『ビジネスにうまい文章はいらない』上阪徹【読んでもらえると思うなよ。凄腕ライター直伝!】

 

誰しも「うまい文章」を書きたいと思うだろう。

でも、「うまい文章」って一体どういうことだろうか?

小説家といった文筆業には、特別な技術や文章の才能が必要だ。

しかし、私達一般人に求められるのは、そういった類の「うまい文章」ではなく、「情報を伝えるための単純明快な文章」だと、この本の著者は言う。

私は、ReaJoyの記事執筆のために、【文章をどう書くか】といった類の本を、ここ最近で、20数冊ほど読んできたが、その中でも本記事で紹介する本は、イチオシの本だ。

なぜなら、身近に生かせるポイントが豊富で実用的だからだ。

本著者の上阪徹氏は、ブックライターとして、書くことを生業にしており、今まで数多くの本を世に送り出してきた人物である。

そんな著者が、私達に教えるうまくはないが、社会で求められる文章とは?

読んでもらえないと考える

まず、文章を書く者が意識すべきこと、それは、「読んでもらえないと考える」ことだ。

この一言に、びっくりするかもしれない。でも、確かにそうなのだ。

私達の周りは、楽しい娯楽で溢れかえり、貴重な時間をいかに使おうか、何に優先順位を置こうか、日々悩ましい。

そんな溢れる娯楽を優先してまでも、相手に読みたいと思ってもらえる文章を書くことが必要なのだ。

相手は不要な文章を読む暇などない。だから、読んでもらえるような工夫や意識が必要で、それは言ってみればサービス精神と著者は言う。

相手の欲しい情報をいかに簡潔に伝えるか、その工夫をしなければ、私達の文章は、瞬く間に溢れる情報の海に沈み込んでしまうのだ。

文章に謙虚になる

また、次に書く者が念頭に置いておくべきことは、「文章に謙虚になる」ということだ。

文章は、とにかく情報を盛り込んで書けばいいというものではない。

相手に、しっかり、ストレスなく情報が伝わるように、書く側にそれなりの意識が求められる。

そのために、本書では、「1文は短く60字程度を意識する」といったことや、「文の書き出しを工夫して一気に読ませる」といったことを例として挙げている。

書く側として持っておくべき意識と技術

その他にも、「形容詞を使わない」や、「文章を早く書く方法」という話も勉強になった。

私は、形容詞は、文章をより豊かに表現してくれるものと思っていたので、「形容詞を使わない」という項目は目から鱗であったし、3000人以上にインタビューをして、記事を書き続けてきた著者だからこそ言える、文章を早く書く技術も勉強になった。

最後に:あなたも、ビジネス文書を学んでみませんか?

著者は、前書きでこのように言っている。

私達は、ビジネスで使う文章の書き方を習っていない。大学でも、中学、高校でも習っていない。

そして、唯一習ったであろう小学校での作文は、実用的な文章ではない。

だから、私達は、文章の書き方を学ぶ必要があるのだ。

いくらAIが進歩しても、文章を書くことは人間こそができる技術であり、今後さらに求められる技術になるであろう。

改めて、「うまくないけど、分かりやすい、社会で求められる書き方」を学んでみるのはどうだろうか?

主題歌:Mr.Children/Drawing

本書はビジネス書で、物語はもちろんないのだが、この本に主題歌を付けるとすれば、

私は、Mr.ChildrenのDrawingを選びたい。

こちらのDrawingは、描くという意味で、Writingの書くとはまた別の意味だが、「かく」繋がりで選んでみた。

Drawingは、うまく言い表せない幸せな感情を絵に描きたいと唄う曲である。

「絵に描いたとしても 時と共に何かが色褪せてしまうでしょう。」

描くことも、書くことも、それなりに困難を伴うけれど、この美しいメロディーを聴きながら、その過程すら楽しんでいきたいなと思った。

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