『キングダム』は名言の宝庫だ。
いざ戦場となると、それこそ名言、名場面が乱発する。
今回はできるだけ幅広く、名言をピックアップしてみた。
選考基準はこの5つ。
- 心を打つ感動する言葉
- 作中になくてはならない言葉
- その後の展開を左右するような言葉
- キャラクターの生き方を表している言葉
- 作者のどうしても伝えたい意志が感じられる言葉
すべて私の主観によるものである。あしからず。
共感していただければ、とてもうれしい。
目次
- 信・・・俺を天下に連れて行ってくれ(漂)
- あいつはきっと誰より高く跳ぶ(漂)
- 無意味な死だけは絶対に許しません(李牧)
- 皆と共に修羅場をくぐりなさい(王騎)
- 私は絶対に勝つ戦以外に興味はない(王翦)
- 心配すんな、全部上手くいく(桓騎)
- わき上がってくる力を、つむがれていく炎を!(麃公)
- 取るに足らぬ小事です(昌平君)
- 気にするな。俺はもう何度もお前につかまっている(政)
- 正義とは勝った者に宿るのだ(呂不韋)
- ここでしっかり甘えを落し成果をあげよ(騰)
- そんなんならはじめから飛信隊に・・・(松左)
- 友よ、力を貸してくれ(王賁)
- ほらよ尾平、今日はありがとな(信)
- 人は思いを紡いでいける生き物だ(藺相如)
- まとめ
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信・・・俺を天下に連れて行ってくれ(漂)
1巻1話より。
天下の大将軍を夢見て、共に切磋琢磨してきた2人。
王宮に召抱えられた漂には、輝かしい未来が待っているはずだった。
しかし再び信の前に現れた漂は、致命傷を負い絶命寸前だった。
泣きじゃくる信。
信「2人で天下の大将軍になるっつったじゃねェかよ!!!」
事態が理解できず、取り乱す信。
そんな彼をまるで母親のように、笑顔で抱擁する漂。
漂「なるさ!」
尽きかけた命をふり絞りながら、信に最期の言葉を伝える
漂「信、俺達は力も心も等しい。2人は一心同体だ。お前が羽ばたけば俺もそこにいる。信・・・俺を天下に連れて行ってくれ」
漂の命は尽き、信の絶叫が響き渡る。
【ここに注目!名言ポイント】
記念すべき『キングダム』第1話で飛び出した名言。
信はこの漂の言葉を叶えるため、苦難の道を歩むこととなる。
全てはこの言葉から始まったといっていい名言。
この第1話は漂が事切れるシーンまで、延々50ページ以上続く。
結果として読者の心を鷲掴みするような、緊迫した世界観を第1話から見せてくれた。
あいつはきっと誰より高く跳ぶ(漂)
1巻第3話より。
秦王・嬴政(えいせい)を追ってきた刺客。
その刺客が漂に致命傷を負わしたことを知り、信は立ち向かう。
最初は全く歯が立たなかったが、信の速さ・力が次第に増していく。
そして大きく跳躍すると、頭上から刺客を斬りつけ勝負をつけた。
漂は生前、嬴政にこう話していたのだ。
漂「大王様、もしも私が倒れた時は、信におつかまり下さい。あいつはきっと誰より高く跳ぶ」
【ここに注目!名言ポイント】
漂vs信の対戦成績は常に漂が1勝だけリードしていた。
しかし、信の方が自分より強い、と漂は言う。
恐らく勝ち星が並ぶと油断し、1つ負け越すと負けず嫌いから本気をだす。
だから本気の信の強さはハンパないことを、漂だけが知っていたのだ。
初めての命をかけた勝負。
信はその底知れぬ武の才能を、秦王に披露したのである。
無意味な死だけは絶対に許しません(李牧)
16巻172話より。
龐煖(ほうけん)との戦いで深手を負った王騎。
信と蒙武の活躍で何とか、敵の包囲網から脱出に成功する。
彼が死に至るのは誰の目にも明らかだったが、李牧の側近は王騎の首が無いと意味がないと進言する。
しかし李牧は、王騎軍がそれこそ死に物狂いで王騎の首を守るだろうと返す。
そして、王騎の亡骸を辱めることより、これ以上味方の犠牲を出さないことの方が大切であると諭す。
【ここに注目!名言ポイント】
「首級」といって、討ち取った首を持ち帰ることは、武将にとって出世の証だった。
王騎クラスになると、味方の士気も大いに上がったことだろう。
秦国にとってボスキャラである李牧ではあるが、決して読者にとって悪者ではない。
むしろ正義キャラで主人公タイプだ。
この後も李牧の戦い方は一貫しており、無意味な死を嫌う姿勢をとり続けている。
皆と共に修羅場をくぐりなさい(王騎)
16巻第172話より。
死地から何とか脱出した王騎。
しかしその命の火は、もうほとんど消えかかっている。
自らを支え続けてくれた副将・騰、失態を犯した蒙武に言葉を残した後、信へと話しかける。
王騎「自分で戦場をかけ回って学びなさい、バカ者。皆と共に修羅場をくぐりなさい」
かつて王騎は「結局、戦は武将のもの」と語ったが、その武将は仲間と共に戦うことでしか成長できない。
信の成長を見届けられなくなった王騎の気持ちが、この言葉に滲んでいるように思える。
【ここに注目!名言ポイント】
王騎が最期に言葉を掛けた相手は信。
この名言の後、もう一言だけ付け加えた。
王騎「素質はありますよ、信」
だった。
何万と兵士・武将を見てきた王騎にとって、信は光る原石のようにまぶしく見えただろうし、その出現は嬉しかったはずだ。
王騎にとっても信を鍛え上げることができなくて、さぞかし無念だっただろう。
怪物・李牧の出現は、彼にさえ予想できなかった。
しかし「これだから、乱世は面白い」と語る彼は、やはり天下の大将軍だ。
全く飾り気のない実直な王騎が言うからめちゃくちゃ重い言葉だった。
私は絶対に勝つ戦以外に興味はない(王翦)
21巻第222話より。
かつての趙国三大天・廉頗と相対することとなった王翦。
罠を掛け合った末、王翦は廉頗に有利な組み手をとられた戦況だった。
だが兵力も拮抗しており、ここから本番と思われたとき、王翦は全軍撤退を指示する。
王翦「悪いな廉頗。私は“絶対勝つ戦”以外興味ない」
廉頗はこの迅速で鮮やかな引き際に、かつての秦六大将軍筆頭・白起(はくき)を思い出していた。
【ここに注目!名言ポイント】
この言葉は臆病者を意味しているのではない。
入念な調査と綿密な計画、周到な準備を経て、万全の状態でないと王翦は戦わない。
後の秦趙大戦で李牧と戦うが、この言葉通りの戦い方を実践する。
そして史実でも彼は敗北したという記録は、ほぼ残っていないようである。
「絶対勝つ戦以外興味ない」=絶対に戦では負けない。
本当にそんな武将だったのかもしれない。
まさに王翦の戦い方、生き方を現している言葉だろう。
心配すんな、全部上手くいく(桓騎)
28巻第301話より。
秦の存亡を賭けた合従軍戦。
魏・韓連合軍15万の前に国門・函谷関は陥落の危機にあった。
呉鳳明が指揮する巨大井闌車が城壁の頂まで届き、敵兵がなだれ込んできたからだ。
この危機を桓騎(かんき)は、他の将軍たちが全く思いつかない方法で乗り越えようとする。
敵の井闌車を利用し下り、国門前に展開している敵軍の中を、どさくさに紛れて突き進もうというのだ。
さすがに桓騎の部下たちも不安がり、秦将軍・張唐は「正気か?」と疑うほどだった。
そこで桓騎は一言、躊躇なく言い切る。
桓騎「全部上手くいく」
ハンパないカリスマ性を持ち合せた、ワイルドでダーティーな男前・桓騎が言うと絵になる。
部下たちもその軍才を見てきたからこそ、ここからは一致団結。
【ここに注目!名言ポイント】
桓騎の魅力といえば、やはりその残虐性と意表をつく戦術。
艶やかな男の色気をまといつつ、元夜盗の頭領という過去も謎めいている。
人格者で正統派の将軍・張唐との掛け合いも、桓騎の魅力を際立たせてくれた。
今後彼が焦ったり、余裕がなくなる様を見せることがあるのだろうか?
わき上がってくる力を、つむがれていく炎を!(麃公)
30巻第325話より。
李牧の策にはまり孤立した麃公(ひょうこう)は、敵陣の渦の真ん中で龐煖と一騎打ち。
万に一つも生還する可能性などない。
しかし彼を尊敬する信は、無謀にも助けに向かおうとする。
そのとき麃公は信へ命令する。
麃公「咸陽ヘ行け、童(わっぱ)信」
自分はもう助からない。
未来ある若者を道連れになどできない。
そして信のような若者こそが、熱い心を受け継ぎ、これからの秦国を支えていく者。
この後、龐煖との最期の戦いへ挑む。
【ここに注目!名言ポイント】
麃公は、初見である龐煖の本質を見抜いていた。
本能型の極みがなせる業だろうか?
そして紹介する名言の全文は、
麃公「龐煖、やはり貴様は全く何も感じておらぬのだのォ。わき上がってくる力を、つむがれていく炎を!」
1人だけ強いことが最強と考える龐煖。
対して麃公や王騎は、大勢の兵を束ねることでたどり着ける大将軍こそが最強と悟っている。
多くの想いや湧き上がる情熱を、受け継いでゆくから、その炎は熱を増していく。
龐煖に討たれながらも、信へ大切なことを伝えた、名言だった。
取るに足らぬ小事です(昌平君)
31巻第328話より。
麃公が討たれ、いよいよ李牧軍が迫る中、秦都・咸陽では反国王派・呂不韋(りょふい)がクーデターを企てつつあった。
このとき、呂不韋の部下でありながら、軍総司令だった昌平君(しょうへいくん)は嬴政と2人で話し、王自ら出陣することを聞かされる。
そして、すでに決戦の地へ向かった手際のよさに疑問を抱く呂不韋。
呂不韋「よもや何か助言のようなものをしたわけではあるまいのォ。我が四柱の1人、昌平君よ」
いつも冷静な昌平君が、やや険しい顔で答える。
昌平君「私は秦軍の総司令でもあります。今、それ以外のことは、取るに足らぬ小事です」
初めて飼い犬に手を噛まれた呂不韋だった。
【ここに注目!名言ポイント】
秦王の覚悟の前に、敵グループであった昌平君が心を打たれた。
後に呂不韋が言うように、元々昌平君は誰かに付き従っている器ではない。
智・武・カリスマ性、どれをとっても一級品の存在。
この一件から、秦王へ心が近づいていったことは間違いない。
気にするな。俺はもう何度もお前につかまっている(政)
31巻より。
信は麃公を失い、肉体的にも精神的にも疲れ果てながら、たどり着いたのが蕞(さい)の城。
そこで待っていたのは秦王であり親友の政だった。
嬴政「お前達と共に戦いに来たのだ」
気が抜けたのか、ホッとしたのか、信の目から涙が溢れ出す。
政「ここで敵をくい止めるんだ、信」
信はうつむき、涙を隠しながら政の肩へ手を掛ける。
信「・・・・・・・・・政、ちょっとだけつかまらせてもらっていいか・・・すまねェ」
政「・・・・・・気にするな。俺はもう何度もお前につかまっている」
原作でも「・・・」が長い。
本当は話したいことが山のようにあるのだろうが、2人とも言葉にならない。
【ここに注目!名言ポイント】
麃公を目の前で殺され、すぐ近くまで迫り来る敵軍。
信にとって、政はまさに一筋の光に見えただろう。
政も今までの感謝の気持ちをやっと伝えることができた。
連載以来、初めて信が自ら誰かを頼ったのではないか。
この後、泣いたことを散々バカにされるのだが・・・
正義とは勝った者に宿るのだ(呂不韋)
35巻より。
たった一度、嬴政の政敵・呂不韋と信が正面から言い合ったことがある。
それは呂不韋が企てた、屯留の乱を鎮圧した直後のことだった。
信は呂不韋に対し、正義がない者は勝てないと告げる。
しかし彼は冷静に、自信満々に返す。
世に言う「正義」とはその人柄に宿るのではなく、勝った者に宿るのだ
この時の信は21才、まだまだ呂不韋が大きく見えたのだった。
【ここに注目!名言ポイント】
呂不韋らしい言葉。
現代の世の中でも、勝者はこの言葉をよく使うのではないだろうか。
もっとも「正義」と「勝敗」は関係ないのかもしれない、難しい。
ここでしっかり甘えを落し成果をあげよ(騰)
38巻第407話より。
著雍(ちょよう)攻略戦で大将軍級の首級を挙げた、信と王賁は論功行賞に望む。
戦前4千人将だったことを考慮すると、揃って将軍へ昇格ということもありえた。
しかし結果はふたりとも5千人将止まりだった。
同じ論功行賞の場で大将軍となった騰が、内情を信に話す。
それは、騰が反対して2人の将軍への昇進を踏み止まらせたというのだ。
騰は著雍攻略戦でも信・王賁の2人に重責を与え、更なる成長を促した。
秦国が本気で中華統一を目指すなら、国を背負って戦える将軍がまだまだ少ないと感じていたからだ。
今回の昇進の件も、将軍のすぐ下の5千人将の経験が、将軍になるために必要不可欠と分かってのこと。
騰「5千はただの踏み段に非ず。ここでしっかりと甘えを落し、成果を上げよ」
部下を思い、国を思う、上司にしたいNo1武将、それが騰だ。
【ここに注目!名言ポイント】
騰の特異能力の1つに、「物事を俯瞰的に見ることができる」、というものがある。
戦場では平地にいながら、戦場全体を把握することができる。
また組織や人間関係においても、全体を捉え目標に対して何が足りないか、どこを強化したらよいかを的確に把握する。
こんな人間がリーダーとしていてくれたら、部下たちは安心だろう。
そんなんならはじめから飛信隊に・・・(松左)
55巻第592話より。
朱海平原の戦いも大詰め。
この日の飛信隊の戦い方は“肉を切らせて骨を絶つ”。
助かりそうない部隊は助けず、ただ目標に向かう作戦だ。
しかし新人・干斗の隊を、松左は見捨てて行けなかった。
助けに乱戦の中へ飛び込むも、戦況は絶望的だ。
深手を負った松左を、犠牲になってでも逃がすと言い出す干斗。
しかし松左は、そんな彼を怒鳴りつける。
松左「そんなんならはじめから、飛信隊(うち)に入って来んじゃねェよ、バカヤロォ共が」
松左は自分達の役目は、隊長・信を信じ、支えることと諭す。
信が奇跡を起こして勝つと言った、それが大将軍への道だと言った。
大将軍になる信を助け、共に同じ景色をみることが、お前達の役目だと伝える。
松左「皆で死地を乗り越えるぞ」
新人たちの奮闘もあって、干斗たちは死地を乗り越える。
松左の命と引き換えに。
【ここに注目!名言ポイント】
歩兵副団長・松左は、飛信隊の中にあって特別なキャラクターだった。
と言うのも、彼こそが「天下の大将軍になる」と百人将時代から言い続ける信の言葉を、本気で信じていた人だった。
だからこそ信の目指す道を大切にし、後輩たちに伝えていく。
こういう人物がいるとチームはリーダーを中心として、より強固な集団に成長していく。
信が想う未来を大切にする松左、その彼をかっこいいとあこがれる干斗。
飛信隊イズムは脈々と受け継がれたのだ。
友よ、力を貸してくれ(王賁)
53巻第579話より。
秦趙大戦の主戦場・朱海平原の戦いも11日目。
敵が強軍なせいもあるが、秦軍は食糧が尽きかけている。
早く決着をつけなければならないのだ。
打てる手がなく、万策尽きた感の漂うその夜、王賁が信をたずねてきた。
彼は信に明日までに飛信隊を覚醒させろと言うのだ。
同様に自軍の玉鳳も覚醒させると。
翌朝、信は疲れきった自軍に対し素直に話しかける。
一方、王賁も玉鳳に語りかけていた。
ずっと共に戦ってきたこと、そのことを誇りに思ってきたこと。
そして勝たなければならないこと。
王賁「友よ、力を貸してくれ」
この一言で全兵士の心が1つにまとまる。
見事に隊を覚醒させたのだ。
【ここに注目!名言ポイント】
総大将・王翦の息子であることに甘えず、ひたすら試練を重ねてきた王賁。
ちょっと意地悪で、きついイメージもあるキャラだが、修羅場を乗り越えることで覚醒してきた。
それは信に引けをとらない。
そして玉鳳の隊員たちも、王賁を大いに尊敬している。
時を同じくして飛信隊の覚醒に成功した信と共に、最悪の状況を打破しべく出陣する。
ほらよ尾平、今日はありがとな(信)
54巻第582話より。
朱海平原12日目、覚醒した飛信隊の活躍は目覚しく、敵軍を押し込み始める。
そしてついに王翦本陣が前進を始め、戦局が動き出す。
その夜、士気は高いが食糧がほとんどない。
最後の配給だった。
この時、隊長・信は古参のメンバー達にひとりひとり手渡し食糧を配った。
信「ほらよ尾平。今日はありがとな」
尾平「な、何言ってんだよ、信。何っ・・・ふぐうっ」
溢れる涙がおさえられない尾平だった。
【ここに注目!名言ポイント】
人を惹きつける魅力、リーダーとしての信を物語るいい言葉だと思う。
かつて政が蕞の地でやってのけたこと。
それは戦う一般市民を夜になると、励ましながら士気を高めた。
同じことを無意識のうちに信もやっているのだろう。
自軍を大切にするリーダーが描かれた場面と言葉。
人は思いを紡いでいける生き物だ(藺相如)
55巻第597話より。
若くして亡くなった元趙三大天・藺相如(りんしょうじょ)。
その彼が一度だけ、現役バリバリの時の王騎と戦場で話した。
藺相如は中華の人々が戦争に飽き飽きしていることを、感覚的に察していた。
戦の無い世の中、中華は1つになりたがっている。
藺相如「人は思いを紡いでいける生き物だ。俺たちはずっとつながって生きている」
王騎「一体何の話をしているのです。あなたは」
智の傑物だった藺相如は、王騎よりも中華の先を見通していた。
【ここに注目!名言ポイント】
藺相如が思っていた中華統一は、まだ彼の時代では機が熟していなかった。
藺相如「武運を祈れ、俺も祈る」
王騎「一体誰のです?」
藺相如「さァ、誰のだろうな」
いつか、誰かが成し遂げることを祈る藺相如。
李牧も政もそうだが、智の傑物たちは戦しか解決法がなくても、戦いのない世を目指すのだ。
まとめ
『キングダム』の名言を15個、厳選し紹介してきた。
正直まだまだありすぎて、紹介しきれない。
『キングダム』の名言は、現代社会においても役立つ言葉が多い。
特にリーダーシップのあり方や、いい組織とはどのようなモノか、などなど。
また違う専門分野を持った人なりの『キングダム』の見方、を知ることも楽しい。
改めて奥深い漫画だな、と実感できると思う。
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