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【キングダム】王騎将軍の魅力を余すことなく全力解説!至極の名言や実写版俳優の苦労も紹介

王騎サムネイル

「この中華に存在する武将の中で、王騎ほど多くの人間に憎悪される武将はいない」

龐煖との一騎打ち中、卑怯にも後ろから王騎を射た趙将・魏加(ぎか)の言葉は『キングダム』における王騎の偉大さを顕著に表わしている。

物語序盤に退場したキャラクターながら、主人公・信に多大な影響を与え、未だに絶大な人気を誇る、最後の六大将軍・王騎。

今回は作者ですら手を焼いた、この偉大な男を深堀し紹介していく。

天下の大将軍・王騎の人物像を紹介!

出典:amazon.co.jp

所属国 秦国
階級 六大将軍
初登場 1巻7話
声優 小山力也
実写キャスト 大沢たかお

王騎の初登場はコミック1巻第7話と早い。王宮奪還編で敵側に付き、昌文君を殺したと主張する場面だ。

おねえ口調でしゃべる、くちびるオバケで筋骨隆々の王騎は“秦の怪鳥”と称される。

正直のところ初見の筆者の感想は「なんじゃこの気持ち悪いオッサン」だったが、登場するたびに王騎の魅力に魅了されていった。

さて、次の章からは王騎の人物像を詳しく紹介していこう。

圧倒的存在!旧六大将軍が暴れまわった時代

武の名家・王一族の分家に生まれた王騎。(本家当主は王翦)初めての戦場は主人公・信の初陣より1つ下の13才だった。その後、天賦の才を如何なく発揮し、秦国六大将軍(六将制)の一角を担うこととなる。

この六将制とは、嬴政から二つ遡る昭王(しょうおう)の治世に、6人の大将軍たちが中華全土で自由に暴れまくることを許された制度だ。

6人とは筆頭・白起をはじめ、胡傷(こしょう)、王齕(おうこつ)、司馬錯(しばさく)、摎(きょう)、そして王騎のことだ。

史実でも同時代に活躍した彼らによって秦は急速に領土を広げているが、ただ六将制の記録はない。

秦以外の6国も黙ってはいない。

趙には三大天(廉頗・藺相如・趙奢)と呼ばれる猛者がおり、また魏には魏火龍七師(呉慶・凱孟・霊凰・紫伯・他)といった六将の強力なライバル達がいた。

廉頗曰く

「全身全霊をかけて戦いに明け暮れた黄金の時代」

特別に選ばれた者たちによる、特別な時代を彼らは創り上げたのだった。

認めた者にしか仕えない!昭王との関係は?

王騎ら六将が活躍したのは昭王の時代。

昭王は嬴政の曽祖父(ひいおじいさん)にあたるが、先々代の祖父、先代の父はそれぞれ1年、3年しか王として居られなかった。そのため昭王の治世から4~5年後には嬴政が王となる時代がくる。

かつて王騎は昭王との会話でこのように述べている。

「我が王のように生涯を中華(夢)追いに捧げた奇特な王は他にはいません!現れません!」

本気で中華を獲りにいった昭王がいたからこそ、王騎はその熱き夢(中華)を求める戦場で戦った。王騎の戦う理由は、この熱き夢でありロマンなのだろう。

昭王から嬴政の間には2人の王がいたが、王騎は仕えることなく第一線から姿を消していた。

13才で王となった嬴政に力はなく、王宮は竭(けつ)丞相と呂不韋(りょふい)による権力闘争が激化する。しかし王騎はどちらにも組みせず、沈黙を守っていた。“秦の怪鳥”と言われた彼に伝えられた昭王の言葉を想いながら。

昭王「王騎よ、飛ぶのはやめても牙は磨いておれ。お前ほどの武人が地に埋もれるのは許せぬ。今はいなくともこの先、儂のような王が再び現れるやもしれぬ。その刻は今以上に大きく羽ばたくのだ」

その一言が王騎を変えた?昌文君(しょうぶんくん)との関係性


王騎はなぜ戦場に戻って来たのか?それは昌文君のこの一言に心打たれたからだ。

昌文君「政様は昭王を超えるぞっ」

王騎と昌文君はふたりがまだ若かった頃、お互い百人将の身分で初めて出会った。次々と武功を挙げ出世する王騎は、あっという間に先輩格だった昌文君を追い越していった。

しかし、特殊部隊として単独で動く昌文君の部隊は、度々王騎を助けることとなる。ふたりの間には認め合った武人同士でしか分からない信頼関係が成り立っていたようだ。

そしてあの運命の戦場、王騎が婚約者・摎(きょう)を失った、9年前の馬陽でも二人は行動を共にしていた。

9年後、因縁の馬陽へ再び出陣する王騎を今度は文官として昌文君が見送る。その際昌文君の「蒙武をしっかりコントロールするように」という助言を素直に王騎は受け入れる。

王騎「ンフフ、分かりました」

しかし、この時の昌文君の助言が実は王騎の命に関わってくるとは、二人とも微塵も考えていなかっただろう。

昌文君「勝報を待つぞ」
王騎「必ず」

渋すぎる名場面。ふたりの最後の会話だった。

渉孟(しょうもう)瞬殺!王騎の強さはいかほどか

長平の戦いでは廉頗に代わり趙軍総大将となった趙括(ちょうかつ)を一刀両断。

同じく馬陽の戦いでも剛腕・渉孟を真っ二つに仕留める。王騎の個の武力は中華一と言っても過言ではないが、将軍としての強さはさらに深い。

趙軍との一大決戦となった馬陽。秦の王宮ではこの戦いの総大将を誰にするかで揉めていた。丞相・呂不韋は自派の蒙武を推挙するも、昌文君は反対し王騎の名を挙げる。

「攻」においては二人とも申し分ないが、「守」に関しては王騎が蒙武を遥かに勝る、というのが理由だ。

つまり王騎こそが圧倒的な「個の武力」に加え、戦の大将に必要な「攻」と「守」の両方の強さを兼ね備えた最強の武人なのだ。

「ココココ」おかしな笑い方!作者が語る特異なキャラが生まれたワケ

実在の将だった王騎は「史記」により死ぬ年が決まっていた。物語序盤で死ぬ運命だったからこそ、強烈な存在感を与えるため奇抜なビジュアルや言葉遣いをするエキセントリックなキャラになったそうだ。

描くたびにどんどん魅力的になっていく王騎は、作者の想像を超えて大きくなり過ぎたという。

原先生「これ、どうやって倒せばいいんだろう」

試行錯誤の末、もっと後で登場するはずだった李牧を前倒しで出して、龐煖との合わせ技でやっと倒すことになったとか。王騎最期のシーンは作者自身、辛すぎてなかなか読み返せないとのことだ…。

全幅の信頼を寄せる騰(とう)との関係

出典:amazon.co.jp

王騎軍結成当初から主を支え続けた副将・騰。

王騎最後の戦いとなった馬陽でも圧巻の突破力を見せつけ、敵軍師・趙荘(ちょうそう)を討つ。さらに王騎vs龐煖の一騎打ちでは、卑怯な方法で貫かれた主を守るため、両者の間に割って入り龐煖の矛を受け止める。

漫画ではここまでしか描かれていないが、アニメではさらに騰は恐ろしい形相となり、その剣で龐煖を弾き飛ばす。(アニメ『キングダム』38話)

その後、戦闘不能となった王騎に代わり死地から脱出するため、素早く的確な指示を出し、見事に王騎を助け出してみせる。王騎にして「あなたの実力は私に見劣りしません」と言わせる真の怪物が騰だ。

そのあと騰は新六大将軍の第二将に抜擢され、名実ともに王騎に肩を並べる存在となった。彼がこれほど偉大になることができたのは、王騎の下で“天下の大将軍”を学び続けたからだろう。

騰サムネイル【キングダム】騰(とう)はファルファル道を極めた六大将軍!王騎に仕えた誇りと自負で中華統一目指す

秦国の怪鳥!秦王嬴政と対峙する|咸陽王宮奪還編


異母弟・成蟜(せいきょう)の反乱で一度は失った秦都・咸陽にある王宮を奪還すべく、反乱軍に立ち向かう大王・嬴政。戦いがクライマックスを迎えた時、突如王騎が嬴政の前に現れる。敵か?味方か?これまで表舞台から遠ざかっていた王騎が再び動き出す。

敵将・魏興を一刀両断!嬴政との初対面シーン

敵の猛将・魏興に追い詰められていた嬴政と昌文君の一団。危機一髪のタイミングで王騎は現れた。王騎を敵と判断した魏興は馬上から攻撃を仕掛けるも、王騎は大矛を一閃。袈裟斬りで真っ二つ。忠心を示さず近づいてきた王騎は嬴政に問う。

王騎「貴方様はどのような王を目指しておられます?」

王騎は確かめに来たのだった。戦友である昌文君の言葉「政様は昭王を超えるぞっ」を。

熱い時代を予感し王騎退散

随分高い位置から見下す迫力満点の王騎に対して、嬴政はまっすぐと目をそらさずに先の質問にこう答えた。

嬴政「中華の唯一王だ」

この薄弱の王から放たれた“中華”という言葉は異様に重たかった。

そして一点の曇りもなく、内に強い光が宿っている瞳。亡き昭王の目は“中華”に恋焦がれるモノであったのに対して嬴政の瞳からはそんな甘さは微塵も感じられなかった。

王騎はこの嬴政の目に惚れ込んでしまった。そして再び目指していた熱き夢へ向かい始める。

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