世間はそろそろ年の瀬といった感じだろうか。
今年は私個人としてもいろいろあわただしい一年となった。
そんな中でもいろんな本を読んで、成長した一年でもあった。
たくさんの古本屋にも行ったので、後日そちらの紹介もしたいと思う。
さて、12/24のクリスマスイブに発売された『メモの魔力』。
自分へのクリスマスプレゼントとして買ってみたら(正確に言えば購入したのは22日)、その内容に衝撃を受けた。
今本屋でガチ品切れが続出しているようなので、見つけたらすぐに手に取ってほしいところである。
前田裕二って誰?
著者は前田裕二という方である。詳しい経歴は最後の著者紹介を見ていただきたい。
もしかしたら前田裕二って誰やねん!って思う方もおられるかもしれない。
ざっくりいうと以下のようになる。
- ①SHOWROOMの代表
- ②石原さとみと付き合っている
②に関しては何も問題はないだろう。
私も石原さとみが好きなので二人を応援したい。
ちなみに、この本の発売日は石原さとみの誕生日でもある、あまり深い意味はないらしいが、なかなかやりよるな。
①に関して、「SHOWROOMって何?」と思うかもしれない。
簡単に説明すると、アイドルやアーティストさんの配信が無料で視聴できるwebサービスであり、視聴者も応援できる相互的で画期的なシステムである。
とにかく苦労人でありながら革新的な人なのである。
メモの魔力の感想
自己成長のためのメモ
この本は彼がいつもしているメモについて書かれている。
前田さんはとにかく周りがドン引きするぐらいメモを書いている。
本のカバーを外すと表紙には前田さんのメモが!
本当に驚いた……もはやエモさを感じる。
とにかくメモをたくさん取ることで、自分の目標が定まりぶれない自分ができるというのがこの本の主張。
そしてメモを取ることで運命が変わる!とやや宗教臭い(と本人もSNSで言っていたが)感はあるが、実際に前田さんはメモを取ることで今の地位を築き上げてきたので納得する。
実際に何をどうやってメモを取ればいいのか、事細かに書かれているので、ある種の指南書的存在といえるかもしれない。
この本で言われているメモとは、単に記録としてのメモではなく、それを発展させてどう自分を成長させていくか、といったことに主眼が置かれているいわば自己成長のためのメモである。
前田さんは就活の自己分析のためになんと30冊ものノートに今までの自分、これからの自分について深い洞察をし徹底的に自己分析して就活に勝った(という表現は適切でない気がするが)らしい。
何気ない日常でもほんのわずかな変化でも逃さずにメモをする大切さを実感する良書である。
タイトルからやや胡散臭い感じがしないでもないが、中身はちゃんと保証されているのでご安心を(笑)
巻末にはなんと1000問の質問が?!
実はこの本の巻末に1000問の質問があり、まずは100問答えることから始めようと筆者からの優しい心意気があったので、興味本位でやってみることとした。
内容としては幼少期~未来の自分の考えを深堀りするような質問など幅広く、やってみて気づいたのだが「100問でも多すぎる……」
意外と1問ごとに真剣に答えると大体15分ぐらいはかかる。まさに体育系(体育会系は間違った日本語)であると感じた。
しかしながら、質問に答えながらメモを取ることで、「具体例⇒抽象化⇒転用」という流れができて、何となく自分とは何者かをつかめるような気がする。
学生のうちに1000問達成できれば人生変わりそうなぐらい中身は濃い。
まだ20問しか答えておらず、1000問まで道のりは長いが元運動部の意地を見せて頑張って終わらせたいと思う。
まとめ
いかがだっただろうか?
とにかく品切れ状態なので見つけたらすぐにでも中身を確認してほしい。
たぶんこの本を読んだ後にすぐにメモ用のノートがほしくなるので、ノートも合わせて購入することを推奨する。
主題歌:ももいろクローバーZ/灰とダイヤモンド
『灰とダイヤモンド』ももいろクローバーZ
前を向いて成長し、過去を乗り越えよう。
それはそんなに簡単じゃないが、回り道してもいいじゃないか、といった自分を励ましてくれる曲である。
前田さんの言うとおりにメモを取っても思うようにいかないこともあるかもしれないが、それは成長の過程にいる証であるのではないだろうか。
歌詞にはこのようにある。
成長していくときの軌道、らせんのよう
まさにメモを取ることでらせんのように成長していくのである。
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上阪徹『ビジネスにうまい文章はいらない』あなたの文章、本当に読んでもらえますか?
1000問答える時にはなにかを悟っていそうですね。
メモはちょこちょこ取っていましたが、やっぱり何か成功する人というのは「ドン引く」ぐらいの量を積み上げているものなのでしょうか。
メモ、意識してみます。
P.S. 前田氏が石原さとみと付き合ってることについては同じく応援したいと思っています。
コメントありがとうございます!
幻冬社の箕輪さんも見城さんもやはり圧倒的努力という言葉をよく用いています。