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【チェンソーマン】早川アキの魅力とは?復讐に人生を捧げた青年が見た未来

チェンソーマン 早川アキ

藤本タツキの人気作『チェンソーマン』において、主人公デンジの良き先輩兼保護者として活躍した早川アキ。

公式イケメンであり、第1回人気投票では女性票の大半を占めて堂々の3位に輝いた。

早川アキとは一体どんな人物なんだろうか?

今回は彼の魅力や生い立ち、契約している悪魔に関して掘り下げていきたい。

注意
以下、ネタバレ注意

オカン系男子な苦労人?早川アキの生い立ちとは

出典:amazon.co.jp

早川アキは公安対魔特異4課に所属するデビルハンター。

見た目は黒スーツにネクタイ、釘のような形状の刀を背負った青年。

黒髪をハーフアップに結び、サムライをモチーフにしているようにも見受けられる。

なおメンクイの狐の悪魔と契約していた事実を踏まえると、公式イケメンで確定している模様。

端正な容姿のクールな二枚目と思わせ、中身は意外に世話焼きでしっかり者のオカン系だ。

そんな彼の生い立ちはなかなか過酷、涙なしでは語れない。

アキの出身は北海道。父母の仕事は不明だが、雪深い僻地の一軒家に住んでいた。

家族構成は両親と弟、タイヨウに自分を含めた4人家族。

幼少期のアキは孤独だった。

それというのも病弱で寝込みがちなタイヨウが両親の関心を独占しており、仕方ないこととはいえ1人でほうっておかれたアキは、常日頃から寂しさを持て余していた。

両親の愛情に飢えていたせいか、タイヨウには辛く当たる場面も多かったが、タイヨウは兄ちゃんを慕って付いて回り、そんな微笑ましい素振りを内心では憎からず思っていた。

実際タイヨウにキャッチボールを乞われた時は「仕方ないな」と苦笑いで了承し、ミットを取りに駆け戻る背中を見送っている。

が、直後に悲劇が起きる。

日本に上陸した銃の悪魔が、タイヨウと両親ともども家を踏み潰したのだった。

眼前で家族を殺されたアキは以降復讐に魂を売り渡し、打倒銃の悪魔の誓いを立て、公安デビルハンターに志願する。

銃の悪魔への憎悪は成人してからも衰えず、その所在を掴む為なら我が身さえ惜しくないと、未来の悪魔との契約に際し寿命を切り売りしていた。

今でも家族の墓参りに毎年北海道に帰省するなど、実に弟思い+親孝行で感心な青年である。

最初は険悪?デンジ・パワーとの関係

出典:amazon.co.jp

アキはデンジの3年先輩にあたる。

公式で年齢は発表されてないが、喫煙者である事から少なくとも成人しており、20代前半の可能性が高い。

当初アキはデンジに対し、露骨な嫌悪感と反発を示していた。

マキマに紹介されたデンジを騙し討ちで路地裏に連れ込み、「お前向いてないからやめろ」とボコるなど、初対面の印象は最悪。

まさしく「お前の机ねえから」のチェンソーマンバージョンである。

しかし我らが主人公デンジがやられっぱなしに甘んじるはずもなく、全身全霊ボコりあって、ヤンキー漫画のような友情が目覚めかけていた(ように見えなく

もない)。

アキがデンジにヤキを入れたのは個人的な反発のみならず、優しさの裏返しかもしれない。

後に明らかになるアキの性格や公安デビルハンターの殉職率の高さを考えると、早めに諦めさせるのが吉と判断したのだろうか。

しかし彼の思惑は裏目に出て、上司のマキマ直々にデンジとの同居を命じられてしまうのだから、受難体質はなかなかのもの。

出会いこそ最悪な2人だが、以降は喧嘩しながらも仲良くやっていたように見える。

ちなみにアキは独り暮らしが長いせいか主夫スキルが高く、家事炊事掃除をパーフェクトにこなす。

早川家の料理番でもあり、彼の手作り飯を一口食べたデンジやパワーは絶賛していた。早い話、胃袋を掴まれた。

デンジのあとには血の魔人・パワーが転がりこみ、3人の共同生活が発足する。

怠惰でいい加減なデンジとパワーにイライラし、声を荒げることも少なからずあったが、疑似家族な3人がワイワイ食卓を囲むシーンは殺伐としたストーリーにおいて貴重な癒しを提供している。

マキマへの恋心は本物か洗脳か?

出典:amazon.co.jp

アキは物語序盤、初登場の段階からマキマに好意を示していた。

デンジとの殴り合いではそれを指摘され、面白いほど動揺している。

が、ここで忘れてはいけないのがマキマの正体。

彼女は本作のラスボスであり、洗脳によって人々の心をコントロールする支配の悪魔なのだ。

美人で巨乳で優しい理想の上司・マキマに健全な青少年が下心を抱くのは正常だが、アキのキャラクターからすると違和感を覚えるのも事実。

なにせ彼は家族を殺された復讐に人生の全てを捧げた男であり、銃の悪魔討伐を最重要課題に掲げるなら、色恋沙汰に現を抜かしている暇などないのだ。

実際物語後半、砂浜を散策するマキマと対峙した時点で洗脳は解かけており、「なんでこの人のこと好きだったんだっけ?」と自問している。

これに関して作者の藤本タツキは面白い発言をしている。

早川アキの名前には「空き」の意味があり、マキマの力で恋愛感情を植え付けられていた為もともと空っぽ、「アキ」に繋がるのだそうだ。

マキマへの恋心は彼女の洗脳によるもので、上司に対する尊敬の感情はあっても、それは異性への好意とは別種だった。

なお元相棒の姫野はアキに恋していたが、彼がそれに気付けず報えなかったのもマキマが付与した偽の感情に阻まれていたからかもしれないと考えると、なんとも罪作りだ。

元相棒・姫野と新しい相棒・天使の悪魔

出典:amazon.co.jp

アキを語る上で外せないのが元相棒・姫野の存在。

彼女は黒スーツにショートヘア、片目に眼帯をしたボーイッシュな美女で、アキの指導役の先輩にあたる。

アキは喫煙者だが、煙草を喫い始めたのは姫野がきっかけ。

姫野にはアキの前に5人の相棒がいたが、全員悪魔との戦いで殉職している。

その為新しい相棒のアキまで失うのを極度に恐れ、彼が怪我をするたびひどく取り乱していた。

なお姫野と出会った当時のアキはまだ未成年。

アキが耳にしているピアスも彼女に開けられたもので、親しい関係性がうかがえる。

そんな姫野もまた、サムライソードとの戦いで命を落とし、アキは大変ショックを受ける。

彼からすれば家族に引き続き、相棒までも悪魔に奪われたことになるので、復讐心が燃え上がるのは仕方ない。

しかし、サムライソードを殺す間際に姫野が煙草に書き残した言葉、「Easy revenge!(気軽に復讐を!)」を思い出して吹っ切れる。

 

姫野の仇を討ったあとにバディを組んだのが天使の悪魔だ。

自分の寿命が縮むのを顧みず、体を張って彼を助けたアキは、天使の悪魔に信頼を寄せられている。

2人の関係は良好で、マキマへ直談判に赴くアキにも付き添っていた。

その事がきっかけで封じられた記憶を思い出し、惨劇に巻き込まれてしまったのは皮肉というしかない。

終始ダウナーで無気力な天使の悪魔だが、ピンチに陥ったアキを庇うあたり友人として心を許していたようだ。

なお天使の悪魔と組むのを契機にアキは煙草を捨てており、姫野との決別を表すシーンと推測される。

涙なしでは語れない早川アキの最期

チェンソーマン9巻書影画像

出典:amazon.co.jp

支配の悪魔・マキマの本性を見抜いたアキ。

マキマへの好意すら偽物の感情だったと知って愕然とするが、悲劇はまだ終わらない。

マキマの支配の力で洗脳を強化されたあと、再び侵略してきた銃の悪魔に肉体を乗っ取られ、銃の魔人と化すアキ。

この世で一番憎い家族の仇と融合させられた挙句、幸せだった幼少期の幻覚を見せられ、大量殺戮を強制される……

もし僅かでも理性が残っていたら耐え難い、最悪の状況だ。

幸か不幸か日本国民を虐殺している間、デンジと雪合戦する夢を見続けていたのが泣かせる。

最終的には被災者およびその遺族に縋り付かれたデンジがチェンソーマンと化し、銃の悪魔の暴走を食い止めるのだが、アキの最期の幻覚の中でデンジは号泣していた。

アキにとってのデンジは弟に等しい存在であり、パワーと並ぶ庇護対象。

故にこそ壮絶バトルの間、子供時代のデンジと雪合戦をする楽しい夢を見ていたのでは、と考えるとやるせない。

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