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王騎を倒した天才李牧の魅力を徹底解説!最後は史実通り非業の死を遂げる?【キングダム】

李牧サムネイル

【鋭い洞察力】愛弟子・慶舎を失うも、桓騎に復讐を誓う!|黒羊丘の戦い

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黒羊丘の戦いでは沈黙合戦となり、耐えきれず撃って出た慶舎は桓騎に敗れた。

慶舎は李牧が育てた愛弟子。同時にその才能には全幅の信頼を寄せていた。それだけに桓騎に対する復讐心も強烈なはず。

二人の副官、舜水樹と馬南慈を従え、戦場を見下ろす李牧は“桓騎の弱点”に言及。恐らく三人で共有したと思われる。

李牧「ここで慶舎に誓っておきます。私がこの手で仇を討つと」

この三人が相手となる時、桓騎はタダでは済まないだろう。

突然の行動!咸陽急訪にみる李牧の大胆さ|斉王と咸陽訪問

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黒羊丘の戦い直後、いきなりその時が訪れる。斉王と趙宰相・李牧が揃って秦都・咸陽にやって来た。両者とも秦王・嬴政との謁見が目的だ。

李牧との会談前に、斉王と同盟を結ぶ嬴政だったが、彼から助言が伝えられる。「李牧こそ中華統一の最大の壁」であると。この言葉を聞き、李牧の下へ向かう嬴政。

李牧は中華統一を諦めるよう伝えるために来たのだった。戦を嫌う李牧は中華を統一しようとすることこそ、凄惨な戦が待っている悲劇そのものだと主張する。そして統一の代わりに戦をしないという「七国同盟」を提案する。

対して嬴政は、李牧の提案こそ一時のその場しのぎと反論し、真っ向から対立し合う。この時嬴政は斉王に披露した“法による統治”を李牧には伝えなかった。李牧こそ倒さなければならない最大の敵だと分かっていたからだろう。

宣戦布告を高らかに宣言する嬴政に対し、李牧も大いに吠える!

李牧「今いる秦将全員がまとめてかかってきても、この李牧の敵ではない!!」

不敵にして大胆極まりない行動と、絶対的な自信。しかも列国が認める実力。恐るべし李牧。

この翌年、鄴を巡る秦趙大戦が勃発する。

天才炸裂!王翦との知略合戦(秦趙大戦)

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趙都・邯鄲の喉元である鄴(ぎょう)をめぐる秦趙大戦は、まさに李牧と王翦の知略合戦となった。李牧率いる趙軍にとって邯鄲防衛圏は、地形上圧倒的に有利である。一方、秦軍は食糧の補給線を確保できないまま、厳しい戦いに突入した。

中でも勝敗を決する朱海平原の戦いにおいて、両大将は圧巻の戦略と展開。

戦い序盤、趙将・紀彗(きすい)の首を奪うため、王翦は飛信隊に奇襲を命じるも、逆に李牧自らが奇襲を仕掛け、王翦軍第二将・麻鉱(まこう)の首を取る。最前線でも自らが決定打となれるところが、李牧の強み。

さらに本来知略型の李牧だが、合従軍戦で戦った麃公(ひょうこう)を研究し、本能型の仕組みを解析。自軍にそのシステムを取り入れ、練兵まで行い実践できるまで落とし込んだ。これを見た自信家・王翦も、自分と同レベルの天才だと認めざるを得なかった。

物事の核心を突く!李牧の名言5選


鋭い洞察力と揺るぎない信念から生じる李牧の言葉はどれも心に響く。時として作者の意見を代弁しているような気さえすることがある至極の名言を5つ紹介!

胸が痛いですね。だから戦いは嫌いです

「キングダム16巻171話」

龐煖に胸を貫かれ、誰の目にも王騎が死ぬことは明らかだ。しかしそれが分かってはいても、偉大な主を死地から脱出させるため、皆が命がけで戦っている。

この様子を李牧の隣で見ていたカイネは、自分がもし同じ立場なら死を惜しまず李牧を守る、と口にする。

カイネも李牧も、家族や友人を戦で失っている。この名言は、本来美徳とも言える主への忠誠心の哀しさや、過去の経験から李牧が本質的に戦を嫌っているコトが、短い二言で表現されているように感じる。

強き武将が足をすくわれる時、そこには必ず“油断”があります。私などは戦う時、相手を油断させることに力を尽くします

「キングダム21巻228話」

「あの方に正面から勝てる武将は、私も含めて天下に一人もいません」

元三大天・廉頗(れんぱ)に対する、現三大天・李牧の評価だ。山陽を巡る魏軍・廉頗vs秦軍・蒙驁(もうごう)の戦いは十中八九、廉頗の勝ちと李牧は予想した。

しかし側近から長年蒙驁は廉頗に負け続けている、という因縁を聞かされた時、李牧は低いながらもある可能性について言及する。それがこの名言だ。

もし廉頗が勝ち続けていたおかげで、蒙驁という武将の器を決めつけていたとしたら・・・それは油断につながる。対して蒙驁は対廉頗の策を40年間考えていたとしたら・・・。“油断大敵”である。

王翦、あなたは恐らくこの場にいる誰より愚かな人間だ

「キングダム56巻608話」

秦趙大戦・朱海平原での出来事。ありえないことだが、秦・趙両軍の総大将である王翦と李牧が相対した。愚かな王に仕える李牧を、大胆にもヘッドハンティングする王翦。

王翦「私と一緒に来い、李牧」

そして、こともあろうか二人で新しい国を作ろうと提案する。この言葉に対し“大義”を欠いた愚かな考え、と一蹴する李牧。己を最上に置く王翦に対し、李牧は“義”を重んじる男なのだ。

「関わる人間達の思いを紡いで束にして戦う力です」「所詮は人は人でしかないという天からの残酷な“答え”です」

「キングダム58巻第625話と58巻626話」

かつて李牧を、自らの道の答えに“導く者”と評した龐煖。この二つの名言は“導く者”として下したその答えだ。

龐煖がずっと理解できなかった王騎や信の強さ。それは「関わる人間達の思いを紡いで束にして戦う」ことで得られる強さだ。一人で武の結晶“武神”となった龐煖では、決して得られない強さだ。

人々を上の“存在”へ導く“超越者”になることが龐煖の道だった。しかしそのような存在は、人の力を束にして戦う王騎や信に勝てない。というより“超越者”や“武神”など元々無かったのだ。それが「人は人でしかない」という、李牧からの残酷な“答え”だった。

今の何倍もの力になって復帰できるようここから立て直していきますよ!

「キングダム60巻674話」

秦趙大戦に敗れ、趙国は存亡の危機に瀕しているにも関わらず、同士討ちを続ける虚しさに李牧はほとほと疲れてしまった。

李牧「ちょっと、疲れましたね」

初めて聞く李牧の弱音と、その小さく見える背中に涙があふれだすカイネ。しかしその涙が再び李牧を奮い立たせる。

一夜明け、舜水樹・馬南慈らと合流した李牧は、前夜のコトが嘘のように生気に満ちた表情を取り戻していた。そして趙国がさらなる窮地に追い込まれた時、必ず出番がやって来ると予言する。

その時まで司馬尚の居る青歌で力を蓄え、反転攻勢に備えることを誓う李牧だった。

李牧は作者の特別な思い入れのあるキャラ

「年表に出てくる戦歴と逸話が凄まじく、その内容もドラマティックで、即ほれ込んでしまい読み切りを描いてしまった」

原作者・原先生の李牧に対する言葉だ。脱サラし漫画家を目指していた原先生が、三作目に描いた読み切り漫画のタイトルが『李牧』だった。

雁門担当時代の李牧が描かれているが、この読み切りの評判がよかったことから、後の『キングダム』連載権を勝ち取る。原先生にとっても李牧は、特別な思い入れのあるキャラだろう。

史実上での李牧の主な来歴を解説

『起翦頗牧 用軍最精』(きせんはぼく ようぐんさいせい)

この言葉をご存じだろうか?

白起・王翦・廉頗・李牧、この四将が軍を率いるに最も精通した武将だ、という意味らしい。

では、史実で李牧はどのような活躍をしたのだろうか?

実は読み切り漫画『李牧』はほぼ史実のままで、北方の匈奴討伐を任された李牧だったが、守りに徹したために一旦解任されてしまう。後任が就くと匈奴に攻め込まれたため、李牧が復帰し、策を講じて匈奴を撃破する。

ただ史実と『キングダム』との大きな違いは、勢いに乗る秦軍との初対戦が、紀元前233年の秦将・桓騎との対戦だったということだ。

つまり馬陽も、合従軍も、秦趙大戦も、史実上では李牧は参戦していない。以下が史実上での主な李牧の記録だ。

紀元前233年 前年大将軍に任命され、中央に召集された李牧は、肥下(ひか)の戦いで秦将・桓騎を討つ。
紀元前232年 秦軍は約30万の兵で邯鄲北の番吾(ばんご)を攻めるが、李牧は20万以下の兵でこれを撃退。
さらに李牧は秦から魏・韓の国境まで領土を奪還する。
尚、この戦いの秦軍の大将は不明。
紀元前229年 秦軍は邯鄲攻略戦を再開。王翦軍が井陘(せいけい)攻略、楊端和軍は趙都・邯鄲を包囲する。
しかし更に北の代(だい)へ侵攻した羌瘣軍は、李牧・司馬尚連合軍に防がれる。
苦戦を強いられた秦軍は趙王と李牧に離間の計を仕掛け、李牧の排除に成功する。李牧は処刑され、司馬尚は解任・更迭される。

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