【現役作家 悠木シュンさんに聞いた!】小説家になるには?

今回は現役の小説家「悠木シュンさん」にインタビューさせて頂きました。

悠木シュン 経歴
福岡にお住まいの小説家。
2013年「スマートクロニクル」で第35回小説推理新人賞受賞
2014年双葉社出版 「スマート泥棒」
2017年双葉社出版「背中、押してやろうか?」
2017年双葉社出版「花葬」

現在も作家として活動中。

近いようで遠い存在の小説家。
そんな文章の職人になるためには、一体何が必要なのか?

悠木シュンさんはどうして小説家を目指したのか?

大庭

今日はよろしくお願いします。まず悠木さんは小説を書きたいと思ったきっかけは何かありましたか?
ケータイ小説が世の中で話題になり始めたことが大きかったです。
元々映画やドラマを製作してみたいという気持ちがあったのですが、お金も時間も掛かるし一人じゃできない。
ただ小説であれば一人でイチから始めることができるかなって思ったんです。
それで半分勢いで始めました。

悠木さん

大庭

では作家志望という訳ではなかったのですか?
世の中に何かを残したいという気持ちが強かったです。
ちょうどその時2人目の子どもが生まれて、自分の人生のピークが過ぎてしまったような気がして。
ふと、これ以上嬉しいことはもう訪れないんじゃないかなって思いました。
出産時の嬉しさを越える出来事をもう一度経験できないか
それが私の中で「作家になりたくさんの人に作品を見てもらうこと」という道に繋がりました。

悠木さん

大庭

なるほど。あっそういえば顔出しOKなんですか?
作家さんってあんまり公にしないイメージがあって。
いいですよ~。
昔は顔も性別も分からない謎めいているのがカッコいいな~と思っていましたが、今はそんなこと言ってる場合ではないですからね。
twitterも始めました~。

悠木さん

悠木シュンさんが小説を書くときに意識していること

大庭

本を読む度に「どうして作家さんはこんなにも文章が上手いんだろう」といつも思います。
悠木さんは本を書き始める前、書き方のノウハウなど誰かに教えてもらいましたか?
プロ作家先生の添削講座を受けておりました。
まず初めに教わったのが、自分の人生で起きた面白い人・出来事を箇条書きにする、ということでした。
自分の体験談をベースにストーリーを作成していくやり方です。
私の場合は広告代理店に勤めていた経験があるので、最初はその時の実体験が小説の骨子になりました。

悠木さん

大庭

小説推理新人賞を受賞されたのも、その講座で学んだことが大きかったですか?
いえ。

悠木さん

大庭

えっ?
受賞した作品に関しては先生の教えを守らず、講座で習ったルールを全て破って書いたんです。
なので先生には申し訳なくて「受賞したよ~」とは未だに言えてないんですよ。

悠木さん

大庭

暴君ですね。あ、失礼しました。
逆に悠木さんが小説を書く際に意識していることはありますか?
少し伏線を伏線だとわかるような書き方をしております。あとこれは講座で習ったことでもありますが、「自分の武器を使う」これは大事ですね。例えば将棋が得意なら将棋の話、浪人経験があるなら浪人エピソードを盛り込むという風に、自分のこれまでの体験談は他の人との差別化にもなります。

悠木さん

大庭

なるほど、僕が読ませてもらった「スマート泥棒」も伏線が沢山ありました。登場人物の名前や固有名詞は、ご自身の体験をヒントにしているんですか?
はい。小学校の体験、友達から聞いて記憶に残っているエピソードなどは、小説の中で姿形を変えて登場しています。
当時叶わなかった恋愛体験を、小説の中で成就させるなんてこともあります。

悠木さん

大庭

なるほど。ちなみに「スマート泥棒」にはエロ要素が多かったですね。

悠木さん

大庭

・・エロ好きなんですか?
いえ、そういう訳はないですよ。
今は青春ミステリーものをよく書いているので。
ただ「花葬」という作品にもエロ要素は多いですね。

悠木さん

大庭

・・エロ好きなんですか?
イヤミスとかバカミスとか色々なミステリーがあると思うんですけど、エロミスの女王と呼ばれている作家さんがいなかったので、そこを狙ってみたんです。エロいミステリー。でも、定着しなかった(笑)

悠木さん

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