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290話で明らかになった、エンデヴァーと荼毘の驚きの関係とは?
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死柄木率いるヴィランとの戦いで、エンデヴァーと対峙した荼毘(だび)は、次のように語る。
そんな名前(荼毘)で呼ばないでよ。燈矢って立派な名前があるんだから
(30巻第290話)
焦凍が生まれる前、エンデヴァーは炎系の強い個性を持つ長男・燈矢に期待をし、修行をつけていた。
燈矢も父・エンデヴァーを慕っていたが、燈矢が強い火力に耐えられない身体であり、また最高傑作・焦凍が生まれたことから、彼は冬美たち同様「失敗作」として扱われてしまう。
しかし、父に期待されていたことで上を目指すのが当たり前になっていた燈矢は、自分を見なくなったエンデヴァーを理解できず、人知れず特訓を続けていた。
燈矢は確実に力をつけていったが、エンデヴァーはその事実から目を背け続け、ついに彼は特訓場で起きた火事に巻き込まれて行方不明となったのだ。
エンデヴァーら家族は、燈矢は亡くなったと思っていたが、実は生還しており、自分を最後まで見なかったエンデヴァーに復讐を目論んでいた。
エンデヴァーに正体を明かしたと同時に、彼が行ってきたことを全国放送で公表した荼毘は、彼を葬ろうと攻撃を開始する。
今後、エンデヴァーら轟家がどのような展開になるのか、ますます目が離せないだろう。
インターン指導で焦凍、緑谷、爆豪の成長を助けたエンデヴァー
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かねてから焦凍をNo.1ヒーローへ育てるのが夢だったエンデヴァー。
だからこそ、彼がインターンで緑谷、爆豪を連れてきた当初、「俺は焦凍以外を見るつもりはない」と苦言を呈してしまう。
しかし、ホークスの暗号から近々ヴィランとの衝突があることを知ったエンデヴァーは、3人の力を伸ばそうと奮起する。
そして、彼らから現状を聞いた後は適切なアドバイスや指示を与え、見事3人の能力を底上げすることに成功したのだ。
特に、深い関わりがなかった緑谷、爆豪にも適切な課題を伝えて成長を助けられたのは、No.1ヒーローを目指して走り続けていた過去があったからこそだろう。
No.2ヒーロー・ホークスにとってエンデヴァーは絶対的なヒーロー
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ホークスはお金のために人殺しをする父親と、彼を擁護する母親の元に生まれた。
父親から罵詈雑言を受ける劣悪な環境を生き抜いていた彼だったが、頼みの母親は「逃げないでね」と呟くだけで、ホークスには希望などなかったのである。
しかし、逃走中の父親がエンデヴァーによって捕まったことで、彼は「ヒーローは架空の存在ではなく現実にいるもの」とはっきり感じ取る。
さらに、抱いていた「架空」を「現実」にしたエンデヴァーへ、いつしか強い憧れを抱くように。
現在、No.2ヒーローとして街を飛び回っているホークスだったが、エンデヴァーがいなければ彼は未だカゴの中の鳥だろう。
まさにエンデヴァーは、ホークスを絶望の底から救い上げたヒーローだったのだ。
【ヒロアカ】速すぎる男ホークスの個性は「剛翼」!壮絶な過去や裏切り者説など徹底解説エンデヴァー事務所の頼れるサイドキック・バーニンとは?
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No.1ヒーローのエンデヴァーが指揮する事務所には、たくさんのサイドキックがいるが、その中でも群を抜いた実力の持ち主がバーニンだ。
竹を割ったような豪快で男勝りな性格は、インターンにきた緑谷、爆豪、焦凍たちに「あんたらの活躍する場はない!」と断言するシーンからも読み取れる。
一方で、些細なことには気にしないのもバーニンの魅力の一つだ。
口の悪い爆豪の物言いにも動じず、笑って答えるそのさまは、まさにさまざまな人を救助するヒーローにぴったりと言えるだろう。
さらに面倒見の良いところもあり、3人がやる気を出すように発破をかけたり、アドバイスをするなど、確実に彼らの成長を手助けした。
エンデヴァーを支える一人として、バーニンの今後の活躍も見逃せない。
漢気あふれる!かっこいいエンデヴァーの名言3選
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エンデヴァーと言えば、燃え盛る炎のような精神で真のヒーローを体現する人物だ。
そんなエンデヴァーのかっこよすぎる名言を紹介しよう。
ならば俺も おまえが胸を張れるようなヒーローになろう
18巻第167話。
オールマイトが引退したことで、実質No.1となったエンデヴァー。
しかし、世間では平和の象徴の喪失から不安に包まれていた。
どんなヒーロー像を目指していくべきか悩むエンデヴァーだが、オールマイトとの会話で焦凍たち子供の未来を守れるヒーローになろうと決意する。
気持ちを新たにした彼は、焦凍に向かって次のように伝えたのだ。
焦凍 お前は自慢の息子だ。ならば俺も おまえが胸を張れるようなヒーローになろう。父はNo.1ヒーロー…最も偉大な男であると。
俺を見ていてくれ
20巻第185話。
繰り上げでNo.1ヒーローになったことに混乱していたエンデヴァーだが、自分のあるべきヒーロー像を確立させたことで、気持ちを新たに進んでいく。
そして、オールマイトの引退やヴィランの増加などの暗いニュースが続く中、ビルボードチャートJP発表会でこの名言を宣言するのだ。
「エンデヴァーで大丈夫なのか…」という世間の声に応えるかのような静かな闘志は、ファンを激震させた一言だろう。
間に合わなければ落ちるのは成績じゃない 人の命だ
26巻第248話。
緑谷出久(みどりや いずく)、爆豪勝己(ばくごう かつき)、そして焦凍はエンデヴァーのもとでインターンを行うことに。
非常に早いスピードで街の平和を守っていくエンデヴァーだが、3人はその速さについていけない。
思わず、「冬は個性の性質上苦手」と噛み付く爆豪に、エンデヴァーは「間に合わなくても同じ言い訳をするのか?」と指摘し、この名言を放つ。
プロヒーローとして長年活動してきたからこそ説ける、厳しい一言だろう。
アニメ『ヒロアカ』でエンデヴァーを担当する声優は稲田徹
【新キャラ&キャスト解禁!】TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』新シリーズに登場、オールマイトに次ぐNo.2プロヒーローのエンデヴァーのキャラデザイン公開!演じるのは稲田徹さんに決定!https://t.co/b6FRa73fY6#heroaca_a # pic.twitter.com/b1r2eevoFr
— 僕のヒーローアカデミア “ヒロアカ”アニメ公式 (@heroaca_anime) February 13, 2017
エンデヴァーの担当声優は稲田徹(いなだ てつ)さんだ。
『僕のヒーローアカデミア』の他にも、『ドラゴンボールGT』にて人造人間19号役、『BLEACH』では狛村左陣役など、作風問わずに活躍している。
ウルトラマンや仮面ライダーなど、超有名戦隊シリーズにも出演しており、声優界になくてはならない人物と言えるだろう。
演じたキャラクターへの愛に溢れていることも有名であり、あるイベントでは自腹で作ってもらったキャラの制服を着て参加したとか。
個人的には、ぜひエンデヴァーのヒーローコスチュームを着た姿も見たいところだ。
おわりに
以上、現No.1ヒーローで轟焦凍の父親でもあるエンデヴァーの魅力を解説した。
初登場時には頑固親父のような印象を受けた人も多いが、作品を読み進めていくと彼なりにヒーロー像を模索していたことがわかる。
エンデヴァーの魅力をもっと知りたい方は、ぜひ『僕のヒーローアカデミア』をチェックしてほしい。
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