選書サービスのレポート記事も第3弾となりました!
今までに紹介した「サンクチュアリ出版」、「文喫」のサービスは、どちらも企業によるものでした。
今回は今までとは一味違い、個人で選書サービスをされている方に選書をお願いしてみましたので、その感想をシェアしますね。
個人選書サービスって?
出版社や書店さんの様な企業さんではなく、一個人がその人に合った本を選ぶサービスです。
最近は、ブログやクラウドソーシング等でよく見かけます。
読書好きの方が、自分が今まで読んできた膨大な読書感や知識を元に、その人に会った本を選んでくれるものです。
選んでくれる冊数や、本の購入が必要かどうか、価格等はサービスによってそれぞれ異なります。
やわらか選書サービス
今回選書をお願いしたのは、「やわさか選書サービス」さんです。
本好きの友人に「私におすすめの本ある?」と気軽に聞いている感じで選書を楽しんでほしいという思いがあるそうです。
利用方法
- 手順1アンケートに答えるサービスの申込みを兼ねたアンケートフォームに答えて送信します。
質問事項は好きな本や、色、年間の読書量など簡単な項目が数個です。 - 手順2選書料金の支払いアンケートに回答後、やわらか選書サービスから料金の支払いについてのメールが届きますので、指示に従って料金をお支払いします。(ペイパル)
- 手順3選書料金の支払確認が取れたら、選書を開始してくれ、選ばれた3冊の紹介メールが届きます。その中から気に入った1冊を選びます!(過去に読んだことのある作品が選ばれた場合、他の作品を紹介してくれます)
- 手順4発送商品が発送されたら、連絡が来ます。数日で届きますので、本の到着を待ちましょう。
- 手順5到着届いた本を読んで、楽しみましょう!
体験レポ
今回の選書要望として、「重い作品が苦手」と伝え、選ばれたのが下の3冊です!
- 吉田修一『横道世之介』(文春文庫)
- 田辺聖子『孤独な夜のココア』(新潮文庫)
- 西加奈子『円卓』(文春文庫)
この中にみなさんの読んだことがある作品はありますか??
↓それぞれの作品を簡単に説明すると、こんな感じです。(選書結果のメールには、もっと詳しくあらすじが書かれています)
『横道世之介』は、大学生のちょっとまぬけなキャンパスライフを描いた青春小説
『孤独な夜のココア』は、読んでいると恋がしたくなくなる恋愛短編小説
わたしたちが忘れてしまった純粋な気持ちを思い起こさせてくれる『円卓』
この3冊から私が選んだのは、田辺聖子さんの『孤独な夜のココア』です。
この選書をお願いした時期に、ちょうど図書館戦争シリーズの別冊(とにかくあま~いお話)を読んでいて、他の恋愛小説も読みたい!!となり、即決してしまいました。
購入した本は、このようなかわいいブックカバーとメッセージカード付きで届き、とてもテンションがあがります!
このひと手間が嬉しいですし、個人選書ならではの良さかなぁ~と思います。
■やわらか選書サービス
サービスの詳細や申し込みは、下記のリンクからどうぞ。
参考 やわらか選書サービスささかわのやわらか読書日記やわらか選書の感想
やわらか選書さんにお願いする前の話ですが、別の選書サービスで、選書をお願いするためのアンケートに答えたのに、その後連絡が来ない!というトラブルがありました。(お金は払っていないので何よりですが、アンケートに答えるだけで10分近くかかるものでした。)
そんなこともあり、ちゃんと届くかな~?と不安があったのですが無事届き、ホッとしました☆
自分の求めていた本だったのか?
残念ながら少し違ったかなぁ・・・
というのが率直な気持ちです。
恋愛小説と言っても、私が求めていたものは、有川作品の様なテンポが良くて読みやすい恋愛小説でした。
『孤独な夜のココア』は、やや難しくて、文学よりな作品だと感じました。
やわらか選書さんの趣味が文学賞の予想ということもあり、「文学小説」の選書が得意なのかもしれません。
文学小説が好き!
何か面白いものはないか?!
と探している方にお勧めしたいサービスでした。
個人選書サービスでは、主の方の趣味嗜好が大きく影響するのかな?という気がしています。
主の方と自分の好きなジャンル等が一致しているのか確認してから申し込んだ方が、失敗のリスクは減ると思います。
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川上弘美『センセイの鞄』
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