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『進撃の巨人』最終回までネタバレあらすじ解説、伏線考察も【エレンやミカサたちの勇姿を見届けよう!】

目次

ウォール・マリア奪還作戦編【宿敵との決戦!人類の重大な秘密が暴かれる】

  • 人類VS巨人の最終決戦が始まる!新兵器「雷槍」の力
  • ライナー、ベルトルトとの戦い!アルミンの命がけの作戦とは?
  • 「獣の巨人」への奇襲攻撃!「超大型巨人」を継承するのはアルミンとエルヴィンどっちだ?
  • 人類の秘密が明らかに!明かされた父グリシャの記憶
  • 「進撃の巨人」に託された意志とは?調査兵団は念願の「海」へ

人類VS巨人の最終決戦が始まる!新兵器「雷槍」の力

エレンが硬質化に成功したため、調査兵団は5年前の雪辱を果たすべく、「ウォール・マリア奪還作戦」を決行。エレンの父が「人類の秘密」を残した、地下室を目指す。

「ウォール・マリア」到着後、エレンは硬質化の力で、壁の穴を塞ぐことに成功。しかし、待ち伏せしているはずの敵の姿が見えないため、アルミンの推理により壁を調査すると、空洞になった部分からライナーが出現し、「鎧の巨人」となる。同時に壁の反対側では、「獣の巨人」と通常の巨人たちが一斉に現れ、立ちふさがり、人類対巨人の最終決戦が始まった

エレンとライナーの激しい格闘が繰り広げられたが、ライナーの動きが止まった隙に、ミカサたちは、ハンジが発明した槍型爆弾兵器「雷槍」を打ち込む。爆撃は固い鎧も貫き、致命傷を与えた。コニーとサシャは、同期にとどめを刺したことに涙するも、息があったライナーは巨人の雄叫びをあげる。すると、「獣の巨人」が樽を放り投げ、中からベルトルトが姿を見せた。

ライナー、ベルトルトとの戦い!アルミンの命がけの作戦とは?

数ヶ月前、エレンが壁を岩で塞いだ「トロスト区奪還作戦」でのこと。ジャンの親友マルコは、ライナーらの会話を偶然耳にし、口封じのため巨人に食われ、殺されてしまう。ライナーが二重人格を患ったのはこの時であり、ベルトルトの辛い記憶として残っていた。

「悲劇はここで終わらせる」と決意を固めたベルトルトは、アルミンの交渉や揺さぶりにも動じず、「超大型巨人」となって大爆発を起こす。これにより、近くにいたハンジ班は全滅。

巨人の持つ異常な生命力で、ライナーも再生。エレンはベルトルトに戦いを挑むも、圧倒的体格差を前に蹴り飛ばされてしまう。窮地に追い込まれる中、アルミンは注意深い観察で作戦を立てた。

まずは、コニーと唯一生き延びていたハンジが、ライナーの両顎を雷槍で吹き飛ばす。それによって開いた口に、ミカサが雷槍を打ち込み、うなじから弾き出されたライナーの捕獲に成功

一方、アルミンは、「超大型巨人」に1人で挑み、全身が焼け焦げるまで熱風を受け続ける。ベルトルトには無策な特攻に見えたが、熱風で使い切った筋肉を回復させていたとき、人の姿に戻ったエレンが背後から接近し、うなじを切り裂いた

「獣の巨人」への奇襲攻撃!「超大型巨人」を継承するのはアルミンとエルヴィンどっちだ?

壁の反対側では、「獣の巨人」による岩つぶての投擲で、熟練兵士が全滅していた。残存兵力が、エルヴィン、リヴァイ、新兵のみとなる中、エルヴィンは最終作戦を実行。新兵たちとともに、信煙弾を放ちながら「獣の巨人」に特攻し、注意を引きつける。エルヴィンや新兵らが次々と倒れる中、リヴァイは託された任務を果たすため、周囲に立ち並ぶ巨人を伝い、「獣の巨人」に奇襲をかけた。渾身の斬撃で、中身のジークを引きずり出すことに成功するも、潜んでいた「四足歩行の巨人」に奪い去られてしまう。

後を追うリヴァイがエレンの前に現れたところで、死亡したかに思われたアルミンが、息を吹き返した。ベルトルトを食わせて蘇生させようと、リヴァイの持つ巨人化用注射が打たれようとしたところで、特攻部隊唯一の生き残りであるフロックが、瀕死のエルヴィンを運んでくる。

リヴァイは、迷わずエルヴィンに注射を打とうとするが、エレンに「世界を救えるのはアルミンだ」と、実績や能力について必死に訴えられる。エルヴィンのうわ言を聞く中で、数々の仲間を死に追いやらなければならない地獄から解放させようと決意。注射はアルミンに打たれ、「超大型巨人」の能力が継承された。

「四足歩行の巨人」により、ジークとライナーを奪取されてしまったものの、敵の撤退が確定したため、「ウォール・マリア奪還作戦」は成功。生き残ったのはエレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、リヴァイ、ハンジ、新兵フロックの9名のみであった。地下室にたどり着くと、エレンの父の手記が発見され、そこには衝撃的な「人類の秘密」が記されていた。

人類の秘密が明らかに!明かされた父グリシャの記憶

壁の外の人類は、滅んでなどいなかった。エレンたちがいる世界は、パラディ島内の「エルディア」という一つの国であり、エレンの父グリシャ・イェーガーの出身は、軍事大国「マーレ」といった。

何かのきっかけで巨人化能力を獲得した「始祖ユミル」の子孫は、「ユミルの民」と呼ばれ、「道」と呼ばれる別次元の空間において、みな繋がっているという。巨人の脊髄液を接種することで巨人化できる彼らは、100年前まで世界を支配していたが、戦いに疲れ果てた王カール・フリッツが、「始祖の巨人」の力で「巨人大戦」時に、パラディ島に壁を築き閉じこもった。

その際、フリッツ王は、数千万の巨人が世界を平らにする「地ならし」を抑止力として掲げ、世界は容易に侵略することができずにいた。それから、パラディ島エルディア人は「島の悪魔」という憎悪の対象となり、マーレに取り残されたエルディア人は「悪魔の末裔」として虐げられることになる。

グリシャは幼少期、妹が憧れた飛行船を見せるため、共に収容区から脱走するが、マーレ当局に見つかり、妹を理不尽に殺されてしまう。その時の憎しみから成人後、「始祖の巨人」奪還による革命を目論む「エルディア復権派」のリーダーとなる。王家の末裔ダイナ・フリッツとの間にできた、息子ジーク・イェーガーを戦士に育てようとしたが、復権派メンバーは身の安全を選んだジークの密告で、逮捕されてしまう。

「進撃の巨人」に託された意志とは?調査兵団は念願の「海」へ

防波堤で次々と注射を打たれ、巨人化するグリシャの仲間たち。パラディ島にいる巨人の正体は、彼らのような人々であった。エレンは、この光景を父の記憶を通じて見たことで、母を食べた巨人の正体が、王家の血を引くダイナであった事実を知る。いよいよグリシャの番になろうとしたとき、マーレ当局の男が突然巨人化して、マーレ陣営を壊滅させた。

彼は、エレン・クルーガーという「エルディア復権派」のスパイだった。クルーガーによると、一般的な巨人とは異なる知性や特殊能力を持った「九つの巨人」が存在し、その力を持った者は13年しか生きられないという。そして彼が持ち、エレンにも継承される巨人の名前こそが、「進撃の巨人」であった。

死期が迫るクルーガーは、始祖奪還のため「進撃の巨人」を託すと伝える。復権派を死に追いやったグリシャは自信喪失していたが、すべては壁の外に出た幼少期の自分の行動から始まったこと、「これはお前が始めた物語だろ」と、クルーガーに奮い起こされ、覚悟を決める。エルディアに到達後は、結婚してエレンをもうけた。

兵団は、これらの情報を国民に公開。「ウォール・マリア奪還作戦」で生き残った兵士は、ヒストリア女王より勲章が授与された。しばらくして、パラディ島にいる巨人の大部分は討伐される。遠征の先で調査兵団が初めて目にしたのは、果てしなく広がる「海」であった。

マーレ襲撃編【明かされる「敵」側の景色】

  • 「車力の巨人」ピークと「顎の巨人」ポルコ登場!マーレはエルディアへの攻撃を決意
  • ライナーやベルトルト、アニが侵略した「始祖奪還計画」の真相とは?
  • エレン、世界が注目する演説の真っ最中に出現!
  • 調査兵団によるマーレ襲撃!サシャ凶弾に倒れる

「車力の巨人」ピークと「顎の巨人」ポルコ登場!マーレはエルディアへの攻撃を決意

「ウォール・マリア」での戦いから4年後、軍事大国マーレは、「超大型巨人」や「女型の巨人」などの損失により弱体化し、他国に狙われ始まった戦争の最終局面を迎えていた。

隊長マガトのもと、エルディア人兵士が組織され、巨人の継承を目指す戦士候補生ガビやファルコらも参加。ガビは市井の少女を装い、奇襲に成功する。その後、四足歩行型の「車力の巨人」を持つピークや、104期生ユミルから継承された「顎(あぎと)の巨人」を持つポルコ、ジークやライナーによる巨人継承者の攻撃により、勝利を収める。

しかし、「鎧の巨人」の皮膚も貫く「対巨人砲」をはじめとした、他国の軍事技術進化により、「巨人一強時代」の終焉が間近に迫ることが予感された。そこで、戦士長であるジークは、軍部に進言。軍事技術向上の時間を稼ぐため、今一度「始祖奪還計画」を実行し、巨人の力を強めるべきだという提案が採用される。かくしてマーレは、再度エルディアへの戦いに向け、準備を開始した

ライナーやベルトルト、アニが侵略した「始祖奪還計画」の真相とは?

ライナーやジークら巨人継承者は、祖国を守る「名誉マーレ人」として、一定の権利と信頼を得ていた。戦果を挙げたガビは、継承者が確定していない「鎧の巨人」の第一候補であったが、ファルコは好意を寄せる彼女の命を守ろうと、継承権を奪取する努力をしていた。

幼少期のライナーは、マーレ人として認められたいという母の願いを叶えるため、「名誉マーレ人」を目指していた。ベルトルトやアニ、ピークなど優秀な人材に遅れをとり焦っていたが、弟ポルコを守ろうとするマルセルの計らいが働き、「鎧の巨人」を継承する。

ライナー、ベルトルト、アニ、マルセルは、「地ならし」の脅威から世界を救う「始祖奪還作戦」のメンバーとしてパラディ島に向かっていたが、地面から這い出てきた巨人からライナーを守ろうとして、「顎の巨人」保有者マルセルが捕食されてしまう。この巨人の正体が、104期生のユミルである。

アニは作戦中止を提案するが、ライナーが戦果を挙げなければ粛清される可能性を訴えたため、作戦は続行。ベルトルトの「超大型巨人」が「ウォール・マリア」の壁を破壊し、アニの「女型の巨人」の叫びにより巨人を集め、ライナーの「鎧の巨人」による突進で、内門を破壊した。人間に戻ったベルトルトは、エレンの母を捕食したダイナの巨人に接近されてしまうが、なぜか襲われずに済む。避難民になりすました3人は、壁内の侵入に成功。ライナーの心にあったのは、「自らの力で英雄になる」という思いであった。

侵入後、兵団で3年間調査するも糸口がつかめなかったため、「始祖の巨人」保有者とされる王の出方をうかがう目的で、「ウォール・ローゼ」を破壊。その際、エレンの巨人化能力が発覚し、彼の連行を目的としてアニは憲兵団に、ライナーとベルトルトは調査兵団に入隊した。

エレン、世界が注目する演説の真っ最中に出現!

再度「始祖奪還計画」を実施するにあたって、マーレは他国からの敵視を、エルディアに移す必要があった。ジークは、作戦の大義を全世界に知らせるための演説を提案。その役目を担ったのは、「巨人大戦」時、エルディアを敗戦に追いやった英雄として語られている一族の末裔、ヴィリー・タイバーであった。

エルディア人でありながら、他国からの信頼が厚いヴィリーの力もあり、エルディア人収容区に各国の要人や新聞記者が集い、演説が開始。「エレン・イェーガーによる『始祖の巨人』簒奪により、世界が『地ならし』の脅威にさらされているため、今一度『始祖奪還』が必要である」と訴えた。その頃、ピークとポルコは、見覚えのない兵士に「隊長が呼んでいる」と連れ出され、密室に閉じ込められていた。

一方、負傷兵になりすましマーレに侵入していたエレンは、病院で出会ったファルコに取り入ることで、ライナーとの再会を果たしていた。ライナーは衝撃を受けつつも、演説会場の真下の部屋にいるエレンを刺激しないよう話を進め、自らの過ちを泣きながら謝罪する。エレンは理解を示すが、「お前と同じで、おれは進み続けることしかできない」と強い決意を表明。エレンは巨人化し、演説舞台の中心に姿を現した。

調査兵団によるマーレ襲撃!サシャ凶弾に倒れる

この演説には、軍内部に潜む敵勢力をおびき出し、かつ、保守的な軍上層部を一掃するという、ヴィリーとマガト隊長による裏の目的があった。命を賭していたヴィリーはエレンに食い殺され、テロ現場は阿鼻叫喚を極める。一箇所に集められていたマーレ軍中枢は、真っ先に狙われ壊滅。数多くの要人たちが犠牲となり、全世界によるパラディ島への敵視は確実なものとなった。ガビとファルコの同期2人も、岩の下敷きになり死んでしまう。

エレンは、ヴィリーの妹が隠し持っていた「戦鎚の巨人」との戦闘を開始。硬質化で、自在に武器を作り出す能力に苦戦するが、潜伏していたミカサとの共闘により追い詰め、ヴィリーの妹は水晶体に身を隠す。駆けつけた調査兵団がマーレ軍を制圧する中、機転を利かして部下に救護させ復帰したピークやポルコが参戦。さらにジークの到着で巨人らが集結し、戦況は五分となる。

しかしその後、アルミンの「超大型巨人」による爆撃で、マーレ軍港は壊滅。ジャンの雷槍やサシャの狙撃により「車力の巨人」は倒れ、「顎の巨人」はミカサによって四肢を削がれる。エレンは「顎の巨人」の咀嚼力を使い、水晶体を破壊することで、「戦鎚の巨人」を継承した。守りが薄くなった「獣の巨人」のうなじをリヴァイが切り裂き爆撃、マーレの主要戦力は制圧される。脱出経路の無いエルディア陣営に見えたが、ハンジらが乗った飛行船が現れ、調査兵を回収した。

何としてでも一矢報いようとするガビは、飛行船につながりしんがりを務めていた兵士を狙撃。ガビを救う決心の固いファルコとともに、立体機動装置で飛行船へ侵入した。戦勝を祝していた調査兵らは、突然現れた少女の発砲に対応できず、サシャが凶弾に倒れ、息を引き取る。

確保されたガビたちが飛行船の奥で見たのは、人の姿に戻ったエレン、ピークやポルコを幽閉した女性兵、そしてリヴァイに殺害されたはずのジークの姿であった。

イェーガー兄弟の思惑編【崩れ行く信頼】

  • 兵団に反旗をひるがえした「イェーガー派」!止まらないエレンの暴走
  • ジークの過去と真意が明かされる!「エルディア人安楽死計画」とは?
  • マーレ軍の奇襲によりエルディアVSマーレの全面戦争が開始
  • ついに「道」へ到達!グリシャと「始祖ユミル」の記憶で明らかになった衝撃の真実

兵団に反旗をひるがえした「イェーガー派」!止まらないエレンの暴走

遡ること3年前のパラディ島。マーレからの調査船に、ジークの命を受けてやって来た「エルディア人救済」を目的とする「反マーレ派義勇兵」が紛れ込んでいた。リーダー格のイェレナはピークらを幽閉する女性兵であり、ジークが「マーレ襲撃」の首謀者であった。彼らの目的は、「始祖の巨人」(エレン)と「王家の血を引く巨人」(ジーク)の接触で「不戦の契」を無効化し、「地ならし」の脅威を世界に見せつけ、他国を牽制する間にエルディアを発展させることである。エレンがライナーらにさらわれた際、王家の血を引くダイナの巨人との接触で巨人操作ができたのも、この効果によるものだった。

兵団は、義勇兵やマーレ捕虜から情報を得て、文明を発展させていく。捕虜の料理人ニコロはしぶしぶ食事を振る舞っていたが、感涙にむせびながら貪るサシャに好意を抱いていた。

1年後、エルディア唯一の友好国である「ヒィズル」のアズマビト家当主、キヨミが訪れる。東洋の容姿を持ち、一族の末裔であったミカサとの出会いに喜ぶが、彼女の主な目的は、ジークの計画に参与しエルディア発展を支援する報酬として、「パラディ島資源独占の権利」を得ることであった。

現在、マーレの襲撃で強硬策をとったエレンやジーク、義勇兵らは兵団により軟禁。イェレナはエレンと密会し、襲撃をそそのかした疑いがあった。ジークは「巨大樹」の森で、リヴァイと30名の調査兵が監視。「ウォール・ローゼ」で発生した巨人については、ラガコ村の住民に自身の脊髄液を含んだガスを吸わせ、叫ぶことにより巨人化させ操ったと説明する。これはジークが王家の血を引くことによる特殊な力であった。

そんな折、コントロールが効かないエレンを他の兵士に食わせようと画策していた兵団のトップ、ダリス・ザックレーが何者かによって爆殺される。示し合わせたように、「戦鎚の巨人」の力を使ってエレンが地下牢から脱走した。これらの事件により、兵団に抗いエレンとジークの接触を支援する「イェーガー派」の存在が明るみに出る。リーダーは、「ウォール・マリア奪還作戦」での特攻部隊唯一の生き残り、フロックであった。

その後、ガビとファルコがニコロとの接触に成功したが、サシャ殺害の件がニコロの逆鱗に触れ、ワインボトルで殴られてしまう。現場に駆けつけていたハンジら調査兵団は、ファルコの口に入ったワインに「ジークの脊髄液」が含まれていた事実をニコロに告げられる。イェレナは本性を表し、ワインを飲んだ兵団上層部を脅して、政権を掌握。フロックらと現れたエレンは、ミカサを「お前がずっと嫌いだった」と突き放し、殴ってきたアルミンに膝蹴りを食らわせた後、ハンジらとともに地下牢へ幽閉した。

ジークの過去と真意が明かされる!「エルディア人安楽死計画」とは?

「巨大樹の森」で監視されていたジークが叫び声を上げたことで、ワインを飲んだ調査兵らが一斉に巨人化してしまう。巨人化研究の副産物として生まれたアッカーマン一族であるリヴァイは巨人化せず、仲間だった巨人たちに次いで「獣の巨人」を討伐。ジークの腹部に雷槍を突き刺し、取り押さえた。ジークは朦朧とする意識の中、恩師の存在を思い出す。

幼少期、ジークは街の男から「悪魔の末裔がガキを作って繁殖しやがって」と家族ともども罵声を浴びせられた経験があった。大きくなると「始祖奪還作戦」のスパイとなるため、グリシャによりマーレの訓練に参加させられるが、成績は奮わない。野心も弱く、両親の期待に答えられない息苦しい日々の中で、「獣の巨人」継承者であり、巨人研究の第一人者でもあるクサヴァーと出会う。キャッチボールの才能を見込まれたジークは、ありのままの自分を認め愛してくれるクサヴァーに心を開いていった。

ある日、マーレ当局が「エルディア復権派」の逮捕準備をしていると知ったジークは、クサヴァーに相談。苦肉の策として両親の告発を提案され、ジークはこれを実行した。

数年後、ジークは、クサヴァーから教えてもらった「ユミルの民の身体の組成を変えられる」という「始祖の巨人」の力を使い、「ユミルの民」から子どもを生まれなくすることを思いつく。エルディア人の生まれに強い劣情を抱くクサヴァーは賛成し、研究で導き出した「不戦の契」に囚われない「始祖の巨人」の力の発動条件を教えた。ジークは「真の父親」と慕うクサヴァーから、「獣の巨人」を継承。ジークを崇拝するイェレナの協力のもと、「エルディア人安楽死計画」が始動した

ジークは大義を成し遂げるため、雷槍を起爆。腹部で切断されたが、死ぬ間際「始祖ユミル」が動かす巨人の体内に取り込まれ、奇跡的に蘇生する。一方、至近距離で最悪の被害を受けたリヴァイは、フロックらに連行されていたハンジに発見された。

マーレ軍の奇襲によりエルディアVSマーレの全面戦争が開始

マーレへの襲撃を受けた直後、上層部の死により元帥に昇格したマガトは、ジークの死体が見つからないことやピークらを罠にかけたイェレナの情報などから、2人の裏切りを確定させていた。世界連合艦隊の集結を待ち、半年後エルディアへ総攻撃をしかけると説明するが、ライナーはジークの目的が不穏なことから、迅速な反撃を主張する。

エルディアに潜入したピークとポルコは、奇襲によりエレンを巨人化させ、その位置を暴くことに成功。マーレ軍の飛行船が襲来し、ライナーとエレンの戦闘が始まった。ポルコとピークも加勢し、マーレ軍対エルディア軍の総力戦となる。マーレ側の目的は「始祖の巨人」奪還と、イェーガー兄弟の接触阻止であった。エレンは、地面から様々な武器を作り出す「戦鎚の巨人」の力を駆使して戦う。数の力に押されつつあったが、その場にたどり着いた「獣の巨人」の投石によって盛り返した。

イェレナから「エルディア人安楽死計画」を聞かされ、エレンへの協力に逡巡していた104期生だが、エレンが安楽死を容認するはずはなく、「始祖の巨人」を掌握して「地ならし」を発動させようとしているのだというアルミンの説得により、援護に回る。民家に隠れていたファルコは、最期を覚悟してガビに好意を伝えたが、ジークの叫びによりピクシス含む兵団上層部共々、マーレ軍を襲う巨人とされてしまう。ポルコは致命傷を受けた自分の命を犠牲に、「顎の巨人」をファルコに継承させ命を救った。

イェーガー兄弟は激しい戦闘の中、意表を突くため人間に戻り接近。エレンの首がガビに撃ち抜かれるが、頭部とジークの手が接触したことで2人は「道」に入る。

ついに「道」へ到達!グリシャと「始祖ユミル」の記憶で明らかになった衝撃の真実

「始祖の巨人」を持つエレンは、ジークから「ユミルの民不妊化」を指示されたが、これを拒否。「道」に来るために話を合わせていただけだと明かした。しかし、壁内の王と違い「不戦の契」を無効化したジークは、望みを果たす前に唯一の親族であるエレンの洗脳を解こうと、グリシャの記憶をめぐる旅に連れて行く。

グリシャは、「超大型巨人」が攻めてくる何年も前から「始祖の巨人」のありかを掴んでいたが、家族の無事を優先し、復権派の念願である「始祖奪還」を中断していたことが分かる。そこに「子を自らの思想に染めようとする父」の姿はなく、ジークはエレンが自らの意志でエルディアのために戦っていることを理解した。

巨人が侵略してきた時、グリシャはついにレイス家のもとへ行き、「始祖の巨人」を奪う使命を果たしにきたと宣言。「進撃の巨人」が、「未来の継承者の記憶を覗き見れる能力」を持つことを明かす。一度は殺害をためらうが、「道」に来たエレンから「これは父さんが始めた物語だろ」と発破をかけられ、レイス家殺害と「始祖の巨人」奪取を実行。その後、グリシャはジークの存在にも気づき、ジークは過去の育て方を謝罪され驚く。

「道」に戻ったエレンはジークに、「ウォール・マリア奪還作戦」後の授賞式でヒストリアの手に口づけをした際、これから起こる「未来の景色」を見たと述べる。ジークは急いで「ユミルの民不妊化」を「始祖ユミル」に命じたが、エレンが抵抗し彼女に触れたことで、記憶が開く。

古代都市、愛し合う貴族の夫婦がいる一方、ユミルは孤独な奴隷であった。ある日、家畜の豚を逃した罪で、森の中に狩りの獲物として放たれてしまう。逃げ回っていると大樹に開いた穴の中に落下し、「有機生物の起源」に触れたことで巨人化を遂げる。エルディアのフリッツ王は、巨人の力で国を発展させ、他国を征服した。

ユミルは、子を残すためフリッツ王と結婚させられる。母親となった彼女は、謀反人からフリッツ王をかばい怪我を負うが、依然奴隷としか扱われていないと悟り、死を選ぶ。フリッツ王は巨人の力を残すため、3人の娘マリア、ローゼ、シーナに母の脊髄を食わせ、それ以降「ユミルの民」に巨人化能力が備わることになる。ユミルは「エルディア繁栄のために巨人を絶やすな」という王の命令に従い、「道」の中で巨人を作り続けてきた。

しかし、もう終わりだとエレンは告げる。「誰にも従わなくていい。お前が決めろ。おれがこの世を終わらせてやる」と訴えるとユミルの目に力が宿り、エルディアを守っていた壁が一斉に崩れ始めた。

11 Comments

はじめ

ユミルが選んだのはミカサではなくエレン。
ユミルがフリッツ王が襲われたときに身を呈して救った姿はミカサそのものだった。
ジークや過去の王家の始祖継承者はユミルを思考のない奴隷としか見ていなかったがエレンだけは「人」として見てくれた。だからユミルはジークではなくエレンを選んだ。
そして自分と同じように命をかけて愛する人を守るミカサが、世界のために愛するエレンを殺すという決断をしたことが、カールフリッツとの決別を決断させた。ということだと思います。合ってる?

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ひかる

合っていると思います!ユミルは「愛から自由になったミカサ」を目の前で見ることができたので踏ん切りがついたのだと思います。巨人も道も、ユミルの未練が生み出した壮大な呪いだったとも考えられます。

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匿名

ネタバレありがとうございます。
自己犠牲によって世界に平和をもたらすのは、まどマギに通じるものがあるかもですね。
昔からあまり読む気にはなれず、ただストーリーは良いストーリーは良いと周囲が言っていたために、ちょくちょくネタバレを見てはいました。
あくまで個人的にではありますが、救いの無いストーリーで救いの無い結末になったなと思っています。
どこかで主人公が報われるようなハッピーな展開があると期待していたのですが……ネタバレだけ見ていてよかったー。

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匿名

主人公が救われるとしたら、ミカサが天寿を全うした事ではないでしょうか?
ミカサの子供か、養子の可能性かなりあるけど。決して孤独ではないので、ミカサの幸せをエレンは、1番願った事だと思うんです。

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ひかる

コメントありがとうございます。
ミカサが末永く生き、エレンを愛し続けたことに救いはあると僕も思います。
エレンの「自由になりたい」が原初的欲求だとすれば、「仲間や愛するミカサを救いたい」という気持ちは後天的な環境で得られた大切な願いで、いずれも本音なので。
子供は養子の可能性もありますね。ミカサなら処女を貫いても不思議ではないです。

返信する
匿名

エレンの目的は巨人をこの世から一匹残らず駆逐する事だから、その目的は遂行できているから救われていると思いますよ。

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ひかる

目的は遂行されたため、その点では救われたと思います。ただ、使命を成し遂げることと、個人的な魂の救済はイコールでは結ばれません。
そのため、「駆逐に成功したから救われた」というよりは、「進み続けた先でミカサに愛を持って介錯され、未来が確定している不自由から自由になれたことで救済された」と、僕は考えています。

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匿名

考察を面白く拝見させていただきました。寄生虫の存在の解釈ですが、全ての巨人化能力は、寄生虫が担っており、ユミルが宿主だったということ。ミカサの選択で、フリッツ王への思いが消えた時に、寄生虫はユミルを宿主にできなくなり、すべての巨人化の能力が消えた。そう解釈すると、寄生虫に描かれた象徴は、なんだったんでしょいか?

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ひかる

お読みいただきありがとうございます。「寄生虫が何を象徴しているか?」という点は非常に興味深い問いですね。僕自身の解釈としては、「人間の悪意を受け入れる器」のような存在だと考えています。それ自体では特に悪となりえませんが、人間の膨れ上がった悪意や不条理などと触れ合うとそれらを何十倍にも拡大する媒介的役割を果たすのではないでしょうか。
とすれば、それは「人間同士の相互作用(コミュニケーション)」の象徴とも言えます。人の憎悪を受け入れる組織(人のネットワーク)は現実にもあり、それがあるからこそ、個人がなし得る何倍もの被害が発生する事件・事故が起こりうる。
ただ、この「関係性」というものは実体がなく抽象的なものであるがゆえに、「寄生虫」というわかりやすい具体物に置き換えると、それが何の象徴か分かりづらくなっているかと思われます。
以上が僕の解釈です。

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