仕事が速い人って周りにいませんか?
仕事が速い人って羨ましいですよね。
しかも、そういう人に限って、大量の仕事をこなしている。
逆に「忙しい」が口癖の人ほど、そんなに大した仕事をこなしていない。
本書は、同時に400件の案件を抱えるデザイナーさんの仕事術について書かれた本です。
スピードが速いとクオリティも高くなる!
本書の著者である佐藤オオキさんはデザイナーで同時に400もの案件をこなしているそうです。
普通に生活していて、そんなに案件を抱えることってなかなかないですよね!
さて、そんな佐藤さんはこう言います。
「仕事の質は、スピードで決まる」
なかなか、信じられない話ですよね。
スピードよりもじっくり丁寧に時間をかけて仕事をした方が質は高そうって思うのが一般的ですよね?
しかも、驚くことに、仕事の質はスピードで決まると言っている佐藤さんはデザイナーです。
めちゃくちゃ時間かけた方がいいデザインできそうじゃないですか!?
詳細はネタバレになっちゃうので割愛しますが、簡単に言うとこんな感じです。
- 仕事を高速で終わらせる
- 納期より早く完成したことでクライアントが喜びまた依頼が来る
- 人より多くの仕事が来るため、経験値が高まる
- 豊富な経験値を活かしてクオリティが高くなる
他にも理由はありますが、こんなサイクルが生まれるそうです。
仕事の量が多いほど、クオリティは上がる
さて、佐藤さんはまたこんなことを言っています。
「仕事の量が多いほど、クオリティは上がる」
スピードもさることながら、抱える案件が多いほどクオリティも上がると言っているんですね。
常時400を超えるプロジェクトを進め、「一つの仕事を完結させたらいったん忘れ、次の仕事に集中する」ことを繰り返していると、あえて意識をしなくても常に常に頭がリセットされた状態でプロジェクトに臨めるのです。
どうやら、たくさん案件があると手をつけた時に全てが新鮮に感じられ、斬新なデザインだったり、人に突き刺さるようなデザインだったりができて、その結果クオリティが高いと言えるようです。
細かな仕事術もビジネスマン必見!
さて、これまで、仕事のスピードと量にクオリティが比例するというお話をしてきました。
(更に詳しい内容はぜひ本書を読んでください)
実は他にも細かな仕事術が本書では紹介されています。
例えば、佐藤さんはタスクを3つに分けて仕事を管理しているそうです。
- Now
- Later
- Maybe
このような分け方をしているそうです。
具体的には、
「Now」は3日以内程度のスパンでやるべき仕事
「Later」は急ぎではないけど、放っておくと危機的な状況を招く可能性のある仕事
「Maybe」はやってもやらなくても問題ないが、それをやることで長期的にはメリットがありそうな仕事
というようにタスクを管理しているとのこと。
他にも、「そのときに一番やりたい仕事をする」など、その場のテンションを活かした独自の仕事術など紹介しています。
ぜひ、多忙なビジネスマンは本書を読んで仕事術を参考にしてみてください!
主題歌:星野源/恋
この本に曲をつけるとしたら、
星野源さんの『恋』ですね。
アップテンポなこの曲は仕事のスピード感を表し、
また星野源さん自身も歌手以外に小説を書いたり俳優をしたりと複数の肩書き(タスク)をこなしているのにも関わらず、どれもクオリティが高い。
本書の著者もデザイナーで案件を400個も抱えているのにクオリティが高い。
タスクが多いからこそ質が高いという逆説のようなセオリーを体現している点でピッタリじゃないかと考えました。
皆様も恐れずたくさんの案件を抱えてみては?
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