この春から社会人となるみなさんへ
おめでとうございます!
卒業式も終わり、入社式までの1か月間、皆さんは何をして過ごされていますか。
卒業旅行にバイト、遊び・・・と忙しい日々に明け暮れているのでしょうか。
そんなみなさんに、ちょっとだけ人生の先輩から伝えたいことがあります。
簡潔に言ってしまえば、「本を読もう」ということです。
藤原和博さんの『本を読む人だけが手にするもの』を交えながらお話ししたいと思います。
目次
これからの時代は「情報編集能力」
「ジグソーパズル型思考」から「レゴ型思考」へ
少し前までの「みんな一緒が良い」と考えられていた時代から、21世紀に入り「個々の時代」へと変化してきました。
彼はこれを「ジグソーパズル型思考」から「レゴ型思考」への転換と表現しています。
この時代を生き抜くためには、本を読み、自分の意見を持つことが大切なんだと説いています。
「ジグソーパズル型思考」
正解が決まっているピースをより早くその場所へ置くこと(情報処理力)
「レゴ型思考」
正解はない。ブロックを組み合わせることで、無限の可能性が広がる(情報編集力)
レゴ型思考は、自分の知識や経験を組み合わせなければなりません。(掛け算)
そのためには、たくさんの知識や経験をする必要があります。
藤原氏によると、それができるのが「読書」なのです。
本書では、そんな彼の読書術や、巻末には「ビジネスパーソンが読むべき11冊」等も紹介されています。
『他人の脳のかけら』を自分の脳につなげる
読書とは、『他人の脳のかけら』を自分の脳につなげること
藤原氏によると、スマホ本体が自分の脳だとすれば、作品はアプリ(作家の脳の一部)であり、本を読むことで、自分の脳にアプリがインストールされます。
スマホの中にアプリがたくさん入っていると、スマホ1台でできることが増えますよね。
読書をすることで、作者の考えを手に入れることができます。
それがたくさん集まり、かけ合わせたりすることで自分の考えを持つことができます。
希少(レア)な人材になれ!
彼の講演等では、100万人に1人の存在になれ!というお話をされています。
これは、オリンピックのメダリスト級に匹敵する希少性です。
いきなり100万分の1を目指すのは難しくて挫折してしまいそうです。
だったら、100人に1人の存在という軸を3つ持ったらどうだろうか?
そして、100人に1人が難しいのであれば、まずは10人に1人を目指してみてはどうでしょうか。
彼の理論によると、「読書」をするだけで、10人に1人の存在になれるそうです。
詳細は youtubeで観れますので、ご覧ください。
↓参考
『本を読む人だけが手にするもの』を読んで実行しようと思ったこと
「レゴ型思考」に対応できるよう、本を読み、常に知識をブラッシュアップしていきたいと思いました。
そして、吸収した知識をまとめ、”自分の言葉”で意見を述べられるようになりたいです。
本書の中では、思いがけない発見もあるということから、「乱読」が推奨されています。
好きな作家さんやジャンルに偏りしないよう、(読書嫌いにならない程度に)様々な本を読むことに挑戦していきたいと思います。
まとめ
ここまで記事を読まれた方なら、『本を読む人だけが手にするもの』こんなタイトルの本を出版している藤原氏は当然、根っからの本好きと思われるかもしれません。
しかし、そうではありません。
彼はどちらかというと、本を読まない人間だったそうです。
尊敬する人の言葉により、読書をするようになって、33歳から年間100冊読むこを目標に掲げたそうです。
今回は、そんな藤原氏からのメッセージがつまった1冊を紹介してみました。
2015年に出版された本なので、ビジネス書として情報の古さを心配される方もいると思いますが、今でも通ずる考え方がたくさん詰まっています。
この記事を読んだあなたにおすすめ!
新しい仕事の優先順位等を判断するのは中々難しかったりもします。そこで、佐藤さんの仕事術として紹介されているタスクを3つに分けて仕事を管理する方法が参考になると思いました。




主題歌:RADWIMPS/正解
2018年10月8日に放送された「RADWIMPS18祭(FES)」で、1000人の18歳世代と歌った曲です。
答えがすでにある 問いなんかに
用などはない
(作詞:野田洋次郎)
答えの既にある問い「ジグソーパズル型思考」は求められません。
あぁ答えがある問いばかりを
教わってきたよ だけど明日からは
僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ
(作詞:野田洋次郎)
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