒り、奢ってもらえそうになったときには喜びが隠しきれないなどの様子から、佐々山からの印象は悪くない。

〈愛玩奴隷事件〉での宜野座伸元(小説版〈PSYCHO-PASS ASYLUM2〉)

カウンセリングのための動物が〈三宅養努(みやけ かいぬ)〉の手によって一斉に野に放たれた〈動物の再導入〉事件の捜査に、主となって当たる。

また、その中で出会ったバセットハウンドの〈ロン〉という犬を保護する中で、更におぞましい事〈愛玩奴隷事件〉の真相へと辿り着いていくこととなる。

執行官へ気安く接する狡噛への苛立ちを募らせていくが、佐々山の機転や狡噛の気遣いによって、〈誰とでも平等に接するのは、狡噛という人間の魅力だった〉と再認識している。

また、この事件の後も保護した〈ロン〉を飼い続けており、寿命で死んでからは執行官となった後も毎年欠かさず墓参りに訪れている。

〈臓器ナンバリング事件〉での宜野座伸元(漫画〈監視官狡噛慎也〉)

脇役として一瞬だけ登場。

〈佐々山がどこにいるか知らないか?アイツ、俺のサボテンに…!〉と怒りをあらわにしている様子から、佐々山には定期的に揶揄われている様子。

サボテンを大事に育てていたことが、ここで初めて明かされた。

意外とコミカル、宜野座の裏側

第1期では神経質なエリート、第2期以降は優秀な執行官として落ち着きを見せた宜野座だが、その裏側では意外とコミカルな面も披露しているので、軽くまとめてみる。

  1. 佐々山から〈バレンタインデーとは、身近な人間にチョコレートを渡すことで円滑な人間関係を築く行事〉と嘘の情報を吹き込まれ、狡噛や政陸にチョコレートを渡しまくる。
  2. 執行官の〈縢秀星(かがり しゅうせい)〉から〈ガミガミメガネ〉と呼ばれ、拷問してやりたいと考える。
  3. 誤ってスピリタスを飲んでしまい、捜査中に泥酔する。

その他にも、生真面目さ故に妙な行動を起こすシーンや変な拘りを見せるシーンも多数散見される。

ちょっとした小ネタとして楽しめるので、関連作品を視聴する際には少し探してみると楽しいかもしれない。

宜野座伸元のセリフ3選!【内心の吐露】

これから会う連中を、同じ人間だと思うな(第1期PSYCHO-PASS第1話)

赴任したての朱に対して、執行官を指して言い放った台詞。

まだ神経質だった頃の宜野座の発言であり、本心からそう思っている可能性は勿論高いが、それ以降のストーリー展開や宜野座の過去を知っていくにつれて、〈自分に言い聞かせている〉とも取れる良い台詞だ。

事実、そう思っていなければ監視官としてやって来られなかったのではないか、というような宜野座のこのセリフは、最終話で形を変えて朱に受け継がれる。

PSYCHO-PASSという世界を俯瞰して眺めた際に、非常に大きな意味を持つ一言でもある。

……ま……執行官……父さん……(小説版PSYCHO-PASS〈下〉)

父である政陸が、自身を庇って殉職した際の台詞。

アニメ本編では“遅すぎるだろ”という台詞だったが、より思いが伝わるのはこちらではないかと考え、あえて小説版の台詞を抜擢した。

監視官と執行官、という溝を徹底的に誇張し、政陸と一線を引いて接してきた宜野座が、ようやく政陸を〈父さん〉と呼べたこの台詞は、死別の悲痛さと、それでも最後に和解ができたという美しさに満ち溢れた、名台詞ではないだろうか。

自分の顔が嫌いでね。特に目元が気にくわなかった……だがもう、どうでも良くなったんだ、今は(第1期PSYCHO-PASS第22話)

執行官落ちした後、朱に〈伊達だったんですか?眼鏡〉と尋ねられた際への返答。

政陸との死別の際、政陸から〈目元がそっくりだ〉と言われており、政陸への蟠りからそれを否定するために掛けていた伊達眼鏡。

それを外し、〈どうでも良くなった〉と言い切る宜野座からは、かつての険がなくなり、物腰も穏やかになっている。

父との蟠りが解けたことを、静かに、婉曲に表現するこの台詞は、宜野座の人間的な成長を物語っているのではないだろうか。

宜野座伸元と政陸智己【親子として、監視官と執行官として】

宜野座伸元というキャラクターの魅力は、政陸智己との関係性の中でこそ最も輝くのではないだろうか。

実の親子でありながら上司と部下であり、その間には〈監視官と執行官〉という深い溝が存在している。

この溝故に、宜野座は過酷な幼少期、青年期を過ごしてきており、また母親も廃人のようになってしまった。

宜野座の立場から考えれば、恨んで当然ではあるだろう。

しかし、宜野座は政陸に対して〈かっこいい父親〉である、という想いも確かに抱えている。

幼少期に、政陸が密かに準備していたセーフハウスに連れて行ってもらったことは、彼の原風景として胸の中に確かに残っており、この時のことを〈秘密を教えてもらって嬉しかった思い出〉として刻まれているのだ。

そして、宜野座を庇っての政陸の殉職。

その際に見せた彼の涙からは、父親への尊敬と愛情があったことが伝わってくる。

死別の折ではあったが、彼は確かに父と和解ができたのだ。

その象徴が、父親似であった目元を隠すための伊達眼鏡を外したことだろう。

政陸の存在を、父として自身の中に落とし込めた彼には、父に似た落ち着きや穏やかさが見られる。

そして第2期以降。

政陸が着ていたものに似たコートを身に纏い、彼の集めた酒類を嗜む宜野座の姿は、彼もまた優秀な刑事となるのだろう、という未来を暗示しているようにも思える。

担当声優<野島健児>【役柄幅広い爽やかボイス】

1996年、ゲーム『るぷぷキューブルブ☆さらだ』で声優デビューし、翌年『ゲゲゲの鬼太郎』でアニメデビューを果たす。

主に青年主役を演じることが多く、クール系から元気系など、幅広い役柄を熟す。

演技に関しては、あえて原作を読まずに挑むこともあるなど、独特の演技論を持っている。

宜野座伸元というキャラクターに関しては、〈PSYCHO-PASSは、宜野座の成長物語でもある〉と語っており、愛着を持っている。

アニメPSYCHO-PASSの公式ラジオ番組〈PSYCHO-PASSラジオ 公安局刑事課24時〉では、奔放な関智一の発言に対して、スタジオに設置されたドミネーター(煙噴射期)で執行する役割を果たすが、迂闊な発言でたまに執行されることもある。

まとめ

以上、宜野座伸元の魅力について、掻い摘んで解説した。

〈宜野座伸元〉という男は、おそらくPSYCHO-PASSのキャラクターの中でも特に大きな変化を見せたキャラクターだろう。

アニメを見返したり、ノベライズにも触れたりして、その変遷を辿っていくのも、また楽しみ方の1つだろう。

ひょっとすると、〈好みの宜野座〉を見つけられるかもしれない。

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