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【ベクトルは未来→未知のわくわく+新発見】ALL REVIEWS(好きな書評家、読ませる書評。オール・レビューズ)

 

はじめに・・・
こんにちは。読書大好き☆ReaJoyライターの望月アキオです。この記事では最近とくにお気に入りの読書系WEBサイトを紹介いたします!

スーパー大辞林にもある通り、書評といえば新刊の評価(レビュー)というイメージが強いが、読書感想文といえば新刊に限らず読んだ本の感想とその記録というイメージが強い。

なので〝絶版を含めた全ての本〟が対象であるかのような〝読書感想〟という言い方がけっこう好きである。

そんな個人的な嗜好と、読書好きゆえに求める情報読み物としての楽しみことごとく満たしてくれるWebサイトを見つけると、僕は飛び上がるくらいに嬉しくなります。

その中で、最近みつけて特に気に入っているサイトが、
ALL REVIEWSと、
高校生と、かつて高校生だった人のための読書案内の二つ。

今回は、似ているようで異なるこの二つの既刊紹介サイトのうちの一つについて、私的見解を交えつつ紹介させてもらおうと思う。

どちらもとても素敵なサイトなので、読んでいいただけると嬉しい。

しかし百聞は一見にしかずという言葉もある通り、僕の文章が少しでも退屈だと思ったらまず紹介するこれらのサイトに飛んでいって見て欲しい。

読書好きなアナタなら、虜になること間違いなし!

ぜひ上述のリンクからぽちっとアクセスして堪能してみてください。

そして、素晴らしいサイトとの出会いに免じて・・・
「しょうがないなぁ、読んでやるか」
と、またここに戻って来てくれたら個人的には嬉しい(笑)

ちなみに、もう一方のWEBサイト紹介記事はこちらです!
【ベクトルは過去→既知のしみじみ+追体験】高校生と、かつて高校生だった人のための読書案内

最大の魅力はジャンルと書評の多さ

出典協力:ALL REVIEWS事務局(2018年掲載物)

こちらのWEBサイトの一番の見どころは、カテゴリーの豊富さと、なんといっても著名な書評家が100人以上も在籍(参加協力)していることである。

過去にどこかの活字メデイアで掲載された、今現在を普通に過ごしていては読むことができない貴重で素晴らしい文献資料でもある書評という作品が、再掲載という形でWEB媒体に蘇り……再び読むことができるのだ。

わざわざ雑誌を買う必要はない。
図書館で貸し出しの予約をして、予約待ちをして、借りたり返したりの手間もない!

まさに最強の書評特化型図書室のようである。

自宅で満喫できる無料のフリープラン! 外出先でも手軽に読み放題!

読書の対象である〝本〟と一口に言ってもジャンルは様々で、それこそ何百……いや、何千というカテゴリーに分類されてしまう。
つまり、
参加者が多ければ多いほど、掲載記事が多ければ多いほど、サイト内で迷子になってしまいやすい。

それは、例えるなら大型書店や国立国会図書館に行くのと似たような感覚ではないだろうか……

読書好きの方には〝欲しい本の置き場所がわからない〟〝テーマに役立つ資料が欲しいけど、どのジャンルの棚で探せば良いか分からない〟などの経験がきっと一度はあると思う。

それと同じで、困った時にお助けマンとなってくれる書店員さんや司書さんが不在のWEBサイト内では訪問者が自力で・容易に・目的地にたどり着けるような仕組みが求められるということだ。

そこを、ALL REVIEWSは的確な〝言葉〟を駆使して区分けして、視覚的にも見やすい工夫で統一されている。

WEBサイトであるがゆえの動作面での利点・様々な観点での効果的な区別化による見やすさ書体の持つイメージやインパクトまでもを、最大限に活用しているのだ。

初めてページにたどり着いた時、僕はそう思って感動した。
そしてタイトルからしてカッコイイので、思わずトップページのスクリーンショットを撮ってしまった程である。

ちなみに、タイトルのVIEのみ色が違うのは、きっと〝なにか意味がある〟のだと僕は予想している。

皆さんはどう思われますか?

まるで本のページをめくるよう・・・

書籍を読むように、次へ次へと画面が進む。
そしてスクロールして読み込んでいくにつれ、書評の内容・その本の魅力に引き込まれていってしまう。

次々と読みたい本が出てきてしまうので、積読が多量にある人は要注意かもしれない(笑)

そういう〝画面の前にいる読者〟をつかんで離さない力を持つのがこのサイトの特徴で、面白いところだ。

例えば、この画像(トップページのヘッダー部分)でいうところの、下から2行目にある大カテゴリーのような役割の見出しにしてもそうだ。

出典:https://allreviews.jp

〝書評 / 解説 / 選評〟〝読書日記 / コラム / 対談・鼎談〟のページでは、的確な言葉で示された絞り込みができるようになっている。

〝書評家〟の一覧の中から好きな作家を選んで、その方の書いた書評をシリーズ作品のように読んでいくのも面白い。もちろん、大きな検索窓から気になるキーワードを入力して探しても楽しめる。

言葉のリズムが感じられる時もあるだろう。
そうやって自分好みの書評家を見つけていくことは、自分好みの本を発掘するための信頼できる手助けや判断基準の目安が持てるということかもしれない。

 

どうだろうか。

「ここへ行ってみよう!」と迷う暇なく思わせてくれる見出しばかりではないだろうか。

興味のあるところや目的の場所へすいすいと簡単に進めてしまう。
それがこの〝読者を掴んで離さないサイト〟の構成としてうまいところだと思った。

運営の真意とは・・・?

日本の出版業界を根底的に変革できるかもしれない

Twitterの個人アカウントで上記のように述べていた、主宰者である鹿島茂さん。

作家・フランス文学者・明治大学教授と多岐に渡って活躍されている。
(2018年12月現在の情報)

彼の個人事務所である鹿島茂事務所(株式会社ノエマ)が 2017年7月5日、書評アーカイブサイトとして「ALL REVIEWS」を立ち上げたそうだ。

出典協力:ALL REVIEWS事務局(2018年掲載物)

 

それにしても目的や意志に賛同し、それに貢献する形で協力関係にある著明な書評家のなんと多いことか!

純粋な読み物としてだけでも、このWEBサイトに通う価値はある

この画期的なアイディアと、それを可能にしているウェブ上の巨大な図書室という、現代ならではの収容場所。
そうあるべくして作られた多彩なコンテンツとそのまとめ方……今後もそれに魅せられる人は後を絶たないだろうと思われた。

細かいところにまで機転が利いているので、マウスや画面をタップする指が迷うことがない。
つまりストレスなくサクサク進み、様々な〝良い!〟に出会える「ALL REVIEWS」は、かゆい所にバッチリと手が届くような爽快さがあるとも言える。

そして心の奥深くにまで響くような数多の書籍を紹介するとともに批評している数多の書評一つ一つの素晴らしさ……
あらためて、プロの表現力とはこういうものかと実感する。

短い中に要約された書籍の魅力や伝えたいこと、著者の思いや個人的な感想がギュッと詰め込められていて読みやすい。

ひたすら説明が長くなってしまう僕の文章とは大違いだ(笑)

とにかく書評だけでもこんなに面白い!ということを教えてくれる。
ライターとしても創作家としても、学びの多いこのサイトに〝出会えてよかった〟と心から思った。
僕にとっては知的好奇心をくすぐってくる「娯楽要素に満ちた教材」だ(笑)


この国だけでも過去にどれだけ良質な〝本〟が生まれたか……その奥深さと素晴らしさに感心すると共に、途方も無い量の多さには呆然としてしまう。

人生で読み切れる本の数には限りがある。

まるで〝今の自分がなにをすべきか〟を、間接的に教えてくれているようではないか。

 

書物の持つ役割と、人が人として心豊かに生きていくために必要なことが何であるか……

そういったことへのヒントを与え時には教え導いてくれるのが、この「ALL REVIEWS」というサイトの正体かもしれない。

このサイトの持つ大事な役割

ところで ALL REVIEWSで読める多くの情報(書評)は、過去に新聞や雑誌などという紙媒体で発表・掲載されたものである。

このサイトはそれを集めて〝再録〟して活用しているわけだが、膨大な数の資料から必要箇所だけを選別して抜き出して、テキストデータ化して校正してからサイトに投稿する……そういう作業工程を踏んでいるらしい。
運営されている由井緑郎さんから聞いた話だが、これは一人でやるにはかなり途方も無い作業であると思われた。

そう、実はこちらのサイトの運営スタッフは由井さんただ一人きりなのである。

今年の10月になってからサポートスタッフと業務の一部である〝校正〟を分業して行うようになったらしい。
初めてそれを知った時は、とてもじゃないが「信じられない…!」と驚いたのを覚えている。


例えば、ほんの十数年ばかり世代が違うだけなのに当時の良書を読むことができる機会・その存在を知る機会を失ってしまうのは実に惜しい。


リアル世代じゃない人にも知って欲しい。そして、その逆もまた然り。
書籍を通して他世代との交流を深めたり、互いの言動のベースとなるバックグラウンドや様々な価値観を知ることは、世代問わず〝閉鎖的な環境にある人〟や〝今を懸命に生きる人〟にこそ必要に思われる。
温故知新という言葉あるように、古いものを知ってこそ生まれる〝今を生きるための知恵〟があるように思うからだ。

そう思える本は、古い既刊の中にも沢山あるのだ。本物の良作は色褪せないものだと言われている。そして、その存在を効率よく教えてくれるのが〝書評〟だと、僕は思う。

 

忘却の彼方に追いやられてしまうにはあまりに貴重で価値のある文章。
この記録に世の忙しい人々が気軽に触れられるように発信し続けることにどれだけの意義があるか……それを思うと、とかく長生きして欲しいサイトだと感じる。

書評家の力作の多くは、魂に響く呪文のようなエネルギーを持っている

英知に溢れた言葉の集合体 は、優れた知識や深い思考能力・真理を捉えた世界の一つを教えてくれる。荒野で生き抜くための糧を与えるように。

無数にある知性の塊という宝石に〝手軽に〟〝気軽に〟〝最短距離で〟たどりつく……このWebサイトが〝欲しい〟〝好きだ〟〝面白い〟と思う〝それぞれの宝〟に導いてくれるだろう。

個人的な解釈ではあるが「ALL REVIEWS」は、そういうWEBサイトだと思う。

 



「黄色いVIEには、別の意味も込められているのでは?」
最初に僕はそう思った。そして少し調べてみたのだが、この原稿を書き上げた当初は納得のいく答えを見つけられなかった。

しかし、先日ようやく鹿島さんの著書を読む機会に恵まれて気付いたのだ。
(読者の皆さんは、とっくにお気づきの方も多いだろうが)英語も苦手な僕にはサッパリ想像もつかなかったのだ……

フランス人の間では「La vie」という単語が、毎日のように使われるらしい。意味は「命、人生」なんだとか。

VIEには、生命や人生である〝生〟という意味があったのだ。

僕が、「人生に必要なもの」は〝今を生きるための知恵〟や荒野で生き抜くための糧〟 などと表現した(語りつくせない)思いや願いを、主宰の鹿島さんは〝VIE〟という短い単語に要約して込めたのではないだろうか。

それをロゴデザインに隠して、敢えてビジュアルのみで伝えてくるあたり、鹿島さんは粋なことをされるのが得意な方なのかもしれない。
いつかお会いすることが叶うなら、この答えを聞いてみたいものだ(笑)

12/29(土)リリース! 「ALL REVIEWS 友の会」

明治以来の活字メディアに発表された〝全ての書評〟を無料で閲覧可能にする〝書評アーカイブ〟ウェブサイト。


しかも、こちらのサイトは〝書評家還元のシステム〟という、ナイスなアイディアも搭載している。

補足
書評家還元システム】について
書評対象書籍をALL REVIEWS経由で購入すると、書評家に購入書籍価格の0.7%〜2.1%(Kindle本の場合5.6%)が書評家に還元されるシステム。
同様に、書評家のプロフィールページから書評家の著作を購入しても、購入書籍価格の0.7%〜2.1%(Kindle本の場合5.6%)書評家に還元されるそうだ。

そして今回、新たな取り組みがスタートした。

「ALL REVIEWS 友の会」とは
ずばり、ALL REVIEWSのファンクラブ!
しかしただのファンクラブではなく、右肩下がりと言われる出版業界を、「書評という切り口でどう盛り上げていけるか」を「考えて行動する」ファンクラブを目指しています。従来の「ファンクラブ」と、いま流行りの「オンラインサロン」をミックスさせた存在とお考えいただくとよいかもしれません。「新しい書評のあり方」を探すため、どうぞお力をお貸しください。

【どんなことができる?】
① 月2回、会報代わりに「今月必読の本」を紹介する非公開YouTube番組を閲覧可能
② Facebook非公開グループへご招待!
③「ALL REVIEWS」を使った様々な企画立案が可能

「ALL REVIEWS 友の会」はコンテンツ製作所にもなるかもしれない
動画コンテンツ「月刊ALL REVIEWS」はあくまで「会報」です。
「ALL REVIEWSを使ったコンテンツ」を自由に考えて実行に移していくことこそが「ALL REVIEWS 友の会」の一番の醍醐味かもしれません。

例えば、
・「ALL REVIEWSのメルマガが作りたい!」
・「ALL REVIEWSに参加している書評家の『書評講座』が受けたい!」
なども面白いと思います。
「やりたい」という気持ちを尊重して、立案から実施まで、管理人もお手伝いしながらやっていきます。

また、会員には、ALL REVIEWSからの投げかけもさせていただくことがあると思います。
・「書店さんとのリレーションを作りたい!アイデア求む!」
・「本好きが本当に求めている読書グッズを作りたい!デザイン募集!」
などなどなど…。
はては「出版業界が盛り上がる」仕掛けも考えていければよいと考えています。
どうぞお力をお貸しください。宜しくお願い致します!!!

運営の由井さんはこう語っていた。

「会員数よりもまず、出版社の人と書店の人と読書好きつながれる場にしていくことが大事だと思っています。あとは居心地の良さですね。サポートスタッフ間のワークスペースでも、まだまだ心地良い場所づくりを完全にはできていないから、日々これ学びです。
友の会の方でも、これからの運営がサポートスタッフのとき以上に大変になるかなぁと思うので、それを想像するとワクワクします!!

なんとも前向きで、バイタリティーに溢れた言葉だろう。この方にしてこのサイトあり、という感じが伝わってくる。

本好きしかいない濃密なコミュニティーで、読書や出版に関しての交流をしながら「ALL REVIEWSを使ったコンテンツ」を自由に考え、参加者のスキルを活かして、実現に移していくことも可能だと、募集告知には明記してあった。

本好き同士がオンラインで話し合いながら、ファンが見たい・参加したいと思うオリジナルコンテンツを作り出していく・・・

 

読書好きであり、紙や本そのものが好きであることを自負している僕としては、ぜひとも〝ReaJoy〟に遊びに来てくださる同好な皆様には、「ALL REVIEWS」を経由した書籍の購入を検討していただきたい……そう思わずにはいられない。

これまでにないような切り口と、若者のニーズや外出困難なユーザーに合ったツールを駆使して「出版危機」や「書物の消費財化」にストップをかけようと奮闘している読書系サイト。

みなさんにも、ぜひ応援して欲しいサイトである。

2018.12.29 writer 望月アキオ
(2019年1月18日 加筆)

 

重要!!
【著作権】について
ALL REVIEWSに掲載されている全ての書評・解説・読書日記・コラム・対談・鼎談は、著作者または著作権継承者の同意を得た上で掲載されており、著作権は著作者または著作権継承者に属しています。間違っても無断転載などの侵害行為をしないようご注意ください。

ここでチョットお知らせです!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
つい長くなりがちなのですが、ここまでお付き合いいただけて嬉しく思います。そんな優しいあなたに付け込んで、さらに宣伝しちゃうのがアキちゃんことアキオですw

実は今月(2018年12月12日)文芸サークルを立ち上げて、仲間と創作活動をし始めました。夜更かしメンバーが集まったサークルで、そのうちの一人はReaJoyライターの織さんです。サークル名は「あさぼらけのつき」

ReaJoy掲載記事を含む読書系コンテンツの特集記事・詩歌・エッセイ・書評などを詰め込んだオリジナル雑誌各種小説絵本雑貨を製作して、全国各地の文学フリマに出店していきます。
目標は、書評+小説家なトラベルライターになること!笑
Instagramでは散文詩や取材記録を投稿中!Twitterでは日々の出来事を綴っています。ぜひぜひ遊びにきてください☆

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2 Comments

アキオ

hiroさん
コメントありがとうございます!hiroさんのブログ、拝見しました。連続600日更新(でしたよね?)素晴らしいです。とても真似できない…( ゚Д゚)

しかも、文体がめっちゃカッコいいです!なんてことでしょう!!
ご自分が心地よいと感じる独特のリズム・言葉遣いを確立されている印象を受けました。それが素敵です。

僕はそういう意味では模索中の身なので、あっちへふらふら…コッチヘフラフラ…と足元がおぼつかない感じです。
やはり、どっしり構えて安定した視点で自分らしい〝なにか〟に的を絞り、それを磨くことに集中してエネルギーを注ぐほうが、より深く・広範囲に・強く心に響くように思うのです。

そんなわけで、修行僧のように日参して崇めたいと思った次第ですw
今後ともお世話になります。(/・ω・)/

ブログ記事内で紹介していただいて有難うございます!!
めっちゃ褒められてて焦りましたけどね!笑💦

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