芥川賞作品まとめて一覧で紹介します!

第157回芥川賞(2017年上半期)

沼田真佑 「影裏」

大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。

北緯39度。会社の出向で移り住んだ岩手の地で、ただひとり心を許したのが、同僚の日浅だった。

ともに釣りをした日々に募る追憶と寂しさ。

いつしか疎遠になった男のもう一つの顔に、「あの日」以後、触れることになるのだが……。

樹々と川の彩りの中に、崩壊の予兆と人知れぬ思いを繊細に描き出す。

芥川賞受賞作に、単行本未収録の「廃屋の眺め」(「文學界」2017年9月号・受賞後第一作)、「陶片」(「文學界」2019年1月号)を併録。

綾野剛・松田龍平主演で映画化(大友啓史監督)、2020年初頭に公開予定。

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第156回芥川賞(2016年下半期)

山下澄人 「しんせかい」

十九歳のスミトは、船に乗って北へ向かう。行き着いた【谷】で待ち受けていたのは、俳優や脚本家を志望する若者たちとの自給自足の共同生活、そして【先生】だった。

過酷な肉体労働、同期との交流、【先生】の演劇指導、地元に残してきた“恋人未満”の女性・天の存在。スミトの心は日々、様々に揺れ動く。

「何度か電話をかけようとした。だけどかけなかった。かけるべきだった。どうしてかけなかったのか。かけてもっとちゃんと話すべきだった。ちゃんと何を。話すことは話した。そうじゃない内容じゃない。なら何。それがわからなくてかけなかった。」(「しんせかい」本文より)

なんともないけど、かけがえのない、十代最後の一年間。

実際に富良野塾二期生として倉本聰氏に師事した著者が、十九歳の記憶をたぐり綴った、等身大の青春小説。

表題作のほか、入塾試験前夜の希望と不安を打ち明けた短編「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」も収録。

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第155回芥川賞(2016年上半期)

村田沙耶香 「コンビニ人間」

「普通」とは何か?

現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。

日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」

お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。

世界各国でベストセラーの話題の書。

解説・中村文則

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『コンビニ人間』あらすじと感想【普通ではない主人公目線で描かれている】『コンビニ人間』あらすじと感想【普通ではない主人公目線で描かれている】

第154回芥川賞(2015年下半期)

滝口悠生 「死んでいない者」

「とても大きな小説を読んだ」 津村記久子氏(解説)

通夜のために集まった親族たちの一夜のふるまい、思い、記憶――傑作の誉れ高い第154回芥川賞受賞作。滝口悠生の代表作を文庫化!

単行本未収録作「夜曲」収録。

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本谷有希子 「異類婚姻譚」

子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。

「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は大量の揚げものづくりに熱中し、いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって…。

「夫婦」という形式への違和を軽妙洒脱に描いた表題作が第154回芥川賞受賞! 自由奔放な想像力で日常を異化する傑作短編集。

専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作で芥川賞受賞!他に「藁の夫」など短編3篇を収録。

子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活を送る専業主婦の私は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気付く。

「俺は家では何も考えたくない男だ。」と宣言する夫は大量の揚げものづくりに熱中し、いつの間にか夫婦の輪郭が混じりあって…。

自由奔放な想像力で日常を異化する傑作短編集。

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第153回芥川賞(2015年上半期)

羽田圭介 「スクラップ・アンド・ビルド」

「じいちゃんなんて早う死んだらよか」。

ぼやく祖父の願いをかなえようと、孫の健斗はある計画を思いつく。

自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、転職のため面接に臨む日々。

人生を再構築中の青年は、祖父との共生を通して次第に変化してゆく―。

瑞々しさと可笑しみ漂う筆致で、老人の狡猾さも描き切った、第153回芥川賞受賞作。

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又吉直樹 「火花」

売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い、「弟子にして下さい」と申し出た。

神谷は天才肌でまた人間味が豊かな人物。

「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。

神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。

吉祥寺の街を歩きまわる2人はさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は異なっていく。

徳永は少しずつ売れていき、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。

お笑いの世界の周辺で生きる女性たちや、芸人の世界の厳しさも描きながら、驚くべきストーリー展開を見せる。

笑いとは何か、人間の本質とは何かを描ききり第153回芥川賞を受賞、2015年の話題をさらったあの「火花」が待望の文庫化! 受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

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まとめ

近年、芥川賞を受賞した作品をご紹介しました。

読みたい本は見つかりましたか?

今後の芥川賞も楽しみですね!

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