現在、六大将軍まで上り詰めた桓騎。
全てが武将の枠から外れた規格外のキャラクターだ。
今回は謎に満ちて危険な香りのする桓騎にクローズアップして紹介・考察していく。
目次
【基本情報】初登場から旧六将級の評価!数少ない桓騎の情報を紹介
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桓騎の潜在能力をいち早く見抜き、自らの副将としたのが蒙驁(もうごう)だ。
さらに前六大将軍・王騎もその実力を認めていた。
戦における才能を最大級に評価されている将、それが桓騎。
作中に描かれている彼の情報をまとめて紹介する。
どこから来たのか分からない!全てが謎の男
桓騎の出自については、ほぼ全てが謎である。
初登場から現在まで、ほとんどこの謎は明かされていない。
ほんの少し明かされている情報としては、
- 秦国南方を縄張りとしていた野盗のトップだった
- 武人の誇りを忌み嫌う
- 原動力は全てに対する怒り
主にこれぐらいだろう。
秦国の南方を拠点にしていたというのであれば、楚国とも何らかの関わりがあるかもしれない。
王族出身?なぜか高貴な雰囲気
桓騎の第一印象はいかがだっただろうか?
野盗出身という割には粗野な雰囲気ではなく、高貴で華やかささえ感じる。
私はその雰囲気からフィギアスケーターを連想した。
他の部下は正に野盗で、ゴロツキ感が満載だ。
桓騎と行動を共にした最古参はどうやら砂鬼一家のようで、出自を知っているかも。
もしかしたら、滅ぼされた亡国の王族など、高貴な身分の出かもしれない。
武将を忌み嫌うも、蒙驁だけは特別?
一貫して武将を嫌う桓騎だが、1人だけ特別な存在が居る。
副将として仕えた蒙驁だ。
他の誰にも敬語を使わない桓騎が、唯一敬語を使っている場面が山陽の戦いで描かれている。
蒙驁が山陽へ到着した際、
桓騎「お待ちしておりました」(19巻第203話)
と敬語を使っている。
また開戦時、本陣から激励の狼煙が上がっているのを見て、
桓騎「フフッ、珍しいな。あの白老が昂っておられる」(19巻第203話)
と尊敬の念が感じられる発言をしていた。
この時はこういうキャラだと思っていたが、その後の桓騎を見ているといかに貴重なシーンだったか分かってくる。
まだ描かれてはいないが、野盗だった桓騎と蒙驁の出会いや、仕えるになった理由には特別なエピソードがありそうだ。
李牧・呉鳳明と同世代 桓騎の年齢を推測
桓騎の出自は一切描かれていないので、年齢も正確には分からない。史実上も然りだ。
しかしある程度の設定なら推測できそうだ。
紀元前239年の著雍の戦いの際に、呉鳳明はライバル視している李牧・桓騎のことを「同世代」といい、信・王賁らをその下の世代と表現している。
この年、主人公の信は21才だったので、一世代10年プラスして桓騎の推定年齢は31才(±2才)ぐらいで妥当といえるだろう。
【史実】記録は少ないが燦然と輝く歴史上の桓騎
TVアニメ「 #キングダム 」
秦国将軍『桓騎』のキャラクタービジュアル公開!
桓騎役 #伊藤健太郎 さんからコメントも到着!さらに、合従軍を迎え撃つ秦国武将らのシルエット画像を公開!
今後続々と公開されていきますのでお楽しみに…! pic.twitter.com/ljwnYE4WGp— TVアニメ「キングダム」第3シリーズ (@kingdom_animePR) January 10, 2020
桓騎が初めて歴史上に登場したのは紀元前237年で、実権を握った秦王によって将軍に任じられた。
翌年には漫画にも描かれた鄴攻略戦に王翦の副将として参戦する。
そして紀元前234年、今度は総大将として趙の平陽を攻め、敵将・扈輒を討つ。
ここで首級10万という凄まじい戦果を挙げるが、これは10万の首を斬ったことを意味する。
『キングダム』作中では平陽・武城攻めを王翦・楊端和を含む3軍で行っているが、実際は桓騎が大将となり単独で侵攻したようだ。
翌年には両城を平定し、勢いそのまま北上していく。
ところが宜安(ぎあん)の肥下(ひか)という地で趙の名将・李牧に敗れ、歴史上から姿を消してしまった。
【仲間】個性派ぞろい!桓騎軍のメンバー紹介
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桓騎軍は元々野盗の寄せ集めだ。
「桓騎についていけばおいしいコトがあるかもしれない」というのが本音だろう。
大多数は桓騎への忠誠心など無いはずである。
しかし以下の幹部たちは、桓騎のカリスマ性に惹かれ表面上は忠誠を示している。
摩論(まろん)【桓騎軍のブレイン・・・ではない】
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桓騎軍の参謀。
ただし作戦は全て桓騎本人が立てているので、実質なんでもする雑用係に近い。
ただ本人は、策士としてのプライドが人一倍高いと言えそう。
雷土(らいど)【男気溢れる、実質桓騎軍のNo2】
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いざ戦いとなると、最前線で武勇を見せつける猛将タイプ。
武力もさることながら、戦況を冷静に分析するところなど知力もかなり高い。
また親分肌で男気溢れる一面も。
幹部たちの中では、一番桓騎に対する忠誠心は高いだろう。
黒桜(こくおう)【弓の腕は名人級】
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桓騎だけではなく色男には目がない女性副官。
雷土同様前線で戦うタイプで、弓の達人でもある。
先の黒羊丘の戦いでは、真っ先に敵将・紀彗の才能に気付き勝利に大きく貢献。
状況判断能力、行動力に長けていて、桓騎軍の要といえる。
厘玉(りんぎょく)【見た目と違い、意外と常識人】
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メイクとは裏腹に結構常識があるタイプ。
戦況の分析も的確で、知将タイプと言えるだろう。
オギコ【謎多き天然】
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桓騎の付き人的存在。
主に伝令や戦闘をこなす。
明らかに天然だが、桓騎への忠誠心は非常に高い。
ゼノウ【桓騎軍最強の男】
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突破力は秦軍の中でも最強レベルのゼノウ一家の長。
その巨体は蒙武より一回り大きく、全てをなぎ倒す。
砂鬼(さき)【拷問大好き!残酷一家】
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桓騎軍最古参と思われる一家。
軍内では主に情報を集めるための拷問を担当しており、その残虐性は他に類を見ない。
常に灰色の面をかぶり、死臭を漂わせている。
馬印(ばいん)【摩論の使いっ走り】
摩論一家に所属し、主に伝令など摩論の命で動いている。
この人も意外と常識人だ。
【戦歴】未だ不敗で独特の戦術!桓騎軍の戦歴を紹介
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初登場時、すでに将軍だった桓騎。
その戦歴を紹介を時系列順に紹介する。
- 紀元前242年 桓騎28才(推定)
山陽の戦い開戦時の身分:将軍(蒙驁大将軍の副将)
兵数:3万
主な武功:敵兵になりすまし廉頗四天王・玄峰を奇襲攻撃にて討ち取る。また魏軍本陣にいた総大将・白亀西(はくきさい)を討ち秦国の勝利を 決定的とする。
解説:未出の怪物として大戦に初登場した桓騎。大物二人を討ち取り戦後の論功行賞では第二功を得る。この時秦王・嬴政と初対面。その際も王を相手に「どんな面してやがる」と全く敬意を抱かなかった。
- 紀元前241年 桓騎29才(推定)
函谷関の戦い(合従軍戦)開戦時の身分:将軍(蒙驁・張唐と共に函谷関の防衛)
兵数:明記はないが恐らく3万
主な武功:秦将・張唐と共に韓軍総大将・成恢を討つ
解説:魏軍の井闌車を撃退し、函谷関陥落の危機を救う。また少数精鋭の奇襲攻撃により秦将・張唐が韓軍総大将・成恢を討つお膳立てをする。
- 紀元前238年 桓騎32才(推定)黒羊丘の戦い
開戦時の身分:将軍(総大将として飛信隊を従え参戦)
兵数:5万
主な武功:結果として趙軍総大将・慶舎を討ち取り完全勝利へ導く
解説:本能型の知将・慶舎相手に知略戦を展開。序盤こそ苦戦するが相手の思考を読み切り、見事な采配を見せつける。慶舎の首は飛信隊に譲ったが、黒羊丘広域と離眼城主・紀彗の情報収集に成功。得意の残酷無比な戦術を駆使し、自軍の犠牲を最小限に抑えながら完全勝利。
- 紀元前236年 桓騎34才(推定)秦趙大戦(鄴攻略戦)
開戦時の身分:将軍(総大将王翦の副将)
兵数:5万8千
主な武功:秦趙大戦では桓騎は主に鄴城を包囲し、補給線を絶つ役目を果たす
解説:他の戦場が大きな犠牲を出す激戦だったことに比べると、今回の桓騎軍は比較的楽な持ち場だったと言える。論功行賞では特別大功を得る。
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